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異能清春と水無月治子「吸血鬼」1

「コーカソイド吸血ウイルス」

1800年、フランス革命戦争の最中に、戦乱のフランス、オランダ、ドイツから吸血病が発生して、戦渦の混乱によってウイルスが拡大。瞬く間に欧州中に吸血病のウイルスが広がった。

欧州は暗黒の時代を迎えた。吸血病ウイルスはコーカソイド系のみに感染罹病する特徴があり、アジアにウイルスが持ち込まれても、それに感染することはなかった。吸血病は世界中のコーカソイドヒューマンに拡大し、人間として生存できているのはモンゴロイド系のアジア人「モンゴロイドヒューマン」ばかりになったが、人間として生き残るということは、吸血病罹患者の餌食となる運命にあった。

以来、コーカソイドヒューマン対モンゴロイドヒューマンの戦いが続いたが、吸血病ウイルスを研究した日本人医師・緒方洪庵によって「人工血液」が開発されたことで、1853年に日本を襲撃したアメリカの吸血鬼マシュー・ペリーに人工血液と、その生成方法を提供し、日本人が吸血鬼たちの餌食になる事は避けられた。その後も、イギリス、フランス、ロシアなど日本人を餌食にしようと来航してきた国々にアメリカ同様に対応したことで、彼らの餌食になる事は避けられたのだった。

それから、日本は数々のコーカソイドヒューマン吸血国と戦いを繰り広げてきた。戦争の要因は「コーカソイド吸血鬼たちが日本人の女性を犯して子を産ませ、吸血鬼ウイルスの血を薄めてウイルス感染から抜け出す」ことにあった。

しかし、1944年、日本人の稗田左文字博士によってコーカソイド吸血ウイルスに対抗するワクチン「ヒエダ660」が作られ、世界中の吸血鬼は元の人間に戻ることができたのである。

「異能清春と水無月治子」

1976年の夏、群馬県伊勢崎市連取本町に建つオンボロアパート「平和荘」の異能清春の部屋を水無月治子が訪ねてきた。治子は埼玉県本庄市にある女子短大の2年生で、異能とは探偵文学倶楽部の会員であり、倶楽部が発行する探偵小説同人誌「推理」の編集長と副編集長というだけでなく、プライベートでは恋人同士である。恋人であるが故に平和荘の異能の部屋で半同棲するという間柄であった。

半同棲するほどだから愛し合っているのだが・・・
たまには探偵小説同人誌「推理」の企画で喧嘩をすることはある
そんな時は異能も治子も意地になってしばらくは、お互いに口をきかない
それでも、異能の部屋の本が崩れ落ち、バランスを失った書棚が倒れて、異能が下敷きになる寸前には治子が助けてくれた
やはり、運命が結んだ探偵カップルなのだ

◆今回は「異能清春&水無月治子」のChatGPT描画だけです。いつからかは不明ですが、ふたりと吸血鬼残党との戦いが始まります。


つづく

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