災害の多様性「世界終末期」1
「犯罪災害」
「私たちの国は、確実におかしくなっている。私はこの事件の取材を通じて、そのことを痛感せざるをえなかった。従来のやり方では太刀打ちできないおお金変化が起きているのだ」
齋藤寅 著「世田谷一家殺人事件」エピローグより
「治安悪化とクリミナル・グループ」
「オレオレ詐欺」は、2005年前後から増え始めたと記憶しています。2000年代に入ってからこういうタイプの事件が多発するようになりました。
2000年の大晦日に発生した「世田谷一家殺人事件」について書かれた本があります。齋藤寅さんの「世田谷一家殺人事件 侵入者たちの告白」です。これを読んで当時に国際的な「クリミナル・グループ」の存在を知りました。
著者の齋藤さんは世田谷一家殺人事件の現場に残された犯人の遺留品からクリミナル・グループの仕業ではないかと推理しているのですね。推理というかほぼ間違いないのだと僕も思います。クリミナル・グループとは、外国人の犯罪集団のことです。だから犯人が捕まらない。しかし、当時、今のように防犯カメラがあちこちに設置されていたら、犯人は簡単に捕まったでしょうね。
世田谷一家殺人事件では、現場に残された犯人の遺留品の中に英国ブランドで韓国製のスニーカーがあったこと、さらに残されていた犯人の血液のY染色体が(日本人であれば33人に1人、中国人であれば、10人に1人、韓国人であれば5人に1人)であったことから日本人以外の犯人ではないか?という説があります(Wikipedia世田谷一家殺人事件より)。
「匿名・流動型犯罪グループ」
もうひとつ、元は特殊詐欺(オレオレ詐欺)から始まっている匿名・流動型犯罪グループは、短絡的な若者たちを利用して多様な犯罪を実行させています。
今回の「那須の遺体遺棄事件」は、匿名・流動型犯罪グループの組織的な犯行ではないようですが、それでも実行犯たちは、その末端の人間たちのような気がします。依頼があれば「たった250万円」でも人殺しをしてしまう。今や日本中に設置されている防犯カメラ網を気にすることなく凶悪犯罪に手を染めてしまう短絡的な人間たちです。気になることは実行犯とされるひとりは韓国籍であるということです。国籍に対する差別ではありません。彼もクリミナル・グループの一員ではないか?と個人的に思っているだけです。
平成7年(1995)に発生した「八王子スーパー強盗殺人事件」は、一説には犯人が中国人だったという説もあるし、平成15年(2003)の「福岡県一家4人殺害事件」は、中国人留学生たちの犯行でした。
ということは、既に1990年代からクリミナル・グループが暗躍していたのではないか?とも考えられますね。
平成27年(2015)に熊谷で起きたペルー人による連続殺人事件は、警察署からの逃亡中に起した実に無計画で突発的な事件でした。このペルー人がクリミナル・グループであるかどうかはわかりませんが、事件の残虐さからみて、人の命を何とも思わない身勝手な短絡思考であることは同じです。
最近ではベトナム人による窃盗事件が多発しています。留学生たちが経済的に困窮しているのか悪人に唆されているのかはわかりませんが、これもクリミナル・グループ絡みなのだと思われます。
外人と日本人は本質的に思考が違う? いえ、同じです。人間である以上、楽して儲けるのが好きなはずです。それが犯罪に手を染めるかというと違いますが、最近の犯罪を見ると、やはり個々の生活環境や教育であるのだろうと考えます。