東京万景「遅すぎた青春の街」1 新宿区上落合
今日は東京の東中野まで古い友人の作品展を見に行った。その前に少し脱線する。
東中野は、新宿、高田馬場、大久保に近く、いずれも歩いて行ける距離である。僕が親元から独立して住んだのは東西線の落合駅に近い上落合だったが、この上落合から東中野駅までは歩いて5分ほどと近い。そう、東中野からは落合も徒歩圏内だし、足をのばせば西武線の中井駅や下落合駅にも歩ける。中井駅を越して急坂を登れば目白駅にも行ける。東中野と落合は便利な場所なのだ。
当時の仕事場は、池袋、大塚、新宿、目黒、湯島とコロコロと変わる。僕は秋っぽくて、こらえ性がないので、短くて1日、3日。長くても1年から2年とマトモじゃない。
マトモじゃないから、色々な出来事が起きた。基本的にはブサイクだし貧乏だし頭も悪かったから異性にモテたことはないが、数人の女性たちが訪ねてきたし、そのなかのひとりとは一緒に住んだりもした。
そんなことだけではない。悪いことも良いこともたくさんあった。このワンルームマンションでの出来事の記憶は強く、忘れようとしても認知機能が低下でもしなければ忘れることはないだろう。
つづく
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