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韓国ドラマ「サイコパス・ダイアリー」

韓国ドラマ「サイコパス・ダイアリー」は面白いです。10話くらいでもキレイにおさまる内容なのに、韓国らしく無駄な描写が多いドラマです。

人が良く、要領が悪くて、会社でいじめられて、人気のないビルで自殺しようとした主人公ユク・ドンシク(ユン・シユン)は、ビルの中で殺人鬼サイコパスの殺人現場を目撃してしまいます。恐怖で逃げ出すのですが、現場で殺人鬼が落とした手帳を拾ってしまいます。そのままビルの外に出るのですが、運悪く警察官シム・ボギョン(チョン・インソン)が運転するパトカーにぶつかってしまいます。

運良く無事だったのですが、記憶喪失になってしまうのです。それから自分が持っている殺人鬼の手帳を見て「自分は恐ろしい殺人鬼なのだ」と勘違いしてしまいます。バカな展開です。それから自分が殺人鬼になったような行動をとるのですが、もともと人が良すぎていじめられるぐらいですから殺人鬼のような行動をとれるはずがないのです。いずれにしても周囲の人には奇妙な行動に見えるのです。

「人が変った」と、恐怖された挙げ句に、もともとの人の良さが出て、今度は信頼されてしまったりするのです。その間に本物の殺人鬼ソ・イヌ(パク・ソンフン。実は上司なのですが…)も、ドンシクを見て「仲間だ」と思い込んで出世させたりするのですが、それも勘違いとわかって、今度はドンシクを殺人鬼に仕立て上げてしまうのです。

本当にバカな展開です。韓国ドラマは「ご都合主義」が多いのですが、これもまた然り…です。それでも俳優たちがコメディ上手で大笑いしてしまうのです。イ・ハンウィ、チェ・ソンウォン、キム・ミョンス、チェ・デチョル、キム・ギド、ホ・ソンテ…。名前を書いただけで笑ってしまいます。

結局はソ・イヌの罠にかかって逮捕され、裁判の結果無期懲役となってしまうのです。そして刑務所に…そこでようやく自分が殺人鬼ではないことに気がつくのですが…。本当にバカですねぇ。

主人公のユ・シユンは「製パン王キム・タック」で主人公キム・タックを演じて人気者になりました。婦人警官役のチョン・インソンは、大好きな映画「殺人の追憶」のラストシーンに出てくる女の子でした。子役だったのですね。大人になってもそのまんまといった感じです。

僕はね、チェ・デチョルとホ・ソンテが好きなんですよ。デチョルは「愛しのクム・サウォル」や「がんばれ!プンサン」でも大笑いする演技を見せてくれています。

ホ・ソンテは、その容貌から悪役が多く、いくつものドラマや映画に出ていのですが、そういえば、がんばれ!プンサンにも弔問客役で出ていました。

(敬称略)

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