台湾で大きな地震(M7.5のちにM7.7に訂正、震度6強)が発生しました。その影響が沖縄地方に出ています。沖縄の与那国島で震度4、近隣の沖縄地方の島々でも震度3の揺れでした。
台湾では2022年9月にもM7.3の強い地震がありました。
2022年のエコノミスト10月24日の連載記事「鎌田浩毅の役に立つ地学」に「琉球海溝と南海トラフで揺れが連動するM9級地震の懸念も」という記事がありました。これは同年9月に発生した台湾地震を解説したものでした。
この記事中の図が、日本列島西側太平洋の南海トラフが、宮崎県沖の日向灘を介して沖縄地方の太平洋側の琉球海溝と強い影響下にあるというもので、背筋が寒くなりました。
記事によると琉球海溝では数百年に1度の割合で巨大な津波が発生していたことが、津波堆積物の調査から判明しており、江戸時代の明和8年(1771)には琉球海溝を震源とする地震によって高さ30メートルの津波が八重山諸島に襲来し宮古・八重山で1万2000人の死者・行方不明者を出したたことがわかっています。
「明和の大津波」については、以下に気象庁のサイトから引用します。
いずれにしても、日本列島周辺の地震活動が活発化していますので、日々油断はできませんね。
僕は、ふんだんにお金があれば、すぐに日本から海外移住するでしょうね。ないから無理ですが(笑)。日本列島は、その名の通り周囲を海に囲まれた島です。地球規模で考えれば豆粒みたいなものです。そんな小さな島は、いつ海中に沈んでも少しも不思議はないのです。