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毛布くんくん

やらなくちゃいけない、やりたくないこと。
いかなくちゃいけない、いきたくないところ。
そんなことのもろもろに、向かい合わなくてはいけないときに、毛布に顔をうずめて、くんくんくんくんと、匂いをかいでみてください。

好みとしては、綿毛布です。毛の毛布というよりは、綿。ガーゼ素材も好きです。やわらかいタオルケットもいいですよね。はあー。いいにおい。

呼吸がゆっくりになって、手足があたたかくなって、おなかがゆるんで、頭の重さがかるくなって、ほーら、気持ちも少し楽になる。

何かが解決するわけじゃないし、毛布がパーマンに変身するわけでもないけど(コピーロボット、欲しかったなあ)、ドアを開けて外に出ようと思えるようになるのです。

冷静に考えれば、だれかの毛布くんくんでは多分こんな気持ちにならないし、嗅いでいるのは自分の匂い、もっと言えば自分の汗やそのほかの出てきたものの(とても、活字にしにくいですが…)匂いなのです、よね。
まあ、決して自分の毛布をひとにくんくんしろって言っているわけではありませんので、誰かに迷惑かけているわけでもないのですが、自分の毛布が好きって、自分の匂いが好きってことで、それってあまり大きな声で言えない、ような気もしてきましたが。

好きなんです、毛布。とくに、綿毛布。ふうー。

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