俺の音を聴いてくれ
おはようございます。雲田イチロウと申します。
RAINBOW4 というバンドでギターを弾いています。
どうもバンドマンというのは自分の音をアピールしたくなってしまうようで、困った性でございます。
最近はライブもできず、レコーディングどころか練習すらままならない状況で、お見苦しい・お聞き苦しいところではございますが私の音を聴いていただければ幸いでございます。
1959 Stratocaster Heavy Relic
[SPEC]
Body : Selected Light-Weight Alder 2PC
Body Finish : Nitrocellulose Lacquer . Heavy Relic
Neck : Rift-Sawn Maple . 63 C-Shape
Neck Finish : Nitrocellulose Lacquer . Heavy Relic
Fingerboard : Slab-Laminated Rosewood . 9.5" Radius . 6105 Narrow Tall Frets . 21F
Pickups : Custom Shop Hand-Wound Fat 50s STRAT PU
Controls : Vintage Modified Wiring #2 -Vol with Treble Bleed / Tone 1 (Neck&Mid) / Tone 2 (Bridge)- . 5way-SW
Weight : 3.47kg
Fender Custom Shop 製のギターで、お色は Aged Olympic White となっています。
1959年のボディに実は1963年のネックがついています。
本当なら1959年のネックは薄いのですが、これは程よい厚みがあって大変握りやすい。
それでいてスラブ張りのローズウッド指板ですから、本来あり得ない仕様なわけです。こういうのもカスタムショップならではで面白いですね。
1959年のボディの特徴というと、ピックガードのネジが10本となっていて、これは次の年以降のものよりも1本少ないのです。
つまりザグリが大きくなっているということで、音になんらか影響があるのか分かりませんが、そういう細かいところが大好きです。
塗装に関しては、特に Olympic White は下地がないので劇薄です(他の色は下地に白を塗ってから色を重ねている)。
肘のところは既に買った時より塗装が剥げて木部の露出が増えています。嬉しい。
ラッカー塗装はつや消しのような風合いが出ているのが大変に気に入っています(ラッカー塗装でもフラッシュコートというつや有りのものもあります)。
ピックアップはハンドワウンド(手巻き)の Fat 50s です。わざわざ手巻きしてもらっているというのが特別感があります。市販されているカスタムショップ製のものは機械巻きなので、なかなか交換する気にもならないのが良いですね。
そして、ローズウッド指板で50年代のピックアップが載るのが 1959 年モデルだけなので唯一無二の音作りができるのではないでしょうか。
出会い
これと出会ったのは昨年の冬、年末のことでありました。
自分が当時持っていたギターよりも高いギターをヴォーカルの石田が買ったものですから、これは負けちゃおれんということで御茶ノ水に繰り出した時のことでした。
「何かお探しですか」
「そろそろストラトが欲しいと思いまして」
「いいですね。気になったのがあればおっしゃってください」
「これ気になりますけど、カスタムショップって、やっぱ音がいいんですか」
「うーん、それにお答えするには実際に弾いてもらった方がいいですね」
なんていう会話をギタープラネットの副店長としまして、試奏をしたらば、それは大変に感動したものでした。
自分なりの機材選び
自分の機材選びの歴史は、合奏での音抜けとの戦いの歴史でありました。EQや音量、エフェクターなど小手先のものは試していて、これならその戦いに終止符が打てると思ったほどの音抜け、心に響く音がしました。
ギター・ベースで最もコスパが良いのは10万円台。それ以上は手を出すとヤバい(財布的な意味で)。という信念を貫いてきたため、即決は出来ず、その日から無限デジマート巡りが始まるのでした。
その日から幾度かギタープラネットに足を運び、他の楽器もたくさん試奏しました。
転機は年が明けた2月に訪れます。
IYH
1月末に初レコーディングで辛酸を舐めた我々 RAINBOW4 (過去記事を参照) はそれぞれ意気消沈をしておりました。
その状況を打開すべく、ひと財産投げうとうと言うことでついに買う決心をしました。
その時気になっていたのは、 Olympic White over Sunburst という、サンバーストの上から白色が塗られているというなんとも珍しい色のギターでした。
その前の週に試奏しており、取り置きしてもらうぞと思ったら商品ページが消えているではありませんか。
これはヤバいと思い問い合わせたら、昨日売り切れたということでした。
まだ最初に試奏したギターは残っており、もうこれは私が持ち帰るべきなのだと信じて買いました。
音
それでは音を聴いてみましょう。
トラック1 にクリーントーン、トラック2が歪みになっています。
こういうの初めて録ってみましたがなんだか恥ずかしいですね。
ピックアップは、トラック1 のリズムパートはフロント、リードパートはセンターです。トラック2のリズムパートはセンター、リードパートはリアです。
Universal Audio の Arrow をオーディオインタフェースに使っており、アンプは Universal Audio Plugin でかけ録りをしています。
トラック1 には Fender '55 Tweed Deluxe、トラック2 には Marshall Plexi Classic を使用しています。
加えて、トラック1 のリードパートには軽くリバーブをかけてあります。
最後に
まだまだ語り尽くせないことが多すぎるのですが、文字数的にこれくらいにするのがよろしいかと思い、締めといたします。
他の部分に関しては別の記事や、我々が作る音楽でお伝えできればと思います。
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