2024年11月20日 相場日記
相場概況
株は上昇:朝方には、ウクライナが米国供給のミサイルで初めてロシアを攻撃した一方、ロシアのプーチン大統領は核ドクトリンの改定を承認し、核兵器の使用基準を緩和したと伝わったことから、相場は下げていました。その後、ボラティリティーが高い中で持ち直しました。20日に決算を発表するエヌビディアが上昇しました。
金利は下落:ロシアとウクライナを巡る地政学的リスクの高まりが意識される中、安全資産とされる米国債が買われました。
金は上昇:地政学的リスク上昇が市場の焦点となっています。米国はロシアの核ドクトリン改定に対応して核指針を調整する理由はないと、政府報道官は発言しました。
原油は上昇:ニューヨーク原油相場は前日終値を挟んで上下に揺れた後、続伸で取引を終えました。ロシアの対ウクライナ戦争がエスカレートした一方、イランは核兵器級に近い高濃縮ウランの生産停止に同意しました。地政学的な状況の変化は今年何度か原油価格を押し上げたが、中国での需要不安や世界的に供給が潤沢な状況を背景に、相場は依然としてやや軟調に推移しています。
仮想通貨は上昇:地政学的リスクによる買いが入りました。株高による牽引もありました。19日にブラックロックのビットコイン現物ETFのオプション取引が米国で開始され、水曜日からはビットワイズのオプション取引も開始予定です。また、トランプ次期大統領が仮想通貨肯定派である金融大手キャンター・フィッツジェラルドのハワード・ラトニックCEOを商務省長官に指名する見込みであることも好感材料です。
通貨強弱
円は上昇後反落:対ドル相場は地政学的リスクによる上げを消す展開となりました。
豪ドルは上昇:株高に牽引されました。