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同人誌の表紙デザインどうする? ※字書き向け

「同人誌の作り方」に書ききれなかった表紙の話を書いていこうと思います。
主に二次創作の字書きさん向けです!

部数の話は前回の記事をご参考ください。

字書きさん、表紙作るの難しくないですか?!
私はここでかなりつまずきました…。

文章は書けるけど、デザインなんてやったことないけど?!
良い悪いの前に、そもそもアイデア何もないけど?!
ファイル形式?カラーモード?解像度って何?!って感じでしたね。

せっかく本文原稿出来たのに、表紙でまた頭を悩ませることになりました。
というわけで、字書きさん向け表紙の作り方をわかる範囲で書いていきます。
カバーとかオプションとかは全くわかりません!なので基本的なことだけ!


本のサイズとページ数が決まったら、印刷所のサイトで表紙のテンプレートを作ります。
ページ数決まってなかったら、とりあえず本のサイズで、表紙1表紙4のデザインだけしててもオッケーです。
背表紙はあとからでもオッケー。
テンプレートがなければ、計算方法は載ってるので計算します。

本が薄かったり、背表紙は紙の色のままでも良い方は、背表紙なくて大丈夫です。
表紙・背表紙・裏表紙までデザインをつなげたいとか、一気に全部作りたい方は、ページ数確定してから作ります。

表紙のテンプレートをダウンロード出来る印刷所はとても便利なので、あるところはどんどん活用しましょう。

そのサイズが、外注でも自作でも全ての元になります。
塗り足しには注意してください。

最終的に、サイトに書いてあるファイル形式・カラーモード・解像度の通りに設定して表紙を作ります。
デザインやイラストを発注する場合は、これもお伝えします。

この解像度、なかなか曲者なんですよね。
間違えるとガビガビな画像になります。
私は最初解像度が設定できなくて、めちゃくちゃ苦労しました😂



表紙のデザイン方法


①フルオーダーで外注する


デザインに自信ない方はこれ一択です。
あと、間違いない。

同人誌のデザインを受けてくれるデザイナーさん結構探すといます。

素材などもピクシブにアップされてるてんぱるさんとかは、イラスト持ち込みでも、フルオーダーでも対応してくださってます。

大手漫画描きさんとかもイラストを元にデザイン依頼されてるのを拝見します。
利用するのは字書きさんだけではないんですよね。
あと「同人誌表紙メーカー」も有名ですよね!


私がお世話になっていたブックネクストさんでもイージーオーダーをやってます。

あとは、ピクシブ・ココナラ・note・ツイッターなどなど、同人誌デザインを個人で受けてくれるデザイナーさん探すと結構いるかと思います。

購入した同人誌の装丁が気に入ったら、奥付に書いてあるデザイナーさんに問い合わせるのもいいですよね。

受注金額はそれぞれ違うと思いますのでお問い合わせください!

②絵師さんにイラストを描いて頂く+デザイン


絵師さんにイラスト描いて頂く手もあります。
全然知らない方よりは、相互さんとか友達とか、ある程度知り合いの方がやり取りしやすいと思います。
二次創作見てるとそういう方が多いかなあ。
もちろん界隈関係なく、イラストの依頼受けてくれる方もいます!

ちなみに、絵師さんに依頼した場合、基本的にイラストのみです。
装丁デザインまでやってくれる方もいるかもですが、基本的には絵師さんはイラストまでかと思います。
その後のデザインはまた別です。
イラストとデザインは別物なんですよね。

なので、出来上がったイラストを元に表紙デザインをする必要があります。
その場合は
■デザインを外注する
■自分でデザインする
になります。

好きな絵師さんに描いてほしい〜!
でもデザインは自分では出来ない!
ってときは、イラスト描いて頂いて、デザインは別に外注します。
外注する場合は上に書いた感じです。
イラスト持ち込みに対応しているデザイナーさんに発注します。

ただこの場合はかなりきちんと期間を設けないと間に合わないのでご注意ください。
イラストもデザインも時間がかかります。
どちらも依頼してすぐ出来るものではないので、計画的に予定を立ててください。
期間が短すぎるとお断りされることもあります。
あと、それぞれに依頼料が発生します。
そちらも金額変わりますので、絵師さん、デザイナーさんにそれぞれ問い合わせしてください。

①②はそれぞれ、きちんと常に連絡が取れる連絡先を使ってください。
個人でのやり取りでも、金銭が発生するので「取引」です。
やっぱりお互い信用第一です。

依頼するときは、ある程度のイメージとかあれば大丈夫かなと思います。

私が絵師さんにイラストを依頼したときは、仲良かったこともあって、かなり綿密に相談しました。
途中まで出来てた本文を読んでもらってイメージしてもらって、あとはお互いアイデア出し合って描いてもらいました。
私は絵は素人で細かなところまではわからないんですが、意見を出し合って出来上がった絵は本当に抜群な仕上がりでした。
身バレしちゃうので上げられないの悔しい…。うぐぐ

ただ、そこまで綿密に相談しなくても絵師さんはイラストのプロなので、意図を汲んでくれます。
アイデアあれば棒人間の簡単な構図だけでもいいし、色とか雰囲気とか、希望があれば伝えたほうがお互いやりやすいかと思います。
自分の本なので!そこは凝りましょう!


③自分でデザインする


予算的に表紙にお金はかけられない!
自分の本だから全部自分でやりたい!
なんとか自分でデザインしてみたい!

という方は、もちろん自分でもデザイン出来ます!
私も基本的に全部自分でデザインしてます。
絵師さんにイラスト描いてもらった時も、デザインは自分でやりました。

二次創作で本を作る時に知り合った友達にデザイナーがいるので、自分で作ったデザインのアドバイスをもらったりはするんですが、基本は全部自分でやってます。
図書館とかKindleUnlimitedとかでデザイン系の本を結構読み漁りました。
最後に作った本は、初めてそのままゴーサインをもらったので、ひそかに嬉しかったです。
成長してた…。

私はデザインはCanva(キャンバ)を使ってます。
これよく聞くかと思うんですが、デザインするならこのツールが本当に使えます。
これも先駆者から教えて頂きました。

有料プランもあるんですが、無料プランでも充分なくらい使えます。
私はもちろん無料プランです!

とにかく素材の数が多い!
フォントの数も多い!
あとテンプレートも豊富で、しかもテンプレートの編集もできます。

とくにフォントは段々増えてきてるのでとてもいいです。
スマホで直感的に作れるのが一番ありがたい。
素材ありすぎて、最初は多分頭混乱すると思います。

とりあえず、印刷所の表紙テンプレートをダウンロードしたら、そのサイズで画像を作ります。
Canvaにあるテンプレート使ってもいいし、素材を組み合わせて作ってもいい。
フォント変えるだけでもかなり印象変わります。

ただ問題があるんですよ。
Canvaは上に書いてある印刷所の解像度などの細かな設定ができません。
デザインのみ!
なので、Canvaで作った表紙はこのままでは入稿できません。

これがちょっと面倒なんですよね。
私が引っかかったポイントでもあります。

なので何をするかと言うと、このCanvaで作った画像を改めて印刷出来る設定に保存し直す必要があります。
ちなみに私は素人なので、細かな話はわかりません😂

クリスタもPhotoshopもIllustratorもないわい!
って方にオススメなのが、メディバンペイントです。
無料で使えます!

WEB上のお絵かきツールなので、ここでイラストとか漫画も描けますが、私はとりあえず作った画像をそのまま貼り付けて表紙作ってます。

ここでは上記の表紙原稿の設定が出来ます。
ブックネクストさんで、メディバンペイントでの表紙原稿の書き出し方書いてあるのでご参考ください。↓

印刷所によってファイル形式変わると思いますが、基本はこんな感じなはず。
ここでCanvaで作った表紙を、指定されてる保存形式で保存し直します。
PSDでも保存出来るので、私はPSDで保存してました。
Canvaはスマホですが、メディバンペイントはパソコンで作業してます。

以前はサイズの問題でibisPaintでは表紙は作れなかったんですが、今は確か大きいサイズも作れるようになったので、そちらでもいけるかも。
解像度変えられるので。
ibisPaintだけでイラストや漫画描いて本作ってる方もいますよね。
私は同人誌作業では使ったことないのでわかりませんが、こちらもお絵かきツールとして使いやすいですよね。
私もたまに絵を描く時はibisPaint使ってます。


と、こんな感じで表紙デザインを作る方法は色々あります。
他にもあるかもですが、今思いつくのはこんな感じ。
自分がやりやすい方法を探してみてください。


最初は色々手探りになるかと思いますが、慣れてくるとCanvaは本当に使いやすいです。
同人誌の入稿だと一度対応ファイル形式に保存し直さないといけないんですが、ピクシブ用の表紙だとそのままの画像で使えます。

ぶっつけ本番で初めて表紙を作るよりは、何となく暇つぶしにでもいじってみて、素材やフォントなど覚えていくのがいいかなと思います。
ちなみに私はやり直しとか遊びとかも含めるとで2年間で200デザインくらい作ってました😂
ピクシブの表紙をほぼ作り変えて、作り足りなくて最終的に架空の小説の表紙作ったりしてましたね(変態)

これでお品書きとかポスターも作れるので、使い慣れておくと何かと便利です!

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