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同人誌の作り方 初心者字書きさん向け②

初心者字書きさん向けの同人誌の作り方2回目です。
昨日の続きです。また長い。

今は探すとノウハウも色々なやり方もあると思いますので、一つのやり方として!
こちらは私なりの作り方ですが、参考になれば嬉しいです!

同人誌製作の簡単な流れ

①印刷所を決め、何となくの見積もりを取っておく
②原稿の目処がある程度たったら、印刷所に予約注文する
③締め切りまでに原稿を全て準備する(脱稿)
④締め切り前に印刷所に入稿する
⑤不備がなければそのまま印刷、不備があれば直しをする
⑥印刷所から指定場所に発送してもらう

昨日はこの流れの①の話を書いたので、続きの
②原稿の目処がある程度たったら、印刷所に予約注文する
の話を書いていきます!

②原稿の目処がある程度たったら、印刷所に予約注文する

私が最初に同人誌を作った時に分からなかったことの一つが、「どのタイミングで印刷所に注文するのか?」です。

皆さんが「入稿の締め切りがやばい〜!」と言ってるのをタイムラインで見ててちょっと不思議に思ってました。
締め切りがあるということは、その前に印刷所とやり取りをしてるってことなのか?
じゃないと、いつが締め切りってのは出てこないので。

つまり、
原稿出来た→注文→入稿→印刷 ではなくて
注文→原稿出来た→入稿→印刷
の順番で仕上げていくということなんですよね。

最初のやり方でも大丈夫なんですが、昨今は誰でも同人誌を手軽に作りやすくなったので、作る人の分母が前よりも増えていると思います。
そして、腐女子二次創作界隈では、オンリーイベントが今ものすごく盛況です。
そのため、同じイベント合わせで同人誌を作る方がどんどん増えて、印刷所が処理しきれない程注文が入るようになったんですよね。

そうなると、印刷所のほうで注文ストップをかけることになります。
もちろん本当に印刷所はギリギリまで受け付けてくれて、なんとか対応してくれるんですが、どうしても限界もあると思います。
去年年末あたりはその話でとても話題になってましたね。

そうなると、イベントのギリギリの注文だと、そもそも印刷所に注文できない可能性も出てきてしまいます。
せっかく心血注いで作った原稿が間に合わないのは辛すぎます。

我々にできるのは、出来るだけ早めに入稿して印刷所に負担をかけないようにするということです…。
私はわりと原稿優等生な方なんですが、表紙問題で何度も何度も差し戻しがあって、ギリギリまで本当に印刷所にご迷惑かけたことがあるので、足を向けて眠れません…。

そんなわけで、本の仕上がり日を決めたら、入稿出来そうな日を逆算して先に注文をします。
昨日の話の中で金額の話もしたんですが、ページ数と部数の他に、この入稿日をいつにするかでも結構印刷代金変わってきます。

原稿限界戦士の超特急の印刷の話もたまに聞きますが、出来るだけお安く作りたいなら、入稿日をなるべく早く設定します。
印刷所のサイトで調べられると思うんですが、この日のイベントに間に合わせるなら、この日のこの時間までに入稿!っていうのが必ず明記してあります。
入稿日が早ければ早いほどお安くなります!
私はそのための原稿優等生なんだ!

大切なお金を出して手にとっていただくので、私は頒布価格を抑えるために、出来るだけ印刷代金を抑えるようにしてました。
なので私は注文も入稿も早めにして、早く書き上げます。できない時もある!すみません!

イベント合わせと言っても、必ずイベントのギリギリに合わせなくてもいいし、前倒しで印刷するのはもちろん大丈夫です。
注文の時に、この日のこのイベント合わせで発送してください!って書けばいいです。
多分イベントを選ぶ項目もあるかな?
その時点でスペース番号は出てなくても、出た段階でまた印刷所に連絡すれば対応してくれます。

印刷代金を抑えたい場合、まずは出来るだけ余裕を持った仕上がり日を選び、逆算して自分が原稿をその日までなら仕上げられる日を入稿日にします。
入稿日から仕上がり日までの日数に余裕ある方がお安くできます。
そのへんも印刷所のサイトに明記してあると思います。

日数ギリギリでもいいんですが、単純に直しが出た場合、初心者の自分がすぐ対応できるかわからなかったので、自分のメンタルのためにも私は早めに設定してました。

そして、諸々決まったら注文します。
もし入稿日に間に合わなければ、改めて入稿日を変更します。
印刷所によっては注文し直します(私の利用していた印刷所はそのやり方)

あと、注文の時に発送場所を書きます。
大体は「何月何日の、このイベント」って書けば(選べば)その日に合わせて発送してくれます。
印刷所によっては、直接搬入が出来ない所もあるんですが(そのへんもサイトに書いてあります)、その場合は宅急便で搬入してもらえます。

直接搬入っていうのは、印刷所さんがまとめてイベント会場の自分のスペースまで運んでくれる仕組みです(ありがたい)
宅急便搬入の場合は、イベント会場の自分のスペースのある列の端っこにまとめて置いてくれます。
自分で荷物を宅急便で送る場合と同じです。この場合は自分で荷物を取りに行きます。
なので、スペース番号出たらすぐに印刷所に連絡します!

あとは、直接搬入しなくても、数が少なければ自分で運んでも大丈夫です。
出来上がった本を自宅に送ってもらって、他の荷物と一緒にイベント会場に宅急便で送る手もあります。
それだと会場じゃなく、自宅で先に本の仕上がりを確認出来ます。
私は最初、会場分(40冊分)それをやったんですが、本の厚みと多さで腰が大変だったので、次からは直接搬入にしました😂

あとはとらのあなさんなどの書店に送ってもらう事もできます。
その場合は、先に書店さんにサークル登録して本の登録もして、この日に届きます、と連絡する必要があります。
サークル用のページで書くとこある。
サークルの登録だけしてて本の登録忘れてると、たまに印刷所から早めに印刷されて発送されてることあって、書店さんから「本届きましたがこれは…」って連絡くることあるので、本の登録は先にしましょう(経験者)

私は部数をイベント会場分と書店分をちょうど半分ずつの搬入にしてます。
このへんの加減は人によるかな。

昨日書いた通り、ページ数、部数、自分の好きな装丁になるように、この注文の時に全て決めます。
注文は見積もりと違って「これで確定」なのでご注意ください。

書ききれなかったので、ページ数確定するのに、表紙1〜4とか、四の倍数にするとかの話は次回書きます😂

注文した段階では料金は発生しません。
注文して、入稿して、印刷代金の支払いをして初めて印刷されます。
入稿しても代金払わないと印刷はされませんのでご注意ください!
私は入金忘れてたことあります!焦った!
この辺の順番は印刷所によって違うかもしれませんが、基本は先払いだと思います。

とにかくまずやることは!
原稿を仕上げることだ!
本文がなければ何も生まれない!


次回は③締め切りまでに原稿を全て準備する(脱稿)
を書きます。
進まなくてすみません😂

私がお世話になってる印刷所
ブックネクストさんです↓
栄光さんのグループで、シンプルで分かりやすいです。

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