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【短編小説】振り返る、君と時間

彼女は少し先を歩いて
道に立っている棒の先をつんつんと触るのが癖だった


今の恋人は僕の隣
あの頃は隣が寂しかったはずなのに


気付けば先を歩く君はいない
ないものねだりだろうか


後ろ姿と振り返るとき
一瞬だけ見せる綺麗な横顔が今は恋しい

KUMM

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