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カフェに出かけても儲かるかどうか気になる私たち経営者
パンデミックが収まってから、私たちの小さな町にも次々とカフェや居酒屋さんがオープンしています。
先日、息子が「ランチは地元の野菜を使ってておいしかったし、雰囲気も良かった!コーヒーもおいしかったし」と話すので夫と近くのカフェに行ってみました。
若い夫婦が経営されているこじんまりとしたカフェ。外は寒いけれど中に入ると、ほっと一息つくような穏やかな空間でした。お友達とランチをしながら楽しそうに話している人たち、休日をのんびり過ごす若いファミリー。
ランチを頼んで待っている間、こんな時私たちは経営者として頭の中ですぐ原価計算をしてしまいます。
座席数は12、ランチは一人¥2,200くらい。ランチの時は満員で、何回転するだろう。でもそのほかの時間の客単価は¥1,000前後かな。夕方6時までの営業で来店数は?
家賃は?光熱費は?収入はどれくらいになるだろうー。かってに想像してしまいます。
かって私もカフェをやりたいなーと思ったことがありました。駅前の寂れていく商店街で気軽に立ち寄れるところがあればなと思いました。
カフェの原価率は20~30%と言われています。自分とバイトの人でするとして、商品の仕入れ、光熱費、人件費、家賃など考えると、うまくやらないと儲けるのは難しいと計算しました。
カフェをするのはただ儲けるためではなく、他にもサラリーマンじゃない働き方とか、ただおいしいものを届けたいとか、地元の人々との交流など目的があるのだと思います。あたりまえだけど、好きじゃないとできないなと思いました。
コミュニティ誌で地元の人が経営する新しいカフェ、居酒屋、スイーツのお店などが話題となっても数年すると空き店舗になっていたりします。残ってるのは大型チェーン店ばかり。人口減少の続く町なのでしかたないかもしれませんが個人経営の店が続けるのは難しいのかもしれません。
スイーツも美味しかったし、若い人たちへの応援も込めてまたそのカフェに行こうと思います。