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高いものを買ってくよくよ悩んでいたけれど、長く愛用できたらいいとやっと納得しました

今欲しい服はないけれど、春らしい服は並んでいるかなと出かけました。
年を重ねると好みも定まってきて、見に行くショップも決まってきます。
いつものショップに入ろうとして店頭のマネキンの着ている服に目が留まりました。

淡いピンクの薄地のシャツワンピース、ブラックレザーのジレを羽織っています。
品よくかわいい。

どちらかというとジレが気に入ったので羽織ってみました。
いい感じ。仕事ではパンツが多いのでブラウスや薄地のニットにも合いそう!ちょっとワンランク上にに見えるのもいい!
夫も「いいよ」と肯定的。

しかし、レザーなのでさすがにお値段高め。私がいつも買うような値段ではありません。

うーん、無理だなと思い、「いいお値段ですね」とショップを出ました。

ランチを食べたり夫の買い物を済ませ、コーヒーを飲んで休んでいるとやっぱりあのジレが気になる。

女性だと経験がある方も多いと思いますが、年を重ねると、ある時今まで着ていた服がしっくりこない時が突然やってきます。今年私もその時期で「これからどんな服を着ればいいのだろう」と同じくらいの年齢の人の服を観察していました。

年も大きくなったのでもうワンランク上の服を着たほうがいいんじゃないかとか。

以前ジレを着た素敵な人を見かけたせいかもしれません。

「あのジレ、春先さっと羽織って重宝するよね。」
「仕事で着ていてもかっこいいよね」
「レザーだから長く着れるよね」
気持ちはどんどん買うほうに向かっていきます。

「今年はあんまり服買ってないし」
自分を納得させていそいそとショップに向かうのでした。
「おかえりなさい」と言われ早速購入。

在庫がないので後日送ってもらうことになりました。

家に帰る道すがら、買ってしまったのに往生際の悪い私は
「高いよね、他に買えるものがあったんじゃない?」
「バッグとかジュエリー買ったほうがよく使うんじゃない?」
せっかくほしいものを買ったのにくよくよ悩みます。
「いやいや 大切に長く着れば、いい買い物だったと満足できる」
と自分に言い聞かせます。

寝る前にも「買ってもよかったのか」と考え寝付けず、考えても仕方ないのに往生際の悪い自分を情けなく思うのでした。

次の日、you tubeでフォローしているKatieさんが10年前に投資した上質のコートを大切に着ていたり、ストールもお直しして愛用しているのを見て
「私もあのジレを長く愛用していこう」
と、やっと自分を納得させたのでした。

あーなんと気の小さい私。

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