リアリティとファンタジー~「土佐丸高校吹奏楽部」というバンドについて(2021.06.22)
土佐丸高校吹奏楽部 - RUN BOY RUN(Live)
先日、土佐丸高校吹奏楽部の2020年8月のライブ動画がアップされた。配信で観たが、また観られるとは嬉しい。
今月は誕生月なのでバースデークーポンがどしどし届く。ここ数年でどのショップで使うかほぼ固定。まずタワーレコードオンライン。500円クーポン、501円~購入で使用可能。これは大きい。購入したものは、旧譜二枚と推し活グッズ一種。
近年のタワレコは推し活グッズの充実が盤を購入する際の決め手として強い。ついでにポチ、という感じ。推し活グッズは他店でも数多く見かけるけど、バンドファンに特化したアイテムといえばタワレコの右に出るショップはなかなかないのでは。
今回は『タワレコ チェキサイズ保存袋(シール付/20枚入り)』を購入。
私の推しバンドでチェキを扱っているのは『土佐丸高校吹奏楽部』のみ。2020年2月10日のライブ【沸騰寸前GIG】で撮って頂いた一枚と、8月の無観客配信ライブの後に通販で購入した計二枚を所持。今まではL判ポケットアルバムに普通の写真と一緒に入れていたけど、ちょっと寂しげだったので保存袋に入れてから飾るつもりでいた。ああ、でも持ち歩くにはチェキサイズキーホルダーもあった方が良かった。
(2020年8月通販のチェキ)
そういえば、2020年2月10日のチケットもちょうど一枚収納が足りず、あぶれた状態だった…(なるべく紙チケット発券派)合わせてとチケットファイルも買えば良かったな。来月に持ち越し。
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長い前置きからようやく本題。
土佐丸高校吹奏楽部というバンドについて。私の推しバンドでは独特な存在。いわゆるメインとは違った趣というか。そこが音楽生活に変化をもたらし、ますます楽しい。
※ライブ初見はコチラの記事参照
※二回目
※三回目
上記の記事より突っ込んだ話。
私の母校は高校野球好きなら誰もが知るだろう栃木の有名私立だ。にもかかわらず、私たちは野球部とは縁遠い学校生活を送っていた。つまり高校生活を謳歌することより進学のことしか考えてなかった。特に私は、高校の勉強は大学で学びたいことの下積みほどにしか考えておらず、早く高校を抜け出して、好きな分野の勉強とバンドの推し活に没頭したかった。
私の在学中も野球部は甲子園出場が叶い、応援に行く生徒を募っていた。その話をHRで担任がしたときのことが忘れられない。
「君たちは関係ないと思っているかもしれないけど、一応同じ学校なので話だけはしておきます」
私たちのあまりに醒めた態度も、担任は見越して言っていたように思う。私たちだけではなく、先輩たちもきっとそうだったのだろう。
高校生とは大人のようでありつつ、子供だということを痛感。
そういうわけで、彼らは私が高校現役時代にしなかった経験を、大人がやるロックバンドという最高の形で疑似体験させてくれる貴重な存在だ。
「RUN BOY RUN」
どうだろうこの歌詞。いくら変態文系女子だとしても現役JKには理解し難いだろう。あの頃、何でも分かってたみたいな自分に聴かせてやりたい。
きっと、ほぼ同年代の彼らが、現在やることに意味があるのではないか。だから、私はこの世界観に躊躇なく飛び込んだ。彼らが今いてくれることで私みたいな高校生活でも間違いではないんだと肯定的に捉えられる。過去がどうであれ、私はバンド推しの生活を続けている。そして、この時とタイミングで出会うバンドが必ず存在する。(土佐丸高校吹奏楽部を観に行ったら、対バンがu crack irigaruだったというのは、偶然とは思えない)
そのうちの一組が、『土佐丸高校吹奏楽部』だった。もしかしたら彼らも、私たちと同じ側だったのかもしれないというのは勝手な妄想である。
奇しくもコロナ流行前、最後に行ったのが彼らのライブだった。配信は配信でいいことはあるが、現場で心置きなく観られる日が待ち遠しい。
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