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#1:左手腱鞘炎の発症から回復まで
左手の腱鞘を痛めた記録。
サンプル数N=1の話なので人のためになるかは不明だが、将来の自分のためには役立つかもしれない。
症状
左手の中指と薬指、手首の腱鞘炎
ばね現象はなかったものの、いわゆる「ばね指」と思われる
指先を引っ掛けるように力をかけると痛い(日常動作では窓を開けるときなど)
手をついて体重をかけると痛い(ストレートアームプランク、ヨガの鶴のポーズ(バカーサナ)など)
体側を伸ばすストレッチを行っていると指先が痺れる
昼間や夜よりも、朝が最も指を動かしづらい
原因
直接的な原因
2021年7月、手のひらを上に、下から引っ掛けるような持ち方で負荷をかけたのが引き金だった。
登り終えた帰り道、手が熱をもったままの状態が長く続いたが、真夏の高気温のせいだと思い込んでいた。今思えば、手が炎症していたのだと思う。
間接的な原因(と思っていること)
私は猫背で肩甲骨まわりがかたく、日々改善を心がけてはいるものの、背中から肩回りがもともと凝り固まっていた。
筋肉は使っている時に硬くて太い状態になり、筋肉内の血管を圧迫する。これが続くと筋肉内にトリガーポイント(筋肉のこり)ができ、関連痛を引き起こすらしい。
対処
背中、肩、腕をほぐす運動
中指や薬指に関連痛が生じるトリガ―ポイントから、菱形筋や棘下筋へアプローチできるストレッチを行った。
動作としては、手を外に開く動き(なんでやねん、とつっこみを入れる動き)や、体幹をねじる動き、背後に腕を引く動きなど。
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出典:https://nakaishi2019.com/symptoms/wrist-trigger-point/
ヨガ
上半身を全体的に伸ばせる月のポーズ(チャンドラーサナ)をよく行った。
両手を頭上に上げ、両手のひらを合わせ、目線を両手の指先に向けながら片方の体側を伸ばす。息を吸うことでさらに身体を伸ばし広げる。
ヨガは精神を落ち着かせるのにもよく、チャンドラーサナだけでなく、上半身をほぐすポーズを中心によく行った。
高濃度ビタミンC療法
腱や腱鞘はコラーゲンでできており、そのコラーゲンはタンパク質、鉄、ビタミンCで合成されているらしい。ということで、もともと意識的に摂取していたタンパク質と鉄に加えて、ビタミンCを積極摂取した。
夏だったので柑橘系の果物をよく食べていたのと、ビタミン剤も併用した。
有酸素運動
じっとしていると手の調子が気になってしまうので、気晴らしとして積極的に身体を動かしていた。
夏だったのでトレラン、登山、ときどきランニングや水泳などしていた。
エルゴノミクスマウス
仕事中に手首が固まる感じが気になり、はじめはサポーターを装着して過ごしていたが、マウスをエルゴノミクスのものにしてから劇的に調子がよくなった。
上記対処を続けていたところ、9月頃には痛みが引いていたように思う。
痛みは徐々に無くなっていったので、完治と呼べるタイミングはよくわからない。
再発予防
上記の対処の継続に加えて、最近YouTubeで見つけた簡単なセルフリハビリ法を取り入れた。
手のひら(指尖球あたり)を起点に指をやさしく折り曲げてキープするだけなのだけど、いつでもどこでもできてよい。
今日はこれでおしまい。