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今、共に仕事ができることのしあわせ

 この1年ほど、前職での経営幹部研修の経験を生かしながら、自治体向け、企業向けに「官民共創」を学ぶ教材や研修を作り上げています。去年の7月25日に初めて豊田市で研修を実施してからの一年足らずで、のべ46自治体、24社に官民共創を学ぶ研修を実施してきました。

 行政経験がない私にとって、特に自治体の方が、どういうお悩みを抱え、どのように考え、それに対して、どのように皆さんの持てる力を引き出していけるのか、想像力と共感力を働かせながら日々頭を捻っています。

 前職の人事組織コンサルでは、受講者の皆さまの潜在的な能力を最大限に引き出して、私たちがいなくなった後も、自律的に成長しつづける力をつけることを掲げ、経営幹部向けの研修を行っていました。

 同様に、やはり今も、ご支援している自治体の職員の皆様の持てる力を最大限に引き出し、私たちがいずれいなくなっても、官民共創文化のバトンを繋いでいただけるような、そんな土台づくりができたらと思い、そのコンテンツをどのように構築すべきか、頭を悩ませているところです。

 そんな私が、最近、時の流れを止めたいと思えるほどのしあわせを見付けました。それは、豊田市から出向しているNさんとの議論です。

 豊田市から、新たな研修企画のご依頼を頂いていることから、Nさんにはこれまでも定期的に相談させていただいてはいたのですが、群馬県での県内自治体横断のワークショップにご一緒頂いたことで、Nさんご自身の研修への解像度がぐんと上がり、その中で感じたこと、その後考えたこと、疑問に思ったことなどを互いにぶつけ合い、何とも言えない充実した時間を過ごしています。

 この議論を自問自答でやるのと、Nさんのように、自治体、私達双方への理解がある同志と深い議論を重ねられるのとでは、大きく違います。

 先週は「行政課題」と「社会課題」の違いと、その違いを自治体職員の方が認識する意味、認識したあと、どこに繋げていくのが良いか、など議論しました。

 議論する中で、何かが見えそうで、見えなくて、「あーーー」というところでタイムオーバーだったのですが、こういう議論がNさんと出来ること、それ自体がなんと価値があることなのだろうと、しみじみとしあわせを感じました。(あまりの充実度に、次回はスペシャルゲストにお声がけしてみました。)

 そして、Nさんがよく「あと10ヶ月しかない」と言ってくださるのですが・・・、その時が来たら、きっと私は号泣すると思います。

と、書いているそばからパソコン画面が見えなくなってきました。。。笑

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