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~生理小屋の件について~ネパール滞在記④

少し前にこんな記事がネットに流れていました。

「生理中に隔離された女性死亡 差別的「風習」で、警察が初めて逮捕に動いた。」

ネパールでは、生理中の女性を小屋に隔離する慣習「チャウパディ」というのがあります。

わたしがネパールを最初に訪れたきっかけが、
NPOが開催するスタディーツアーというもので、
その際おこなったワークショップでこの小屋の話をききました。

土壁の小さな家に、村中の女性とツアーの女性陣が集まりました。
男性にはできない話を女性同士でするというものです。

女性の差別はどこの国でもありますが、
20年前のネパールは今よりずっと差別的な風習なんかが多かったのかもしません。

それでも、集まった女性たちは元気で明るく
満足していることもあれば不満なこともあるけれど
夫の悪口を言っては大きな声で笑っていました。


当時聞いた生理小屋は、
生理になると3日間台所には入ってはだめで、隔離される。
終わったら水で身体を清めた後で触ってもよくなる、こんな話でした。

ちなみに、3日間台所に入れないというのを聞いて
こんな質問がでました。
家族の女性が全員生理になったら男性が食事をつくるのかと。

普段は、男性が外にでて稼ぎ、女性が家のことなどをするというのが一般的だそうですが、
このときだけは料理も男性がするそうです。

風習としてそうしているのであって、
生理が辛い奥さんに気を使って料理をしてくれるわけでありません。

このスタディーツアーでは、
文化的なことや風習的なことを色々と聞いたのですが、
井戸端会議のように男性への不満もたくさんでていました。

結婚する前はいいことばかりいって、首飾りや腕輪をくれるが、結婚したら赤ちゃんしかくれなかった。
子どもをかわいがってくれるのは、最初の子だけだ。
出稼ぎ行って浮気とかしても、家にお金を送ってくれればいい。
とか。

どこの国でもありそうな話です。

最後に、
日本の芸能人の切り抜きを見せて人気投票をしてもらいました。

候補が4名。
誰がいたのか正確に記憶はしていないのですが、
嵐の松潤が一番人気だったのだけは覚えています。

ネパールでは、顔が濃い方が人気なんだな。
そんな、どうでもいい学びもあったツアーでした。


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