「ある企画」ー ZOE
がん患者として生存10周年記念に向けて自分の健康管理を改めて見直して、10周年の記念日には「まだまだ生きられる」と思いながら迎えたいという希望の元、私は(今のところ)英国とアメリカ合衆国だけで参加できることになっている ZOE というプログラムに4か月のコースで参加することにしました。
ZOE の概略
ZOE は英国の King's College London が中心になって商品化されている健康管理プログラムです。アメリカからは、スタンフォード大学(Stanford Medicine)、マサチューセッツ総合病院(Massachusetts General Hospital)、ハーヴァード大学(Harvard T. H. CHAN School of Public Health)が協賛しています。
商品販売の形式としては、ソーシャルメディアの広告などで「こうすれば痩せる」みたいなことを言い、アンケートをやらせてメールアドレスを収集し、期待をさせておいて結果を知りたければ金を出せ、というやつです😂
これだけなら消費者の「痩せたい」という弱みに付け込んだただのインチキ商法臭がするのですが、このプログラムが他と違うと思わせるのは
推奨する事柄の根拠がすべて学術論文で示されている
オプションで検査キットがあり、参加者はある一定の時間断食して既定のものを食べ、血液と便のサンプルと提出し、そのデータによってプログラムが決定される
腕にシールのようなものを貼ってそれがスマホのアプリと連動する形で血糖値のデータがとられる
同意するのであれば、このプログラム中に提出するデータが King's College London とその協賛団体に利用され、この分野の研究に役立てられることになる
つまり、すでに万人用に決められているプログラムに従ってもらう、というものではないということです。
ZOE が健康管理のために注目するのは血糖値、コレステロール、腸内環境(微生物)です。
痩身を目的に参加する人も多いと思いますが、痩身以外の理由で健康管理を目指している人も多くいるようです。
ZOE の参加費用
ZOE は建前は問診による個人データに基づくプログラムが基本となっており、検査キットはオプションとなっていますが、このプログラムの最大の売り文句は血液と便のサンプルをとってプログラムに反映させるというということなので、基本プログラムだけならほかにも似たようなプログラムはたくさんあるので、オプションなしで参加する意味は薄いと思います。だから、検査キットはオプションとは言われているけれど、事実上の基本セットの一部と考えた方が現実的です。
基本プログラムは12か月コース(最もお得)、4か月コース(最も人気)と毎月更新していくコース(1か月分の費用が最もかかる)があり、私は4か月コースを選択しました。
今日の申し込み時に提示されたのは以下の通り。
検査キットは10月に発送の予定だそうで、今は8月中旬と考えるとずいぶん時間がかかるのですね。今日は検査キット £299.99 だけ支払って、4か月のコースは検査の結果が出たときに開始となり、基本プログラム £159.96 の支払いもそのときになるとのことです。
(しかし、なんで £299.99 とか胡散臭い値段にするんでしょうね😂)
今すぐにでも始めるつもりで申し込んで拍子抜けしたので、検査キットが届くまでの間はスマホのアプリにある情報を読んで、検査の日に備えようと思います。
ZOE のアプリ
iPhone と Android のスマホでのみ利用可能で、タブレットや PC からは利用できません。
今の時点でアクセスできるのはこのような軽い読み物とポッドキャストのリンクです。
読み物のほうは「ダイエットにまつわる七つの嘘」みたいなもので始まってます😂
キャッドポストは列挙しきれないくらいすでにいろいろあるので、筋トレやりながら Spotify で聴いてみようと思います。なにか特にいいものがあれば掘り下げてこちらで紹介するかもしれません。
ダイエットにまつわる七つの嘘(誤解)
列挙すると
これらを読んでみてそれぞれの「嘘」について書こうと思います。