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子の大火傷から学んだこと①
こんにちは
主婦です
今日はわたしにとっては
とてもとても悲しい話
みなさん後悔していることってありますか?
わたしは
ひとつだけある
うーん、もうひとつ
あるかも
今日は大きな後悔を
残しておきたい
わたしの娘は
1歳なりたての時に
大火傷を負っている
だめだ
書きながら涙が出ちゃう
でも
これはわたしが経験した
人生で1番の学びだから
頑張って残すよ
火傷の原因は
わたしの不注意で
娘は利き手の手のひらが
溶けてしまった
少しの火傷なら
どんなに良かっただろう
骨は見えないものの
皮膚が深くまで溶けてしまった
重度の火傷って
こんなふうになってしまうの?!と
泣き叫ぶ娘を抱きながら
生きた心地がしなくて
まるで最悪な夢でもみているような
涙も出ない時間を過ごして
小児科では
『ここではみられない!」と言われ
大きな病院に移動して
たまたま休みだった
わたしの両親が駆けつけてくれた
母は
「あんた!どこにいたの?何してたの?」
とわたしに叫んで泣いた
責められた、とも思わない
酷い、とも思わない
母はただ知りたいだけ
この事故の原因がどこにあるのかを
聞いてるだけ
だけど
とってもしんどかった
結局病院で出来ることは何もなくて
お医者さんが
うまく治らない可能性が高い
箸も鉛筆も持てないかもしれない
とにかくうまく治るか
運のようなものだ
と教えてくれた
あの時わたしが家事なんて
やらなければ
いつもしないのに
はりきって家事なんてしてたから
なんで見てなかったんだろう
なんで娘がこんなに辛い思いを
なんで、どうして。
そうやって後悔した
仕事を早退して
駆けつけた夫が
わたしに言った言葉は
「くみちゃん、大丈夫だよ」
「これですんで良かった」
だった
ほっとした
これですんで良かった、なんて
思ってるはずがない
私たち夫婦が経験してこなかった
大怪我を
可愛い可愛い
溺愛している娘が経験し
痛くて痛くて泣いてる中
それでも夫は
教えてくれた
誰のせいでもないんだよ
たまたまだよ
家事をしてたせいでもない
見てなかったせいでもない
くみちゃんのせいじゃない
これは運命だ
この子は火傷をする運命だった
僕たちはそれを支えるんだ
くみちゃんのせいじゃない
火傷で済んで良かった
指はついてくれてる
夫は
本当に素晴らしい人なの
いつもわたしを守ってくれる
取り乱した母が夫にむかって
大泣きしながら
うちの子が孫を見てなくてごめんと
謝っても
「くみちゃんは悪くありません」
と言ってくれた
その日に夫が
自分の両親に連絡した
男の人って本当に言葉足らずというか
娘が大火傷を負って
治らないかもしれない
箸や鉛筆は握れないかもしれない
それだけ伝えてた
義母は事故がどうして起きたのか?
なんで?どうして?
その時くみちゃんは何してたの?
なんて一切聞かずに
あんたはくみちゃんのケアをしなさい
大丈夫だよ
と言ってくれてた
夫の家族だなぁと思う
夫を育ててくれた人だなぁと思う
実母と義母
どちらも愛
聞くことも
聞かないことも
どちらも愛なんだけど
どれだけ相手の立場に立って
考えられるか?
その発言は
誰のため、何のためなのか
数年経った今
こうして言葉にすることで
この出来事での学びが
さらに深まった気がする
長くなっちゃったから
今日はここまで
娘の火傷のことは
後悔しているし
後悔してない
終わり