見出し画像

#17 ノルウェー発日本のお正月&誕生日パーティーの舞台裏

新年のご挨拶とノルウェー流お正月🎍

明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いします✨

本当なら東京の実家でお正月を迎える予定でしたが、抗がん剤治療の影響で、今年はノルウェーの自宅で過ごすことになりました。ノルウェーでは、日本のような「お正月らしいお正月」はなく、大晦日のカウントダウンパーティーがメインイベント。元日はゆっくり過ごす人もいますが、1月2日にはすっかり通常運転に戻ります。お節料理やお年玉の文化はなく、毎年ちょっと物足りなく感じてしまうんです。

海外生活も25年目を迎えましたが、やっぱり日本のお正月が恋しくて…。そこで今年もノルウェーの食材を使ってお節料理を手作りしました!その裏話は別記事にありますのでそちらもぜひチェックしてみてください👇

我が家流の「お屠蘇タイム」

お正月の朝は、家族でお屠蘇からスタート!もちろんノルウェーでは屠蘇散なんて手に入らないので、ドイツのホットワイン用スパイスミックスを使ってアレンジしました。クローブやシナモン、カルダモン、アニスをみりんに混ぜると、驚くほどお屠蘇らしい味に!

長女は元気にショットグラスで一気飲み(笑)。スポーツ女子の次女は「アルコール厳禁!」と一口だけ。それぞれのスタイルで楽しみました。

この直後にお屠蘇を片手で飲み干した長女😳

手作りお節、大好評!

娘たちに人気だったのは、今年もやっぱり伊達巻、栗きんとん、田作り、八幡巻き。父が送ってくれた北海道産の数の子も用意したのですが、娘たちには少しハードルが高かったようで…。でも、和食好きの夫は「こんなのノルウェーのレストランでも食べられないよ!」と言いながら、おかわりしてくれました。

そんな中、娘たちから「将来こんなの自分たちで作れないよ~!」との声が。そこで私は「おせちを作って欲しいときは、ママがどこへでも飛んで行くよ!」と即答しました。この伝統を未来に繋ごうと思ってくれてるのかと思うと、嬉しくてたまりません😭😍

「おこぼれ待ち」のベイリー🐾

お正月明けの誕生日パーティー

お正月ムードが少しずつ落ち着いてきた頃、我が家では長女の誕生日パーティーが開催されました。本当は12月に予定していたのですが、私の治療の都合で延期に。結果的に新年を迎えたばかりのタイミングで行うことになりました。

ノルウェーでは子どもの誕生日パーティーがとても盛んで、特にティーンエイジャーの間では一大イベント。親は子供に家を「貸し切り」にし、親はパーティーが終わる深夜に帰宅するというのが、よくあるパターン。我が家では昨年に続き、今年も長女に家を“貸し切り”で使わせることにしました。

30人規模のDIYパーティー、長女の挑戦

今年の長女のパーティーには、男女合わせて30名近い友人たちが来ることに!長女は「イベントプランナー志望」の名にふさわしく、部屋のセッティングから装飾、さらにはフードメニューの準備まで、ほぼすべて自分でやり遂げました。足りないテーブルや椅子は友達から借り、料理は数名の友人と一緒にキッチンで仕上げるという徹底ぶり。私は食事に必要な材料を事前に手配するのみ😅

家を渡す条件はひとつ。「翌日には部屋を完全に元通りにしておくこと」でした。昨年も床をしっかりモップがけしてピカピカの状態で家を整えてくれたので、今年も安心して家を後にしました!

テーブルカードには一枚一枚に友達の写真が🥹

パーティー中の我が家族は…?

その間、私と夫、次女の3人は近くのホテルで外泊することに。実はパーティー当日は私の治療後5日目で、しっかり休養が必要なタイミングでもあったため、静かな環境でリフレッシュすることにしました。せっかくなので「オスロ旅行者気分」を楽しむことにしました🧳

小さいけれど一泊なら十分な広さでした👌

夕食は近くのイタリアンレストランでゆったり過ごし、その後はホテルのジムで軽い筋トレを楽しみました。部屋に戻ってからは、家族で映画鑑賞。まるでミニバケーションのような、特別なひとときでした。

次女はスポーツ専門中学に通うボート選手


翌朝、ホテルでの一幕

翌日の朝食ビュッフェで、夫と次女から「ママの寝息がすごかった!」と冗談交じりに指摘される場面も(笑)。どうやら私があまりにもぐっすり眠っていたせいで、二人は少し寝不足だったようです。次女は朝食後にはそのままボートクラブのトレーニングへ向かいました🚣

朝食ビュッフェのパンが意外と美味しかった😋

家に戻ると、長女は床にモップ掛け途中でしたが、約束どおり部屋をほぼ完璧に片付けてくれていました。彼女の自主性や責任感を改めて感じた瞬間でした。(几帳面で綺麗好きなダンナさんは色々細かい事が気になるようでしたが😅)

ノルウェー流の誕生日パーティー文化

ノルウェーでは、ティーンエイジャーの誕生日パーティーは親離れと自立を象徴する行事のようなもの。親が安心して家を任せられることが、子どもの成長を実感する一つのきっかけになるような気がします。今回の長女のパーティーも、そんな文化を垣間見る良い機会となりました。

今年も家族みんなで健康と笑顔を大切に過ごしたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします🙇‍♀️

この記事を最後まで読んで下さりありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!