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「SETRE」は、地域を編集。ホテルというメディアのあり方

こんにちは。事業企画室の舩木です。
セトレ(舞子・姫路・守山)では、毎月1回ランチの時間帯にその日提供するお料理をつくるシェフと、素材をつくる生産者さまが、レストランに登場する「SETRE Open Kitchen」を開催しています。簡単に言うと、生産者さまにわざわざレストランに足を運んでもらい、お客様に作り手の思いを伝えてもらったり、交流してもらいその食材を使ってシェフがお客様の前で料理をしてその作り方を伝授する交流の場所をお届けしています。
セトレでもさまざまなイベントを開催していますが、単発的なイベントではなくセトレの取組を発信する継続的なイベントを実施できるようにしたり、お越しいただいたお客様のための付加価値的なイベントを実施できるように企画しています。なぜそんなイベントをするのか?それは、ファン作りだったり。価値を高めるためだったり。地域の魅力を伝えるためだったり・・・でもそれをどう企画してどう伝えるのか?それが本当に難しい・・・今日は、なぜ「SETRE Open Kitchen」のようなイベントを開催することになったのか、そもそものセトレの考え方を少しお伝えしてみようと思います。

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地域の編集者「SETRE」


SETREは、ホテル業やサービス業という領域を通じて「つながりつなぐ」というコンセプトを基にSETREのある地域で出会った魅力=宝物=地域資源を発見し伝えています。つまり、「つながり、つなげ、伝わる」というミッションを果たすために活動しています。ホテル等を通じて、人と人とがつながり→絆を深め→共感の輪を広げる・・・この循環を。そして、それをいかに「伝える」か。「伝える」っていうが難しく、肝になってきます。「伝わる」と「伝える」の違いって分かりますか?
「じゃあ~伝えればいいのね・・・」「どうやって伝えていこうか・・・」ではなくて「どうすれば伝わるのか・・・」ということ。つまり、「広告」と「広報」の違いみたいな感じです。「広告」は、雑誌の広告記事やテレビのCMなどのようにお金をかけて宣伝することです。「広報」は、取材記事です・・・取り上げてもらい話題としてネタにしてもらうことです。
私たちがやらなければいけないことは後者の広報的役割「伝わる」ためのアクションです。「つながり つなぐ」活動を「伝わる状態」にしていくことです。「セトレ」はいわゆる「ホテル屋(業)」と言われる業態領域ですが、「ホテル運営会社」になることを目的にしているわけでなく、「つなげ屋」なんです。「つなげ屋」って言葉が悪いような気がしますが(笑)・・・人と人をつなぐ、人と地域をつなぐ、私たちの仕事は、「メディア」だと思っています。「えっ~メディア?」って思われるかもしれませんが、勿論、雑誌でも新聞でもネットでもないメディア・・・「ホテルというメディア」=「地域の宝物、物語が詰まったホテル」だと思っています。
雑誌やテレビなどの画像や映像を見て伝わる情報ではなく、ホテルという体験・体感して伝わるメデイア・・・その地域の魅力が、そこに来るための動機になるように。その魅力を伝える担い手の役割が極めて重要だと考えています。なので、ホテルのスタッフが「編集者」で、ホテルの総支配人が「地域の編集長」となり、その地域の中でつながりつなぐステージを演出する人であることです。

「SETRE Open Kitchen」を企画する

そんな考えが基盤にあり、セトレは様々なイベントや商品開発を進めています。そのひとつが「SETRE Open Kitchen」。
SETREは、美味しい!美しい!はもちろんですが、それを作る人の「こだわり」に惹かれ、素材を選んできました。 その「人」が語る想いや物語を少しでも多くの方に伝える手段はないかと・・・
「つくる人と食べる人をつないでいきたい!」そんな想いから、作る人と食べる人をつなぎ、知って、料理して、食べて、学んで、出会って、体験して、買って帰れる空間や時間をお届けしたいと・・・これが、「SETRE Open Kitchen」です。

わたしたちセトレに関わる人たち(作り手)の想いを届ける場所をつくり、「食」を通じた体験を通して共感の輪を大きくしていき、作る人と食べる人が繋がるコミニティの創出し、SETREのファン(SETREが地域の編集者と掲げ、地域に根ざしたホテル・レストランをやろうとしていること自体に共感していただける方々)作りに力を入れるためにイベントを開催しています。
だから、普通のイベントではなくホテルというメディアを通して「つながり、つなげ、伝わる」を届けるためのものだと考えています。

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地産地消を伝えるだけではなく、生産者さまと「信頼」を育むこと

また、私たちは、地域の魅力を「伝える」ために実際に生産者さまの元に足を運び、その地域の環境を肌で感じたり、お話を聞いたり、農作業を手伝ったりしています。だから、よくある『●●産の●●●のお野菜』的なことではなく、『●●産の●●さんが●●●という思いで作った●●●のお野菜』ときちんとお客様に伝えるよう、定期的に生産者さまを訪れどんな風に作られどんな苦労のもと出来上がったのかきちんと物語を分かった上でお客様に届けしています。だからこそ、セトレでしか食べれない食材を生産者さまから届けてもらっています。信頼もこういった活動から育んでいます。今回の「SETRE Open Kitchen」も生産者さまも遠方からわざわざセトレのために足を運んでくれています。それはお客様への付加価値となり、セトレのファンへと繋がっていくのだと信じています。その土地で出会った魅力を広く深く伝えていくことがSETRE。“この土地で生きる”ことの役割なのではないかと思って様々なことを伝えていきたいと思っています。

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「SETRE Open Kitchen」詳しくはこちらにて
http://www.hotelsetre.com/
セトレミールキットも販売してます!
https://www.hotelsetre.com/lp/mealkit/
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