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#ひとり広報のお悩み 広報編②

広報担当として数年?いや十数年働いていますが、今までひとり広報で独学で仕事をしてきたため最近でも「このやり方あってるの?」と立ち止まることが多々あります。広報のお悩みについてあるアンケート結果を見ると、4割近い方がノウハウ不足という回答がありました。社内にしっかりとした広報部が設立されていれば、ノウハウが蓄積されているかと思いますが、少人数ましてや私みたいに1人で広報をしているとそうもいきません。ノウハウを得るために、他社の広報担当者と広報勉強会を開催しているという方も多いくらいです。私もその一人です。やり方が分からない、誰からも教えてもらえない!などなど悩みは尽きないと思います。そんなお悩みの中でも私が一番頭を悩ませるのが「プレスの配信先」です。もちろん、プレスリリースを書いたりすることも重要な仕事なのですが、どこに配信してどのように伝えていくかが本当に肝なのです。プレスリリースをどこに届けたらいいのか悩んでいる方も多いはず・・・今日は、私なりのプレスの配信先リストの作り方をご紹介したいと思います。

配信方法

まず、プレスリリースの配信方法についてですが、一般的なプレスリリースの配信方法4つをご紹介します。
1.FAX/郵送
新聞社などの紙媒体 やテレビなどの 電波媒体へのプレスリリースの配信は FAX や郵送が効果的です。多くのプレスリリースが届く現場では、取捨選択を行いやすい紙が好まれるようです。
2.電子メール
電子メールを使用したプレスリリースの配信は気軽に配信できる方法のひとつです。そのため重要度の低いプレスリリースも含まれることが多く、 受け取る側がひとつずつ内容を把握するのは難しい といわれています 。件名 で内容が理解できるよう記載したり、一斉送信する場合は送信先のアドレスを BCC に入力するなど気を付けることも必要です。
3.記者クラブへの投げ込み
記者クラブとは、メディアが継続的に取材を行うために構成されている組織のことです。この組織にプレスリリースを持っていく方法を業界用語で 「投げ込み」 と言います。地方の記者クラブには地域性のある情報を提供するなど、 記者クラブに合った情報を投げ込むことで、報道してもらえる可能性を高められます。
4.プレスリリース配信サービス(有料・無料)
プレスリリースを複数のメディアに向けて一括に配信を行う 、プレスリリース配信サービス の使用も効果的です。

プレス配信リスト作成の重要性

つぎに、プレスリリースを配信するためのリスト作りなのですが、これに頭を悩ます人も多いかと思います。本当にこれは重要だと考えています。せっかくプレスリリースを作成してもどこに配信するかで世の中にどのように伝わるかがここにかかっているのです。有効的なリストを作成するのは本当に地道な作業です。広報ってこんなに「地味」なんだと思う事も多いほど・・・泥臭い営業とリスト作成が広報の大きな役割といってもいいのではと思っています。もちろん、プレス配信サービスを利用するのもひとつの手ですが、やはり記事を書いたり番組で取り上げたりするのを決めるのは人間です。メールを一方的に送るだけでは情報は捨てられます。きちんと電話をしたり実際会いに行って自社の取組や思いをきちんと伝えると取り上げられ方も違ってきます。自社の発信する情報で、より効果が見込まれるメディアにターゲティングを 行い、情報を届けたい場所や年代などに分け最適なメディアを選定していかなければいけません。
そして、そのメディアに合う配信方法を決めていきます。

プレス配信リストの作成方法

プレスリリースを配信する方法を大きく分けると、 “手動で個別にメディアに送る方法 と、 “一括配信サービスを利用する方法 の 2 つがありますが、個別に送る場合に、メディアリストを作成する必要があります。メディアリストの作成について、主に以下の 5 つの 方法をご紹介します。

1.記事の署名からピックアップ
多くのメディアでは、記事ごとに担当の記者や編集者の名前が記載されています。名前のみでメールアドレスなどがない場合もありますが、名前で検索することで連絡先を見つけられる場合があります 。

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2.各メディアの問い合わせ先のフォームやメールアドレスをリストアップする
プレスリリースを受けつけているメディアでは、プレスリリース窓口や、プレスリリースの受付用の連絡先が記載されていることがあります。

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3.ネット上のまとめ記事を使う
ネット上のまとめ記事として、プレスリリースの受付連絡先がいくつもまとめられています。古い記事だとその連絡先が機能していない場合もありますので、できるだけ新しいまとめ記事を参考にします。
iPhone/Androidアプリを出す時にリリースを送りたい媒体 53 個
4.知り合いから紹介してもらう
知り合いが、目当てのメディアに記事を掲載してもらっていたり、取材を受けていたりする場合があります。もしできるならば、連絡先だけでなく、紹介もお願いしてみましょう。

5.PR手帳やマスコミ電話帳を使う
内外の主要メディアの連絡先をまとめたハンドブックが市販されています。
PR 手帳などはお金がかかってしまいますが 、取り上げて欲しいメディアごとにリストがまとまっているのでより効果的に配信することが出来ます 。

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このようにして、いろいろなツールを使って独自のリストを作成していきます。また、実際に取材いただいたメディアの方のお名刺をリストに追記していきます。リストが出来てきたら、次に実際にお電話してプレスリリースの内容や送る旨をお伝えしたり、アポイントを取って実際にお会いしたりしてメディアの方々と関係性を築き上げていきます。有料のプレスリリース配信サービスでは届かないメディアの方にアプローチしていきます。そうやって地味にコツコツとリスト先に直接情報を届けることで少しずつ取り上げていただけるようになるのです・・・是非コツコツとやってみてください。

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