セトレの香りをデザイン
明石海峡大橋と淡路島を臨む「ホテルセトレ神戸・舞子」の香りをデザインしてもらいました。
「香り」って、0 . 2 秒で記憶されるそうです。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感は全て脳でコントロールされていて、
嗅覚は他の感覚と異なり「におい」の往訪が本能や感情、記憶を司る大脳辺縁系に直接伝わるそうです。
大脳辺縁系には記憶の中枢「海馬」、快・不快や喜怒哀楽など情動の中枢「扁桃体」があり、そのため、記憶や感情に約 0.2 秒で瞬時に結びつくんです。
確かに、香りで場所を思い出したり、昔を思い出したりと「香」って記憶を司るもの、また心もリラックスさせてくれます。全ての場所には何らかの’ におい’ が存在します。「香は人の本能に直結して、快・不快を決定づけるため、香りの設計をする場合は、対象の空間にマッチした香りを採用することが重要なんです。」と語ってくれたのが、今回セトレの香りをデザインしてくださった「和泉侃 / I Z U M I K A N」氏。淡路島を拠点に、香りを表現に用いた制作に取り組む アーティスト。セトレの空間に合うように、またセトレを思い出してもらったり、この場所に来たら落ち着くって思ってもらえるそんな「香」をデザインしてもらいました。
目の前に広がる海の景色の輪郭をより浮き彫りにし、訪れた人を晴れ晴れした明るい気持ちにしてくれる温かい香りや空間をより広く開放的に感じさせてくれ、訪れた人が深呼吸したくなるようなイオン感を与える癒しの香り。また、空間にラグジュアリーな印象を与えて、訪れた人が非日常を感じるような、特別感のある上品な香りなどを提案いただきました。淡路島産のエッセンシャルオイル「Suu」を使い、ホテルのイメージに合わせた香りをブレンド。ご宿泊いただいたお客様限定で、六甲山の間伐材を使ったアロマ木にセトレオリジナルの香りを染み込ませてお渡ししています。
また、エントランスの香りや販売用の香りもデザイン中!セトレをまた訪れたくなったり、お家で「SETRE」を感じてもらえるような「香」をデザインしていきたいと思っています。楽しみに待っていてくださいね。