10年間キッチンに立ったことのない夫が、朝ごはんと土曜日の夕飯を作るようになった
夫に”気づいて” ”察して”でうまくいった試しがない方、困りごとを言葉にだし、具体的にやってほしいことをお願いする、たったそれだけで、自分がやってほしい家事を夫がやってくれるようになります。
私の家では、どんな状況で、どうやって改善したのかを、ぜひご覧ください。
昨年のコロナによる緊急事態宣言での外出自粛のなか、私の夫は、3月と4月の2か月間、テレワークになりました。
しかし、夫の仕事以外の時間の使い方は変わりませんでした。
通勤時間がなくなったのに、通常勤務で帰宅した私が、子どもたちを保育園に迎えに行き、外に干してある洗濯物を取り込み、そのあと、夕ご飯を作るという今までと変わらない生活。
夫は、私たちが帰ってくるまで、仕事をし続けている状況。
家にいる夫が、気づいて自分から洗濯のとりこみや、夕飯づくりするのではないかと期待してしまっていたのですが、待てど暮らせど変わらなかったので、ついに私の怒りが爆発しました。
私「なんで、ずっと家にいるあなたが家事をしないの??」
夫「え?具体的になにをすればいいの?」
私「いつも私が、帰ってきてからやっていることをすればいいでしょ?」
夫「帰ってきてから、なにをやっているの?」
目から鱗でした。
自分が何をしなくてはいけないかに気づいていないことに対してと、私が帰ってきてバタバタとやっていることを見ていなかったことに対して。
「そうか、具体的にこれこれをやってほしい」だったり「私は何に困っているか」だったりを言葉に出さなくてはいけないんだ。
”気づいて” ”察して”は通用しないことが、結婚10年目にして、初めて分かったのです。
確かに今まで、夫と衝突をするときは、必ずと言っていいほど、”気づいて” ”察して”と私が思っていたことに、ぜんぜん夫は気づかずのパターンだったなと。
私にも改善点があることに気づき、次のことをやってみましたので、共有させていただきたいと思います。
ポイントは2つありまして、
1 困りごとを言葉にだす
2 具体的にやってほしいことをお願いする
簡単なことじゃないかと思う方も多いかもしれませんが、意外とこれができていないんです。
「私、すごーく疲れてしまっているので、テレワークで家にいるときだけでも、やってもらいたいことがあるんだ。具体的にはね・・・」
という感じです。
そしてさらに、なんで疲れているのかも話しました。
「私は、仕事を終わってから子どもたちが寝るまで、座る間もなくこんなことをやっているから疲れるんだ。まず、仕事終えるとすぐ、子どもたちを保育園に迎えに行き、車の中から荷物を出し、玄関で子どもたちの着替えをさせ、手を洗わせ、新しい服に着替えさせる。もう家に入っただけで、こんなにやることがあって大変なんだ。」
以降、洗濯物はとりこんでくれ、クローゼットにしまってくれるようになり、朝洗った食洗器の中身を、しまってくれるようにまでなりました。
それから、料理はすべて私がしていたのですが、私自身、コロナでも普通に出勤していたことと、昨年の4月から部署移動で日曜日と月曜日が休みになったことにより、土曜日が仕事になったので、土日休みの夫に、土曜日の夕ご飯を任せることにしました。
最初は、教えるのが本当に大変でした。
カレーを作ってほしいと思えば、私は、事前にすべての材料を買って、鍋はここにあり、これとこれを使うんだよと1から指示しないといけませんでした。
しかし、今では、作りたい料理を検索し、材料も自分で買いに行き、作るようになったのです。
そして、徐々に朝ごはん作りも、夫の当番としてお願いすることに、卵焼きまで作ってくれるようになりました。
これにより、楽になるのは私自身です。
時間に余裕がでることによって、子どもたちとの時間もとれるし、あれしてこれしてと口うるさく言わないようにもなります。
そして、夫に対しても”気づいて” ”察して”で伝わらないことで、私が不機嫌にならなくてすむというのが一番大きいかもしれません。
簡単なことなので、すぐに実行してみてください。
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