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いつも音楽の中で息をしていた

先のこと、未来のことをあまり考えられなくなると人は過去を振り返るようになるのだと思う。
未来がキラキラしていた10代、20代の頃は本能のままに動いていたし前しか向いてなかった。
ここ数年は少し早めに晩年が訪れてるような生き方をしているので
自分の年表のように過去を思い返している。
若い頃に思うままに生きたのでこれはこれで良い。

振り返るとどんな自分年表にも
「音楽」が欠かせなかった。

レコードで聴いた童謡や季節の歌、
バレエを習っていた頃憧れたチャイコフスキー、
世界名作劇場や藤子不二雄作品の歌、
ピアノのお稽古で弾いたツェルニーやショパン、
カセットテープのオールディーズやビートルズ、
父や母が聴いていたジャズ、
多感な頃にどっぷり聴いたジブリのサントラ、
心の支えにすらしていたディズニーの歌の数々、
ドラクエなどのオーケストラ版、
90年代初頭トレンディドラマの主題歌、
アメリカのラジオから流れるイージーリスニング、
学生時代マーチングバンドで演奏した映画音楽、
高2の夏が忘れられない『耳をすませば』や『ライオンキング』のサントラ、
演劇学科の仲間と夜な夜な歌ったミュージカルの果てしなく愛しい歌たち、
大学でひたすら踊った思い出の曲、
友達の家で流れていた流行りの洋楽、
そしてずっと聴いていたユーミンや
人生を変えてしまったサザン。

まだまだ思い出すと
自分の中にたくさん眠ってる引き出しがある。

せっかくだから自分の愛すべき音楽系譜を残したい。
どの時代のどの瞬間も音楽が彩っていた。
大切な人たちとの出会いも音楽が導いてくれた。

けっして大袈裟でなく、
音楽なしでは息ができない。
今のわたしがあるのは
音楽がいつも寄り添ってくれていたから。

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