オープン競走の予想アプローチ
去年と今年でガラリと出走ルールが変わった「オープン競走」について、わたしが予想の際に意識していることを、先週5/14(日)栗東Sを例にあげて書いてみます!
たぶん普通の人はめんどくさくてやりたがらないことまでやってるw
こんなの真似できないやーーって思うかもしれない…
けど、こういう考え方もあるっていうのを知ってるのと知らないのとでは違うはず。。。
参考までにどうぞ!!!
5/14(日)栗東S(L)ハンデ戦
まぁ馬券は小銭しか買ってなかったけどw
この的中レースを振り返って、わたしの考察を書いてみます。
1着馬○アイオライト
グラフを見ただけで「鮮度の高いハイレベルレース」を続けて使っていることは誰が見ても明らか!
…でも、実際は上のクラスは単純には買えないかな?とわたしは思っています。
(上のクラスに行くほど「能力(レースレベル)<適性・状態」重視)
グラフ以外にどこを見て、どう考えているか参考になれば☺
この馬はどんな距離でも前に行けるスピードのある馬で、大きく負けたのは先行不利な展開の時(1400で2.0秒差14着に負けた時もそう)
去年までは除外権利&出走馬決定賞金の大きい順に出走可能だったので、オープン2勝のアイオライトは比較的出走しやすい状況だった。
しかし、画像の11/6のみやこSの行に書いてある通り、その前に10/15太秦Sを除外。みやこSレース前に厩舎コメントを読むと「予定をスライドした」と書かれていて、本当に太秦Sを狙っていたんだと思われる。
↑のツイート画像にあるように、太秦Sは除外権利持ちさえ出られないくらいの異常な状態に…
このとき出走馬決定賞金8,010万円あったアイオライトは、普通なら出走できる十分な賞金を持っていたので、ここでの除外は痛かったと想像できる。
アイオライトは2021/12/28ベテルギウスSを勝っているが、このとき3節前の師走Sを除外になって権利を持った状態で仕上げての勝利だったことからも、状態面(調子)が結果に出やすいタイプの馬だと思われる。
(実際に陣営は夏よりも冬に調子を上げると認識している)
今年に入ってハンデ戦ばかり使っているのは、オープンの出走ルールが変わったからではないだろうか。
となっているので、別定だと強い馬(直近で3着以内に入ってきている馬や出走馬決定賞金が多い馬)が出てきやすいが、ハンデ戦の場合はあまり強くない馬(結果が出てない馬)が集まりやすい上に、実績のあるアイオライトはハンデが重くなる=ハンデ重い馬3頭が最優先で出走可能…となり、調整しやすいのではないかと
それで、今年はハンデ戦を選び、好走できているんだと妄想してますw
(実際に調教もよく、状態面もいいというコメントも出ていた)
3着馬◎メイショウテンスイ
メイショウテンスイも出走ローテからの◎
1年前
2022/05/15 栗東SH(L) 13着(1.8秒差)
2週前に吾妻小富士S除外で権利GETした状態ではあったが、その前に本当は4/2コーラルSに出走したかったはず。本来なら1週前の名鉄杯で権利を取りたかったんだろうけど、ここは出走頭数が少なくて除外権利を得られないので回避したという流れがある。この予定が狂ったことが影響しての大敗かと。
これ以外の1400では、先行して好走(着差0.9秒以下)できている。
(NST賞は1200で、スタートは五分に出たが、内も外も速い馬がいて置かれてしまった。先行できずに馬が走る気をなくしたように見えた。度外視)
そして前走3/11コーラルS(L)
今年~のルールだとマイナスにしかならない「除外」を2/12バレンタインSでくらった後&転厩初戦&含水率1.9%パサパサダートであったにもかかわらず、0.8秒差9着に走れていた。
リステッドだと出走馬決定賞金順で出走可能。
2020年にリステッド勝ちがあるためメイショウテンスイの出走馬決定賞金は3,890万。
普通のオープンよりもリステッドの方がギリギリ出走できる可能性が高いのではないかと思われる。(オープン馬でも1着なければ基本的に収得賞金2400万+1年以内の収得賞金)
そして今走はリステッドの栗東SH
特別登録時点で出走馬決定賞金14番目で、出走可能なことはわかっていた。栗東CWでの最終追い切りも馬なりで加速ラップでラスト13.1-11.4-11.5の好時計を出していた。
1400ですんなり先行できれば走るメイショウテンスイにとって、今回は巻き返し可能なタイミングだと判断して◎を打った。
今年のオープン競走
さすがに去年と比較した上でのローテ予想は難しいと思う。
(去年までの各馬のローテ(回避含めて)蓄積してるのは、たかちゃんとわたしくらい?笑)
ちなみに、レべ見えツールでは見られます。
(が、データソースのExcel内で前走の日付などから判断してデータ引っ張ってくる数式入れてるんで、うまく出てないところがあります)
だけど、その情報が見られなくても去年とのルールの違いさえ理解して
ということを頭に入れておくとイイかなと思います☺
ちなみにこれが2021年以降のオープン(リステッド・非リステッド)の単複回収率・平均配当
芝は今年でも穴馬走ってるレースがあるけど、ダートは特に今年は人気決着なことがわかるかと…
このルール変更を理解せずに「オープンは高配当が期待できる」というイメージ(実際に去年までのルールなら人気薄の好走も期待できた)で、むやみやたらに穴馬を狙うものでもないかなーとわたしは思ってます。
ただ、↑であげたメイショウテンスイなど、理由があって狙える人気薄は絶対いるので、そこをしっかり掘り下げて見つけてあげる必要があるのではないかと考えてます。
なお、「除外」の情報自体は、JRA公式サイトにも載っていますが、その除外になったレースのところにしか書いてないので、その馬自体のページからは知ることができません。
ちょっとめんどくさいけど、蓄積していくしかないかなーと思います。
(競馬ブックでは8節以内の除外情報が見れたと思うけど、自分は使ったことないので不明)
オープンより下のクラスでも使える(特に未勝利・1勝クラス)上に、なんど魅力を発信してもおいしいファクターなので、おすすめです笑