見出し画像

娘とスー太郎とフランス田舎旅(1)

お返事は、はい!かOui!かBien sûr !
Salut ! クミ長です♪

フランス旅行というと高級に見えるかもしれませんが、私の場合、海外旅行は貯まったマイルで行くので、飛行機代はかかっていません。タダで乗せて頂けるくらいANAに貢献しているということでもありますが、費用がかからないのは嬉しくて、気分良く利用しています。

さて、昨年の春頃、娘に「年末またフランスに行く」と話していたら、行ってみたいような顔をしていたので「私のマイルで飛行機取れたら行く?」と聞いたら「いくいくいくー!」と。そっかー、OK。じゃ、スー太郎連れていくか!初登場ですが、この「スー太郎」とは、娘の息子たちのこと。またの名を孫とも言います。この呼び名は、私が二人のちびっ子の名前を何かの拍子に言い間違えて「スー太郎」といったのが定着したもので、いつの間にか二人を呼ぶときはこの呼称になっています。ちなみに、スー太郎は私を「おかあちゃま」と呼びます。私の子ども達が小さな頃私を呼んでいた言い方です。聞いている周囲は混乱しますよね。

ちびっ子→娘「マミー」
ちびっ子→私「おかあちゃま」
娘→私「おかあさま」
ちなみに
息子→私「おかあちゃん」

鈴鹿家の呼称

さて、娘は職場に相談をして、12月19日出発で12月31日帰国という、この日程なら休みがとれるということになり、そこから私はANAに電話をかけまくりました。熱意が通じたのか、なんと、席が確保できました!エコノミーは取りやすいのかもしれませんが、もう嬉しくて、娘に「とれたよーー!」とLINEで熱狂報告。推し活のライブにアリーナA最前列が当たったような喜びでした.

本当に行けるのかどうか、ボンヤリしたままで半年が過ぎ、12月になってから、おっかなびっくり「フランス行く?よね?飛行機取れてるし」。ダメもとで取っている飛行機だから、行けなくても仕方ないと考えてはいたけど、いざ近くなると、どうしても行きたくなるものです。どこに行こうか、暖かい南仏にしようか、いやクリスマスマーケットのコルマールにしようか。場所を考えたり旅程を組み立てたり、宿を探し始めたりしたのも、12月に入ってからでした。決まっていたのは、私は一足先にパリにいて、娘たちをシャルルドゴール空港で出迎えることだけ。まぁなんでもギリギリな私ですが、それで失敗することもないので、何とかなるだろうと思っていましたが、やはり、何とかなるもんです。

さぁ、そろそろ娘たちが出てくる頃。

どきどき

飛行機は予定より30分早く到着したらしく、早めについていて良かったよ~。あ、出てきたー!

14時間のフライト、お疲れちゃん!

この日はパリに1泊して、翌朝一番の列車で移動することにしていましたので、泊まるだけの宿は便利の良いところにしていました。

娘たち到着の夜のParis宿の入り口

宿は、扉を開けた先がこんな風。どこが入り口かもわからず、失敗したかもと思ったけど、大丈夫でした。フランスの宿は、こんな不思議な入口のところも多いですが、慣れてしまえば驚きもしません。ベッドが屋根裏にある構造ではありましたが、スー太郎たちは探検が楽しそうでした。案ずるよりスー太郎♪

さて10日間、ちびっ子連れてどこに行こう

フランスは広い

クリスマス、年末年始と重なるこの期間に、いつどこに行くと良いかはとても考えました。クリスマスをどこにするのか。この旅でそもそもそこに重きを置くのか。先ずは、慣れていないし時差もあってボンヤリしているだろうから、田舎の村に別荘でも借りて、スー太郎が外走ろうが、騒ごうが、安心してやり放題できるところに行こうと、思いました。

そこで、フランスで一番治安が良いとか、住みやすさNO1との呼び名も高いアンジェという村に行くことに。それも、街中まで車で数十分かかる、本物の田舎です。さて、どんなところでしょう。ワクワク。

新幹線やレンタカーで移動

パリのオステルリッツ駅から朝7時半の列車を途中で1回乗り継いで、目的地のアンジェに着いたのは10時半。

電車オタク君たちが乗りたかったTGV

電車大好きなスー太郎は、とても喜んでいました。良かったね~♪
時差ぼけと疲れで、マミーは没。そりゃそうだ。

乗り換えたよ

レンタカーをアップグレード?!

さて、3時間の列車の旅を楽しみ、到着したアンジェの駅で予約していたレンタカーを受け取ります。フランスのレンタカーシステムは、日本と全く違います。というか、日本のイメージで行ったらビックリします。

車は鍵を渡され、駐車場の場所を知らされて、自分で探しに行くのが普通。駐車場はたいてい暗くて不案内で狭くて、めっちゃ不安になります。今回は予約確認の場面で、私達の荷物を見た担当の人が「これじゃ予約していた車には載らないよ」ということで、車をランクアップ。高かったけど、高速走るには良い車でした。左ハンドルのBMW!チャイルドシートふたつ着けていくよー!

ON Y VA(オニバ)!は「いくよー!」

こんな道をレンタカーでOn y va!

さ、ここからは、荷物を気にせずにガンガン進むよ~!
窓の外は、どこまでもどこまでも続く畑。農業大国を思い知らされます。フランスの野菜って、美味しいよ~。今夜のご飯、何にしようか。

この道であってるのかどうなのか、日本語のナビにも案内してもらいながら、1時間半走って到着したのがこちらの別荘。この隣の家が母屋の、素敵な平屋でした。

4日間お世話になる別荘

新しくてとても綺麗で、オーナーのシルヴァンは不慣れな私たちを温かく迎えてくれました。家の裏庭にはやぎの子ども達がいて、シルヴァンはスー太郎たちに餌を手渡してくれました。

腰が引けてるw

お家は、古い家屋を改装した清潔で使いやすい家でした。キッチンはIHでオーブンもレンジもあり、冷蔵庫には「Bienvenue!」と書かれたワインが2本入っていました。嬉しくなって飲んじゃうよね~。買ってきたシャンパーニュも2本冷やして、準備万端。

お家の中はとてもきれいでした(`・ω・´)b

広い家の中で、思いっきり走り回り、楽しそうなスー太郎を見ながら、私と娘は一足お先にシャンパーイ!飲みながら途中のマーケットで買い込んできた食材で、かんたんなお夕食をつくりました。

この日は、エスカルゴとカリフラワー、野菜とマカロニのトマトソース、グリーンの野菜とアボカドとモッツァレラのサラダ、ソーセージと玉ねぎのスープとバゲット2本。とにかく野菜が安くて美味しい。しかもオーガニックが多くて嬉しい!フランスはワインやシャンパーニュのための葡萄を守るために、水さえ余計には与えないお国柄。

公共の公園や緑地での合成農薬の使用は全面禁止されているし、2019年からは個人の家庭での使用も禁止に。だからBIOの表示がないものでも、安心感が違います。安くて安全な野菜がたんまり食べられて、お料理も楽しくて仕方がありません。特大カリフラワーは縦に切ってダイナミックに焼くだけなのに、スー太郎たちは完食していましたし、無添加が当然な特大生ソーセージは、1本70円くらい。移動するから調味料も控えめなものしか持たなかったけど、十分美味しくて飽きずに食べられたのは、素材の力が大きかったと思います。食材のことについては、また別のNOTEで書きますね♪

いっただきまーす!これ、30分後には全部なくなります

6歳、2歳(1月で3歳)を連れての14時間フライトも列車移動も、心配していたことは何も起こらない旅の始まりでした。

さて、このアンジェを起点に、これから毎日車であちこち行きますよ~!次はナント!そして、モンサンミッシェルへ!

では、次号をお楽しみに!
à bientôt♪

いいなと思ったら応援しよう!