見出し画像

考えるのは無料

僕は結構昔から「ブログ」という文化、システムが好きで、
何がきっかけだっただろうかと思い返すと、高校生の時にまで遡ります。

当時は所謂”陰キャ”に属していた僕は、同じ傾向のある人間と毎日図書室のPCでFLASHまとめばかりを見続ける狂った日常を過ごしていました。

しかし皆さん、陰キャには"隠れ陽キャ"が存在するのをご存じでしょうか。

陽キャの中でも、周囲の人とのコミュニケーションを積極的に取れる人種。
嫌われない振る舞いが人格形成のプログラムの中で自然と組み込まれた人は、ちょっとアニメを見たことがあるだけで「僕、私、陰キャなんで」なんてことをさらっと言うのです。(この現象についてはまた別記事にまとめたい)
そういった人が陰キャグループ内にいると、陽キャとのパイプ役となるのです。勝手に。依頼もなく善意で。こわい。

陽キャとの出会い

僕は先述の通り、高校生活を基本的に多くの人と関わることなく過ごしていたのですが、ある日陰キャ仲間の一人が「ガンプラ作ろう」と言い出し。
プラモデルとかあんまり興味はなかったのですが、
「ガンプラかー、じゃあワイ、エヴァで(ひねくれ)」
「じゃあ〇〇って奴と一緒に買いに行くから」
「え…あ…うん…」
陽キャと繋がる瞬間であった。彼の場合は隠れ陽キャというよりは、陽キャのフリをする陰キャという感じで、そういう振る舞いが本当に嫌いだったのですが、この出会いがある奇跡を起こします。それはまた別記事で。

後日、、、

3人で結局、僕も含めてガンプラを買った。高校生らしいおこづかい予算、初めてのプラモデルという事で皆HGだった。いつかMG欲しいねぇなんて話しながら、陽キャだと思っていた人は意外とこっち寄りの人間だった。話してみるもんだなぁ、とは思ったけれど、ガチ陽キャとの関りはハードルが高いもんで、結局避け続ける高校生活でしたが。
じゃあ家で組もうぜと、陽キャハウスへ向かうとまぁこじゃれたこと。
なにこのいい匂い、なにこのおしゃれ家具。僕の住んでいた家とは別の空間が広がっていました。
あぁ、陽の者は陽の者たる環境があるんだ…親の力は偉大。きっと親も陽。

3人でわちゃわちゃ組み始めました。僕は集中すると黙っちゃう派なのですが、陽キャ、気になるのかしゃべるしゃべる。とはいえそれほど気を害することはなくファーストがいいだの、ZZまでは見ろだの、ガンダムトークに華を咲かせていました。

そんな折、陽キャは言います。

「ブログやってるんだよね、おもしろいよ」

え、mixiは知ってるけどブログって何?というのが当時の率直な感想で。
そういうの高校生でもやっていいんだ!なんだかドキドキや、という感じでした。当時、もう10年以上前(…え、10年?歳取りすぎてない?)の事ですが、周りにそういったサービスを利用して情報というか何かを発信する事に取り組む人は同じ年齢では少なかったように思います。そこにも何か、アイデンティティになり得るものを感じたのかもしれません。

興味を持ってしまったら最後、なかなか止まれない性分の僕は、すぐに始め方を教わり、気ままに書きなぐっていました。誰が見てるかわからないけどリアクションが割とうれしい。これは承認欲求が満たされていた証なんだと今になって思えます。

ブログサービスシステムの課題「サービス終了」

突然決まりました。今思えば、ちゃんと告知されていたものなんだとは思いますが、自由にPCを触れなかった高校時代。ガラケーしかなかったあの時代。こまめに情報を確認していなければわからないもんです。引っ越しなど検討する間もなく、サービスは終了してしまいそのころのログは何もみれなくなっています。

Cururuというサービスでした。NHN運営だったので、ハンゲームと連携できたんだっけな…。忘れちゃった。NAVERブログの後発サービスでした。
(現在どちらもサービス終了というね。)

当時はなんだか、すべてを奪われたような気がしてめちゃくちゃ絶望していた気がします。今は何を書いていたかも覚えておらず、割とどうでもいいです。というかそれどころじゃなくなったんですよね。

ブログ書くときに思ってたこと

まぁこれは今も強く思う事なんですが、考えるのは無料やってことです。いつでもだれでもできます。
持ちうる時間は人それぞれではなく、みんな平等です。これ以上平等なものは無いんじゃないのというくらい残酷に平等です。1日24時間。これガチ。
寝てる時間が僕で平均5時間くらい、残り19時間をどう使うのかは自由です。僕はできるだけ、何かを考えることに使用したい。
その触媒として本やネットの情報、インプットが必要なこともあるけれど、如何にして考えることに時間を使う、作れるか、がいろいろな価値を生むと思っています。
ブログをすっと開始できたのも、考えてたこととかをアウトプットする作業に集中できたからだと思います。
さ、ブログ書くぞぉ…何書こう…えーっと…、では始まらないしきっと続かない(続けられなかったけど)
考えておく、というのは飯食ってる時でも風呂入ってる時でもできるものです。無の時間(休息)も必要ですが、できるだけ減らしておきたいものです。そういう習慣が無意識的にあったから、ブログがスマートに始められたのか、ブログを書こうと思ったから、意識的に考えることを増やしたのか。
どちらかと言えば後者だったのかもしれませんが考える習慣がついたのは確かなことです。

これはnoteも同じなんだろうきっと。さ、なんか書こう…と始めるのではなく、日中のあらゆる時間を使って少しなにか考えるだけでアイデアは案外でてくるものです。ブログだけのことではないと思っています。仕事や学業、様々な場面で、いろんなことを考えているだけで、発揮しなければならないタイミングで素早く行動できるはずです。

皆さんも、日常にあるすき間時間、もっと有効に使ってみませんか?

いいなと思ったら応援しよう!