適合率の低さは何が原因なのかと、その影響に関する一般人の妄想
【※注意 本noteを開いて下さった方へ】
このnoteは、いち一般人が、何の根拠も無く資料もないままに、ダラダラとパチンコパチスロ産業へのお気持ちを垂れ流すだけのものです。
その点を踏まえた上で、「そんなこと考えてる奴もいるんだねぇ…」いう程度に、お暇潰しにでも読んで頂ければ幸いです。
はじめに
型式試験。
ぱちんこ業界にあまり興味がない方でも、聞いたことがあるって人は結構いると思います。
読んで字の如くというのもアレですが、新しく作って持ち込まれたパチンコ・パチスロマシンを試験して、法的に問題が無いかどうかの審査をするってヤツですよね。
さて、そんな型式試験。毎月持ち込まれた台数や、試験を通った=適合した台数を公表してくれてるわけですが。↓
適合【率】が、時々で話題になったりしますよね。高かった低かったと。
で、近年は、総じて低いよねって総括で語られている印象もあります。
そして、合わせて語られるのが、「適合率の低さが台の値段の高騰にも影響しているんだ。」という論。
そこで今回は、その辺の話がホントなのか…とかその他のことを、アレコレと妄想してみようかなと。
試験内容
ここは、一般人の僕が聞き齧りで何か言うよりも、最前線にいる方の言が1番…ということで。
ざっと調べた範囲では、この方のnoteが分かりやすく書いてくださっていたので引用させていただきます。(無料で見れる範囲でも試験の概要は理解出来ます)
どうやら過去のあれこれを経て、あらゆる角度からはしゃぎ過ぎないように台を調べているようですね。
まぁよく言われる、ノーマル機と所謂爆裂機の試験が同じ基準なのは…とかの話は一旦置いておくとして。世に出ている全ての機械は、この基準をきちんとクリアするための試行錯誤を経ているのだなと。
またこれも言わずもがな…ではあるかもしれませんが、試験適合出来たとしても、各都道府県で認可が降りないとホールへの設置はできないというのも…ね。念のため。
適合率の低さの原因?
さて、では本題。なんで近年適合率が低いと言われているのかについて、です。
考えられるパターンとしては、
メーカーがテキトーに作ってポンポン試験している。
試験のハードルが高くて、合格になる確率が低くなっている。
メーカーの持ち込み件数が多いので、分母が増える分で合格率も自ずと下がっている。
ギリギリを攻めた設計にしているため、どうしても合格率が下がっている。
どこかにいる闇の組織か、政府の陰謀。
こんなところでしょうか。
まぁ、1と5に関しては冗談なので、深く考えないでください(苦笑)。
先に推測の結論として、僕の個人的な考えとしては3+4なのでは?…と思っています。
2に関しては、試験内容の甘い厳しいという意見はそれぞれにあるとは思いますが、伏せられた基準では無いというのが前提にありまして。
どんな機会を作るにしても、その基準に沿って機械の設計図を描くわけですから、試験内容云々で合格率が大幅に変わるとは思えません。それこそ1の例のように、テキトーに作っているわけでは決して無いのでしょうから。
で。
4のギリギリを攻める。
ここに各種問題の根があるように思えます。
ただ試験を通すこと優先で考えるなら、それこそプロの方々が作っている以上、無難に作ることは間違いなくできるはず。
でもそうしないのは、無難に作っても【今】の客や店は、見向きもしないからだと思うんですよね。
客は、甘くていっぱい出て分かりやすく、勝てるものを。
店は、客が喜んで打ってくれて、且つお金が落ちるものを。
これに沿う機械を作らないと、まず売れない。売れるためには、無難で置きに行くような機械なんて、設計段階でボツです。
出玉総量含めて、割り振れるパラメータ値が決められている中で、例えば100の値を振り分けるんであれば、
よりも、
の方が、今のコア層にウケが良い(とされている)。
ギャンブル性が高いほど=過激で夢を見れる仕様なほど、狂喜乱舞して人は寄ってくるし産業規模として語られる金額も大きくなるというのは、まぁぱちんこ産業の歴史としても、一定の科学的見地としても、事実ではあるでしょうし。
で、シミュレーションの設計でギリギリを攻めれば攻めるほど、現実の試験で引っかかるリスクも増える。増えたリスクをどう解消するかといえば、ちょっとずつ振り分けの数値を変えた同コンセプトの台を大量に持ち込んで、どれかが通れば万々歳…と。
これが上記例の3になるんじゃないかなと。
実際、10数年前のデータと比較してみると、
持ち込み件数からして違うのは明らかですし。
試験基準の違いや各種規制の影響で、今より【出る台】の適合率が高かったから、無理な持ち込みもせずに済んだのでは?…と考えると、納得できるところはありそうな気がします。(事実がどうかは知りませんが)
適合率の低さが招く影響
さて、なんで適合率が低いのかという理由については、何となく目処が立ちました。
では、その結果どんな影響が出るのかについても、少しだけ考えて終わろうと思います。
まずはこれですよね。
これに関しては、正直情報も何も無い一般人では考察不能です(汗)。
だって、開発にあたっての、人的・時間的コスト次第だと思うんですよね。
数値を少しずつ変えてバランスを取る.と一口に言っても、サクッと出来そうな気もすれば延々と頭を悩ませてやっていそうな気もする。
そこ次第なのかなと。
で、試験代に関してはなんですが。ものすごい雑なイメージで【試験1回=新台3台売れればチャラ】と思えば、言うほど台の価格に影響はないんじゃ無いかとも思えるんですよ。
なので、そこに関しては考えなくても良いのかなぁと思います。
寧ろ、複数機種を短期スパンで一定量以上売らないと…という部分の方に、より闇を感じますし。
こちらは、完全に憶測ではあるし、まったく的外れの可能性も十分に理解した上でですが、もしそうであれば、こちらの方が個人的には問題かな、という妄想になります。
1つの強い出玉力がある本命機種にコストをかけ過ぎると、機種数を多く出して利益を確保することが出来なくなるという想定をすれば、自然と至る結論でもあるんですが。
本命機種に準ずる試験機でお試し試験(複数パターン)→通れば所謂機歴機種としてリリース。このサイクル。
〇〇をよりパワーアップさせました!とかの煽り文句が付く機種や、このスペックをなんでこのコンテンツで?とプレイヤー側が思うような機種の幾つかが、これに該当するんじゃないかとかって妄想をするわけですよ。
結果、基本コンセプトが似たり寄ったりの台が、ホールに溢れる.と。
で、そういう機種をいくつものパターンで作る=似たような作り(コンセプト)の台が市場に増える。で、市場のリアクション含めてのリサーチに使ってたりとか、ね。
もちろん今のトレンドとして、好まれる傾向の台が増えているのを別角度から邪推してるだけだ、と言われればそれまでなんですが。(実際、そうなんだろうなという感覚はあるし)
好みの傾向が偏る事=より狭い範囲でのファン受けしか狙わないというのは、ただでさえ縮小傾向がある産業としてどうなのかなぁとか思うのですよ。
まぁここは、多様性のある環境を作っても【今】の客の大半は、脇の機種に目もくれないという現実があるので、メーカーとしてもホールとしてもいたしかないんだろうなというのは理解出来てしまうのですが。
売れないものは作らないし、動かないものは買わないですからね。
これは、いち一般ユーザーからの見え方の問題ですね。
なんかね、単純にネガティブに聞こえるんですよ。適合率が低いって話が。
話題としては、ただただ事実を述べているに過ぎないんだろうし、こちらが勝手に問題だ思っているだけで、現場その他の空気感としては、もしかしたらたいした事じゃないのかもしれません。
ただ、解釈が添えられない数字って、数字の読み方と理解の仕方を知らない僕みたいなのが目にすると、「それも業界の振るわない理由の一つに違いない。試験の方法に問題があるんじゃないか?いや、メーカーに問題が…。」などと悪い方に捉えて、イメ損になってたりするんじゃないのかなぁ、とか。
機歴()の話とか、店舗数の減少の話とかと一緒くたにされちゃうイメージ。
なので、どう解釈して欲しいかまで含めた話題として、業界の方には語って欲しいかなと思ったりします。
今の時代、情報を伏せることはまぁ難しい事ですから、それなら出た情報に対して正しい解釈は付けて欲しいかと。
重箱の隅を突けば、まだ出てきそうではありますが、上記のように【正しい解釈】がないままの妄想を、これ以上垂れ流しても混乱の元になりかねないので、締めとしましょう。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。
型式試験そのものやその内容に対しての思いはまぁ別にあったりもするのですが、それはまた、ね。
新しくできることも増え、今できる目一杯に挑戦してくれているメーカーさんには頭が下がるばかりです。
が、その努力を重ねた過去数十年の結果、今どうなっているか…というのも少しは振り返って欲しいなと思ったりもします。(これはそれを扱うお店さんにも)
プレイヤーには打つ打たない権利がありますが、市場にあるものの中からしか選択出来ません。
その中で、何を好んでくれる人を残すか、誰を切り捨てるかの権限がメーカーさんやホールさんにはあるわけで。
願わくは、マイノリティの僕みたいなのも受け入れてくれるような環境選択をしてくれれば…と思います。(待ってるだけの雛モードじゃなくて、ちゃんと付いて行く努力はするけど)
といったところで、今回はここまで。お付き合いありがとうございました!