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2025年と教職員組合
2025年となりました。
今年もよろしくお願いいたします。
2025年、教職員組合はどうなるのでしょうね。
去った身なので余計なお世話でしょうが(笑)、いろいろ気になります。
まずは組織拡大、組合員を増やすことでしょうね。
教職員組合も労働組合の一種といえるので、数が力です。
多くの教職員が組合に入ると、要望を実現するための発言力が大きくなります。
ところがいま、かなり組合員数減っているんですよ。
最大手の日教組(日本教職員組合)も最新の厚労省の調査だと20万人割っていましたかね。
加入率も減っています。特に新採用の先生は2割も入っていないくらい。
厳しい言い方ですが、これだと「教職員の代表」と言うのも厳しくなってくる。
どうすれば組合員数が増えるのか。
組合費を下げると言っても、そう下げたら組合の運営が出来なくなり本末転倒と思います。
今の組合費で納得して入ってもらえるようめざすという、理想論かもしれないがそれを追いかけていく。
自分たちの職場を自分たちで築く、良くしていく。
官製研修とは違う場面で学びを深める。
その原点の意義を粘り強く伝えていくのが大事ではないだろうか。
これまた理想論かもしれないが、実績は確かにある。
次に、活動内容をどうしていくか。
賃金改善はもちろん大事。
物価高が激しい中、教職員も暮らしがある。
人員確保のためにも賃金を上げられるか。
それは日本全体の景気を良くしていくことにもつながる。
早く帰れるように業務の精選も大事。
やめる業務・残す業務は何か、それを民主的に、子どもたちのためという視点を忘れず精選できるか。
給特法とどう向き合うか。廃止・見直しまで進めるか。
では廃止して時間外勤務に残業代を払うこととなったとして、
残業代は適正に支払われるか、勤務時間の過少申告はないか。
人員を増やせるか。
人員を増やそうにも今の採用試験の倍率では…。質と量の両方の確保は。
今いる教員の定着も大切。今いる教員を大切にしなければ新しい教員も来ないし、来ても大切にできない。
教員が学ぶ場をつくれるか。
忙しい今、新たな学び方とは何か。これまでの教研の積み重ねを活かし、変えないところは変えない、変えるところは変える。
そして、広い意味で教職員組合とは何か。
「教え子を再び戦場に送るな」の、堅いかもしれないが大切なスローガン。
スローガンと言う言葉が古いかもしれないが。
平和と民主主義を守れるか。
そもそも平和とは何か。今は平和なのか。
そもそも民主主義とは何か。
新年早々、色々と書き連ねてしまいました。
遠くからですが、2025年、教職員組合の活躍を願っています。