「ぽんこつ」君、その後。
2005年3月16日の日記。
米国ヴァージニア州の片隅にある日系企業の現地法人で、日本人駐在員である「ぼす」の元、秘書兼通訳兼「やっかいごと よろず引き受け業」的な何でも屋さんとしてお仕事をしていた頃のお話。
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あれから 2週間以上経ってしまったのである。
果敢にも雪道に挑戦してまんまとハマってしまった「ぽんこつ」君。タイムリミットが迫る中、思わぬ救世主の登場で事なきを得た訳だけれども、納得いかないのはAAAの対応である。
“I just wanted to let you know that we don't need you any more. Thanks to YOU for not showing up after all and making us wait in this freezing wheather for EVER, but would you be kind enough to tell the driver not to even bother to come down here?
(もう来て頂く必要はございませんので、お知らせしようと思いまして。おかげさまで、このクソ寒い中さんざん待たされた挙句、来る筈のトラックは結局到着しませんでしたけれど、どうぞお気遣いなくと運転手の方にお伝え下さいな。)
とっても丁寧な断りの電話を入れた際に、オペレータのおねぇさんに訊ねてみたのである。
“Oh, one more thing. Could you give me a number where I can file a complaint or a mailing address I can send a claim letter to, please?”
(それはそうと、苦情受け付け窓口の電話番号か、苦情送付先を教えて頂けますかしら?)
ところが返ってきたのは、なんともかんともハッキリしない言葉ばかり。「そんな番号はお教えできない」だの「私にはわかりかねる」だの、とにかくのらりくらりと、なんだか煮え切らない様子なのである。
重ねて問い詰めると、しぶしぶこんな風に答えるおねぇさん。
“Well, we can send you a form you can fill out.”
(記入用紙をお客様に送付させて頂くことはできますが。)
これ以上押し問答を続けてもラチがあかないだろうと思い、とりあえずその「記入用紙」とやらを送ってもらうことにしたのだけれど。
あれから2週間以上経ってしまったが、もちろんその「記入用紙」は未達な訳で。
目下真剣にAAAの解約を思案中のワタシである。
追記
① 「「ぽんこつ」君置き去り事件」の翌朝、
ローカルラジオ局の情報番組で雪道でトラブった車の話題が出ていたらしいのだけど、それを聞いていた「ぼす」曰く、「特にひどかったのはオグデン通りで、なんでも軽く4、5台はハマってたって言ってたぞ」とのこと。
...オグデン通り。そのうちの一台は、間違いなく我が愛しの「ぽんこつ」君であります。
②こんなサイトをみつけたのだけど、如何にワタシと「ぽんこつ」君が無謀だったのかがよくわかる......。
国土交通省:女性のための雪みちドライブ講座
冷静になって考えてみると、どうしてあんな衝動的な、というか突発的な行動に出てしまったのかは、謎。親しい友人たちには知れ渡っているエピソードであるが、ワタシの母は「バナナの皮はほんとにすべるのか」気になって気になって実際試してみた人である...。更に「氷はほんとにすべるのか」も気になって気になって試してみたことがあるらしい。思い立ったらやってみずにはいられないのだろうか。
ワタシに受け継がれているであろう母の遺伝子がオソロシイ今日この頃なのである...。