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Time to be Scary! 〜ハロウィンにまつわるエトセトラ⑦〜
2004年10月31日の日記。
米国ヴァージニア州の片隅にある日系企業の現地法人で、日本人駐在員である「ぼす」の元、秘書兼通訳兼「やっかいごと よろず引き受け業」的な何でも屋さんとしてお仕事をしていた頃のお話。
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いよいよハロウィン当日なのである。
今年はなかなかパーティの計画が立たず招待状メールが届いたのはギリギリだったのだけれど、アメリカ生活最後のハロウィンってことで既に仮装のネタは仕入れてあった。
ま、使わなかったら最悪返品しちゃえばいっかぁ、ってなもんである。
アメリカはさすが返品大国、というかなんというかレシートさえあれば開封済みだろうと何だろうと大抵のものはお店で引き取ってもらえる。一度履いた靴をまんまと返していた人間をワタシは知っているし、スーパーのお肉屋さんで買ってきたパック入りのお肉をサービスカウンターに持って行った強者を見たこともある。
いかん、話がそれた。
そもそものはじまりはひと月ほど前のこと。知人の出産祝いを買いに出掛けていたワタシの目に飛びこんできたのがこいつ。
商品名: skullmask
言わずと知れた死神さんことDEATH のかぶりもの。ガイコツマスクであります。
続けてGLOW IN THE DARK つまり「暗闇で光る」とパッケージに書かれている手袋を見つけ、即、カートに入れる。樹脂でできた立体的な骨感がなんともリアル。
かぶりものなら楽ちんだしなんて思いながら仮装用の小物を物色していたら GAUZE ZOMBIE (ガーゼ ゾンビ)っていう黒い衣装の上に、薄汚れててビリビリに破れたガーゼ状の布切れがいっぱいぶらさがってる感じのゾンビ仕様の一品を発見。
さっき見つけたかぶりもんとの相性ばっちり。
これは、買い。ベルトがわりの麻縄までついていて、雰囲気満点。
例年通りパーティが開かれるかどうかもまだわからない状態にも関わらず既に「死神さんセット」をまんまと購入してしまったワタシである。
で、週のはじめになってようやく正式な招待状メールが届き。まぁパーティーをやらないっていう選択肢はないよなとニンマリしつつ、そういえば死神さんのトレードマーク、「大鎌」が欲しいよなぁと近くの量販店、WAL MART に出掛けたのが木曜日。
ところが目当ての「大鎌」は既に売り切れたのか見当たらず。結局『The Lord of the Rings』にでも出てきそうな、ちょっと凝ったデザインの斧で我慢することにする。お髭もじゃもじゃのドワーフ族が持ってそうなやつ。
やっぱ最近ではお化けとか魔物とか、いわゆる正統派(?)の仮装ってする人少ないのかも。まぁ、なんだかつぶしのききそうな小道具ではあります。中世の騎士とかが持ってても違和感のない感じ。古代ローマの戦士でも、「あり」でしょう。
さておき。そんな感じで小道具を調達してレジに向かうワタシの目に飛び込んできたのが今度はこれ。
商品名: skullkit
前述の通り、かぶりもんは調達済みなのでメイクセットなんて必要ないにも関わらず。何故か誘惑に負けちゃったんだよね。ポイポイっとカートに入れちゃう。
...しかも失敗した場合を考えて2セットも!
実際の変身っぷりについてはまたあとで。
(つづきは こちら から読めます)
追記
ガーゼゾンビ衣装の画像は残っていなかったのだけどGoogle検索でヒットしたのでご参考までに。...まさに、コレ。めちゃくちゃ懐かしくて笑う。