弱みを強みに変えるヒント：考え方を少し変えるだけで世界が変わる
突然ですが、「あなたの強みと弱みは何ですか？」と聞かれたら、どんな答えが浮かびますか？
強みや弱み、どちらもいくつも挙げられるかもしれませんね。
今日はその中でも「弱み」について考えてみましょう。
弱みとは本当に「弱点」なのか？
誰にでも弱みはあるものです。でも、その弱みがもし自分の目標ややりたいことを妨げているなら、なんとかしたいと思いますよね。そこで、私は弱みを次の3つの種類に分類してみました。
努力すれば克服できる弱み
克服に相当な努力が必要な弱み
努力をしても克服できない弱み
この分類を元に、それぞれ異なるアプローチで「強み」に変えていく方法をお伝えします。
1. 努力すれば克服できる弱み
例として、私自身の弱み「朝が弱い」「書類の整理が苦手」「自信がない」を挙げます。これらは、願望に近い弱みともいえます。「こうなれたらもっと良くなる」という目標に置き換えることで、改善に向かう第一歩を踏み出せます。
たとえば、こんな風に考えてみます：
朝が弱い → 「朝起きられないからもう少し早く寝るようにしよう。そのために、仕事を効率よく終わらせよう。」
書類の整理が苦手 → 「整理が苦手だからあまり書類を作らないようにしよう。そのためにデータ化を進めよう。」
自信がない → 「自信がないから話し方を工夫してみよう。そのために話し方の本を買ってみよう。」
こう考えると、弱みがただの課題ではなく、新たな生活目標に変わるのがわかります。
2. 克服に相当な努力が必要な弱み
次に、「人に合わせるのが苦手」「短気」「好き嫌いが激しい」といった弱み。これらは性格に由来することが多く、無理に変えようとするのは大変です。そこで、一度立ち止まってプラスの面を見つけてみます。
人に合わせるのが苦手 → 自分の考えをしっかり持っている → 周りに流されない。
短気 → 決断が早い → 迅速な意思決定が求められる仕事に向いている。
好き嫌いが激しい → 相手をよく観察している → 人を見る目がある。
弱みを無理に変えようとするのではなく、特徴として活かす方法を考えることで自信につながります。
3. 努力をしても克服できない弱み
最後に、「事務仕事が苦手」「計算が弱い」「ファッションセンスがない」といったもの。
こうした弱みは生まれつきの特性や能力に起因する場合が多く、克服が難しいかもしれません。
ただし、こんな風に考えることもできます：
「自分に足りないものを補う代わりに、自分の得意分野をさらに伸ばす」
たとえば：
事務仕事が苦手 → 専門の人やアプリに任せる。
確定申告が苦手 → 専門家に依頼する。
ファッションセンスがない → スタイリストにアドバイスをもらう。
できないことに時間を割くより、自分が得意なことに集中するほうが効率的です。特に最近の日本では「得意分野で活躍する」という考え方が徐々に浸透しているように感じます。これをJOB型というのでしょうか。
最後に：弱みを強みに変える練習
この考え方は、実際に外国人の面接練習の中でも取り入れているものです。考え方を少し変えるだけで、弱みが強みや個性として捉えられるようになります。
面接練習で、ありがちなのは「弱みをどう克服するか」です。でも克服できな悩みもありますので、それをしっかり区別して、「弱みをどう活かすか」を考えてみてください。きっと、新しい可能性が見えてくるはずです。