娘、退学になりました。
娘(14歳、中3)は退学になりました。
と言っても、日本の中学のこと。
日本では中学3年生(アメリカでは高校生)。
一応通っていた私学に籍を残していた。何らかの理由で帰国しないといけないとなったときに受験勉強もしてないのにいきなり帰国、高校受験は辛い。
当時通っていた学校に相談し、授業料のうち、いくらかを在籍料として払い籍だけ残しておいた。しかしもう中3の時期も終わるし、何らかの理由で今帰ることもなかろうとこの3月でその取り扱いも一旦終わる。
学校からは1年後とかの帰国でも在籍料の支払いがあれば、高校1年生からなら復学できますよと言う連絡も頂いたが、その理屈だと高校3年生になってから帰国でも高校1年生から始めないといけない。
「それはないわ」と思って、と言うか元々そんな選択肢も考えてなかったし、万が一の保険料的な意味で、この中3の期間だけはと思っていたのであっさりそれは棄却した。
つまり、手続き上はこの3月で退学。
退路がなくなったので、今後はアメリカで踏ん張ってもらうしかない。
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子供が中高生の時のタイミングで海外ってどうなんだろうって思う人もいるかもしれない。
私は少し思ったよ。
とりわけ、日本で私立一貫校とか受験して入ったあとだったりすると、せっかく入ったのにと言う気持ちもある。
それでも海外で一緒に住む事を選んだのは、私が
「海外で異文化を経験することは得難い経験になるはず」と言う思いがあったから。
1年以上が経過した今。
その思いは間違いなかったなと改めて思う。
日本では勉強、勉強で家と学校の往復だったけど、こちらでは授業の他に、課外活動もしないといけないから、水泳チームに入り、学校ではカラーガード(旗を振るダンス競技)に入り、さらにはボランティア活動として、こちらにいる小学生の女の子に漢字の個別オンライン指導までしている。
教えている小学生女子からは「優しいお姉さん」と慕われているようで、できれば弟にも同じくらい優しくなってくれと思うけど、まあ、色々と精力的に頑張っているのではないかと。
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それともう一つ驚いたこと。
「意外と中高生になってからアメリカ転勤で来る人多い」ってことです。
この多感な時期に来る人は「過去にもどこか海外にいましたっ」て人ばかりかなと思ったりもしたけど、意外と今まで日本どっぷりです、初めての海外生活ですみたいな中高生がいるってこと。
だからと言うわけではないけど、意外と大丈夫なもんだなと来てみて初めて思う。もちろん、中高生の場合、「自然に英語覚えます」なんてことはないので多かれ少なかれ苦労はする。
それぞれがちょっと大変な思いをしながら頑張ってる。
それもいい経験よねと見ているが、できれば英語と体験を体に染み込ませるためには4年くらいいて欲しいと思う。
そして娘は大学は日本でと言う気持ち満々だが、いっそのことアメリカの大学に進学した方が彼女の場合、いい経験ができるのではないかと言う思いがいっぱい。
さてはてどうなることやら。
割と楽観的な私にしては、娘がアメリカで馴染むか心配していたけど、
今の私が、アメリカ来る前に娘のことを心配していた私に言いたいのは、「意外と何とかなるっ」てことです。
落ちるかどうかわからない穴を心配するより、落ちてから心配しろってことかな。