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[My Career] 海外帯同者のアイデンティティクライシス

海外生活をする中で、多くの帯同者が直面する「アイデンティティクライシス」私自身も、キャリアの中断や環境の変化によって、自分は何者なのか?自分の価値はどこにあるのか?と悩んだ経験があります💭

特に、仕事をしていたのに急にできなくなると、自分の存在意義が揺らぐ感覚になります。これまで仕事を通じて沢山の人と関わっていたところから、家で家事をするだけの日々になってしまうと、社会とつながっている実感が薄れ、自分が自分ではなく「ただの〇〇の妻(夫)」になってしまったように感じて、とても哀しかったです。

そんなときに、「何か新しいことを始めた方がいい」と頭では分かっていても、心がついていかず、焦りや無力感を感じることがあります。このような頃は、有り余る時間でニューヨークの街をひとりで歩いても、自分の足で立っていない感覚になることもありました。自分が自分らしい人生を生きることができていない感覚だったのだと、今となっては思います。

でも、そんなときこそ、自分の価値を見つめ直すタイミングなのかもしれません。これまで仕事が中心だったからこそ、それ以外の自分の可能性に気づくチャンスでもあります。


ハーバード大学の幸福研究から学ぶ「つながり」の大切さ

そんなアイデンティティクライシスを乗り越えるヒントになるのが、ハーバード大学の75年以上にわたる幸福研究(グラント研究)の結果です。この研究によると、人が幸せを感じる最大の要因は 「良好な人間関係」 であり、お金や成功よりも 「信頼できるコミュニティの中で、お互いに頼り頼られること」 が幸福度を大きく左右するそうです。

つまり、キャリアが一時的に止まったとしても、 人とのつながりを大切にすることで、幸福感を高めることができるのです。

例えば、
• 友人と定期的に会って話をする、オンラインで日本の友人と話す
• コミュニティに参加してみる(ESLクラス、趣味のグループなど)
• 仕事以外の場で自分を必要としてくれる環境を見つける(ボランティア活動など)

こうしたことが、アイデンティティクライシスを和らげ、前向きな気持ちにつながるのかもしれません。


まとめ

海外帯同者にとって、アイデンティティクライシスは避けられないものかもしれません。でも、それを「自分を見つめ直す機会」として捉え、 「人とのつながりを大切にすること」 で乗り越えられるのではないでしょうか🪽

私自身も、就労ビザの更新待ちで仕事ができない今だからこそ、友人との時間を大切にしたり、ジムで身体を動かしたり、ブログを書いたり、新しいことにチャレンジすることで、「今の自分にできること」に目を向けるようにしています🌱

もし同じように悩んでいる方がいたら、焦らずに、自分が幸せを感じられる「つながり」を大事にしてみてください。きっと、新しい気づきがあるはずです🌷🫧

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