日本からフィリピンに大量の荷物を最安で送れるサービス、Balikbayan Box(バリックバヤン ボックス)(※2015年5月)
※この記事は、2015年5月に投稿したブログの再投稿です。
フィリピンに移住して1ヶ月を迎えようとしていた先週の土曜日、楽しみに待ち続けていた“ある物”が私の住むマカティのコンドミニアムに届きました。
Balikbayan Box(バリックバヤン ボックス)。
「フィリピン国外に居住する、フィリピン国籍者またはその家族」という意味を持つ「バリックバヤン」。
バリックバヤンボックスとは即ち、もともとは日本に出稼ぎに来たフィリピン人が、自国に残した家族や友人に物品を仕送りするためのサービスであり、現在ではもう少し広く、日本からフィリピンに荷物を運ぶときに利用されているサービスとなります。※商業目的除く。
バリックバヤンボックスのサービスを一言で表すと「大量の荷物を安く運べる。でも遅い」。
最大で、73 ✕ 55 ✕ 63cmという巨大なダンボールに50kgまで荷物を詰めて、ほぼ1万円以下で日本からフィリピンへ荷物が送れます。
EMS(国際スピード郵便)が2kgで3,000円だったことを考えると激安。
ただし、到着までメトロマニラ(マニラ中心)であれば通常2-3週間、ルソン島北部やその他の島だと4-6週間ほどかかるようです。
※50kgは日本の提携先である佐川急便の重量制限です。それ以上の重さを希望する場合一度相談してみましょう。
フィリピン各地への宅配スケジュール。TransTech社ホームページより引用
移住にあたり、すぐに必要な物(最低限の衣類や生活必需品など)と、あると便利だけどすぐに必要ではない物(日本の調味料や衣類の一部、ゴルフグッズなど)を仕分けし、後者に関してこのバリックバヤンボックスを利用することにしました。
以下、バリックバヤンボックス利用の手順です。とても簡単です。
■利用申し込み(専用ボックスの宅配依頼)
まずはバリックバヤンボックスのサービスを運営するTrans Tech社のホームページの申し込みフォームから、専用ボックスの宅配を依頼します。その際に、宅配してもらうダンボールの大きさを指定する必要があるので、事前に荷物の想定をしておきましょう。
バリックバヤンボックス料金表。TransTech社ホームページより引用 (※料金は2015年5月現在)
■パッキング、リスト記入
申し込みから数日で専用のダンボールとパッキングリスト、支払い伝票が届きます。
さすが50kgの荷物に耐えるだけあり、2重で頑丈そうなダンボールが届きました。
同封されている説明書を読みながら、パッキングリストを細かく埋めながらパッキング。
このリストを元に税関を通すので正確な記入が必要です。また、破損・紛失等の際もこのリストの料金を元に補償金額が決まる可能性もあるのでなるべく正確に記入しましょう。
今回送った調味料の一部
■ダンボールの集荷
パッキングとリストの記入が完了したら再度TransTech社へ連絡し、集荷の日時を決定。
(当日は、佐川さんが事前に荷物の大きさを確認しに来て、その後実際に集荷となりました)
■料金支払い
ダンボールと一緒に届けられた支払い伝票で支払いをします。
コンビニや郵便局での支払い、口座振込みでの支払いが可能。
■受け取り
あとはフィリピンの住所で受け取るだけ。Door to Doorのサービスであることも嬉しいところです。
コンドミニアムのレセプションで「でかいダンボール送ったか?」と聞かれ「送った」と答えた所、部屋まで運んできてくれました。
これで無事受け取り完了。荷物の状態も問題ありませんでした。
(楽しみにしていた分「あれ?これだけしか送らなかったか?」という喪失感にも襲われましたが笑)
が必要な日焼け止め、化粧品など
さて、肝心の受け取りまでの日数ですが、冒頭でも書いたとおりちょうど1ヶ月掛かりました。
通常の配達期間である2-3週間を超えていますが、実は最初から「ここの所マニラのトラック規制の影響で2週間ほど遅れが出ている」という話を聞いていたので、予定通りでの到着でした。トラック規制で港から荷物が運べないんでしょうか。
どうやら、その週に日本で集荷された荷物が、翌週の火曜日に横浜の港を出港。
翌火曜日にマニラの港に届き、そこからメトロ・マニラの場合は2-3日で自宅までやってくる、というスケジュールのようです。
なるほど、だから2-3週間(週末に出すと2週間、週明けに出すと3週間)なんですね。
こんな状態でやって来ました
荷物を待っている1ヶ月は長かった!途中何度もカレンダーを確認しながら「まだかな~」と思ったものです。改めて50kgもの荷物を11,000円でフィリピンに送れるというのは魅力的なサービスです。
これはリピート間違いなし(さすがにもう50kgは送らない)。
※この記事は、2015年5月に投稿したブログの再投稿です。
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