芋出し画像

Verliebt in Namibia🇳🇊ナミビア家族旅行⑚アフリカの掗瀌

今日ぱトヌシャの北東にあるキングネハレゲヌトから、この囜立公園のサファリ芳光の䞭心地オカりク゚ペ キャンプたで向かう。
寄り道しなければ玄210kmの距離。でも私達は昚日、最短で行けば玄65kmの道のりをぐるぐる呚りに呚っお6時間かけお移動した。
パヌク内の最高時速は60km。蚈画的に呚らないず今日の目的地に着けそうにない。

おはよう、゚トヌシャ


早々に朝食を枈たせ、8時過ぎには車に乗り蟌み、いざ出陣
今日はどんな動物が芋られるのかな家族䞀同ワクワクしながらゲヌトをくぐり、しばらく走るず道路脇にゟりが珟れた䞀頭だけなのでオスだろう。
こちらを譊戒する様子もなく悠々ずしおいる。昚日頭ほどの倧矀に遭遇した時の緊匵感ずは違い、私達もリラックスしおその様子を眺めた。

幞先のいいスタヌトワクワクが増しおいく。

途䞭、広倧なパヌク内に぀あるキャンプの䞀぀に寄っお、残りの日数分の入園料を支払う。その間、息子達はその蟺をすばしっこく、忙しなく走り回るマングヌスを远いかけ回しお楜しんでいた。

朝の気持ちいい空気の䞭、陜気に歌を歌いながら車は進む。今日の目的はラむオン昚晩、ガむドマップにラむオンがよく目撃されるスポットを曞き蟌んでおいた。準備は䞇端

芋れるかな芋れるかな♪ワクワクが溢れる車内に突然䞍穏な空気が流れた。

「お腹いたい 」

さっきたで元気だった次男が静かになっおいる 
倧䞈倫倧䞈倫䞊着を着お、手でお腹を枩めおいたらマシになるよず蚀っお軜く流しおいたけれど、突然、窓の倖に頭を出しお嘔吐した。

えっダバむ 

今日のロッゞたでは最䜎でも3時間はかかる。そもそもここたで来おサファリはお預けで盎行するのは勿䜓ない。

すたん、次男よ耐えおくれ
䞀同、可哀想だずは思い぀぀、サファリの目的を遂行する。

それにしおも腹痛の原因は䜕だろう
昚晩食べたむモムシかいやいや、他の人はピンピンしおいる 
じゃあ昚倕プヌルに入っお䜓が冷えたからかも。長男は倧䞈倫だけど 

いや、プヌルの氎を飲んでしたったんじゃない
昚日撮った写真をよく芋おみるず、プヌルの壁にはうっすら藻が付いおいる。
勿論、塩玠剀なんかは入っおいなかった。あのプヌルには動物が氎を飲みに来るこずもあったかもしれない 

いずれにしおも、連日の長距離移動ず、朝晩ず日䞭の寒暖の差で疲れが出たのは間違いない。

ぐったりする次男を暪目に、サファリの誘惑に負けた残りの家族はちょっず遠慮し぀぀も氎堎を呚り動物を探す。
ハむ゚ナやワむルドキャットなど、ちょっず珍しい動物を発芋した時には鈍く反応しお、その姿を䞀瞥するず元の腹痛モヌドに戻る次男。

䌑憩所で車から降りおゆっくりし、トむレにも行けば少しはマシになるかず期埅したけれど、トむレが汚すぎお甚も足せない。これはかなりキツむ 
それでも䜕ずか励たしながら再び車に乗り、先に進む。


しばらく進むず、この囜立公園の名前ずなった゚トヌシャ塩湖が芋枡せるビュヌポむントにやっおきた。
゚トヌシャずはナミビア最倧郚族・オバンボ族の蚀葉で「広倧な癜い土地」を意味し、その倧きさはスむスの玄半分にもなる。
人口衛星からもくっきりその姿を確認出来るほど倧きい。降氎量がものすごく倚い時に䞀郚が氎に芆われる以倖は干䞊がっおいる。

この景色が芋枡す限り続いおいる

境目には䞈の短い草が所々に生えおいるものの、干䞊がった塩湖には䜕もない。
それでも近くにサむがいた。こんな身を隠す堎所も䜕もない所で䞀䜓䜕をしおいるんだろう
照り付ける倪陜に、癜い倧地が目に痛い。

もう早くロッゞに行っお䌑みたいず蚀う次男に急かされ、足早にその堎を去った。この時点で今日の工皋の半分ちょっずたで来たずいうずころ。
目的地たでただただ芋所はある。次男よ、䜕ずか頑匵っお


囜立公園内で簡単ずいう事もあるけれど読図にも慣れおきお、私のナビも倧分スムヌズになっおきた。
動物に泚意しながらタラタラずルヌト䞊を走っおいるず、前方の小高い草原に車が4、5台止たっおいるのが目に入った。倧物がいるに違いない

急いで車を走らせ、先着の車に䞊んで停車する。運よく堎所が確保できた
さお䜕がいるのか、双県鏡を構えお家族で必死に探しおみるものの、動物らしきものは芋圓たらない。
窓越しに隣の車の人に聞いおみる。

「どの動物がいるの」
「ラむオンだよ」

やっぱりやったヌ
家族で順番に双県鏡を回しながら、もう䞀床しっかり前方を芋぀める。

  どこ

隣の人にもう䞀床どの蟺りにいるのか聞いおみる。
あの蟺りにいるんだけど、寝そべっおるから僕たちも殆ど芋えないんだよ ず教えおくれる。
必死に必死に蚀われた先を芋おみるず、確かに茶色っぜい頭が芋える

埌郚座垭の長男は窓から頭を出しお、その姿を必死に探す。
するず、埌方の車から「車内に戻りなさい」ず泚意の声が飛んだ。

プロガむドの乗った車からだった。このパヌク内は決たった堎所以倖は䞋車犁止。動物ずはかなり距離があるし、窓から胞蟺りたで出すくらいならいいだろうず私達は考えおいたけれど、結構厳しかった。

でも、この泚意は正しい。
䞋車犁止ずいう蚀葉を逆手にずっお、動物を芋るために車の屋根に登る人たちがいる。至近距離でもお構いなし。
そんな人たちは痛い目に遭えばいいず思うけれど、それではパヌクも困るし、セルフドラむブサファリ自䜓が犁止になっおしたう。

この゚トヌシャだけでなく、今回のナミビア旅行党䜓を通しお、芳光客のマナヌが想像以䞊にいい事に私達は驚いた。
この7、8月のシヌズンは芳光客の倧半はペヌロッパから。しかも肌感芚ではその半分以䞊がドむツ人。もちろん党員がそうずは蚀えないけれど、芏則を守る囜民性のドむツ人が倧半を占めおいるから、党䜓ずしおマナヌがよく、気持ち良く過ごせたんだず私は勝手に玍埗した。

さあ、朝には今日はラむオンが芋たいず匵り切っおいた次男。
埌郚座垭でぐったりし぀぀も、やっぱりラむオンには興味がある様子。
双県鏡でサラッずラむオンを芋るず、それで満足したのか、それどころではないのか、もう早くロッゞに行きたいず機嫌悪く䞻匵しおくる。

絶奜のチャンスで結構いい堎所を確保できおいるのにもったいない 
でもお腹が痛くなり出しおから、もう䜕時間も経っおるし、そりゃしんどいよね 私ならもっずブヌブヌ文句を蚀いたくっおいるず思う。

埌ろ髪を匕かれながら、その堎を埌にした。たぁ、明日たたこの蟺りに来れば芋られるかもしれない。


昌をずっくに過ぎお気枩も䞊がり、次男はもう限界にきおいる。ラむオンも䞀応芋れたこずなので、今日の目的地オカりク゚ペに向かう事にした。

オカりク゚ペぱトヌシャ最倧のキャンプだけあっお賑わっおいた。
ずは蚀っおも、芳光ハむシヌズンであっおも混雑なしの広々ずしたナミビアで、玄䞀週間ぶりに倚めの人を芋たなぁず蚀う皋床で、ごった返しおいる蚳ではない。

キャンプの䞭には怍民地時代にドむツが建おた塔があった。
ここだけではなく、今回旅したナミビアの所々にこうした塔や芁塞が建っおいる。
その殆どは䜕もない、倧袈裟ではなく本圓に䜕もない所に建っおいお、䞖玀の今ですらこんな僻地に建おるのは倧倉だろうに、100幎以䞊も昔にどうやっお建おたんだろう ず毎回考えながら、圓時のペヌロッパ列匷の怍民地獲埗ぞの熱量ず囜力の凄たじさを感じずにはいられなかった。

さお、早くチェックむンしお次男にゆっくりトむレに行かせおやらねば

しかしレセプションの扉を開けるず長蛇の列  軜く人くらいは䞊んでいる。
えっ、この人数をアフリカンペヌスで察応しおたら優に䞀時間はかかるんじゃない
焊り぀぀、しっかり芋おみるず列を成しおいるのはパヌクの入園料支払いの方で、チェックむンの方は空いおいる。効率よく二぀のカりンタヌで察応するずいう考えは皆無のようだ。
列に䞊ぶ人たちは䞀様に䞍満気な顔をしながら、でも諊めの境地に入っおいるのがありありず芋お取れた。
ここはアフリカ。郷に入っおは郷に埓えずは正にこの事。

パヌク内にある斜蚭は党お囜営で、よく蚀えばゆっくり、おおらか。
反察にパヌクのゲヌト倖に䞊ぶロッゞは私営で、倀段に合わせおサヌビスの質も栌段に違う。かず蚀っお囜営斜蚭の質がすごく悪いかず蚀えばそんな事もなく、たぁアフリカだから ず流せる皋床で、䞊に枅朔だし、スタッフも個人差はかなりあるけれど殆どはフレンドリヌだし、十分に満足できる。

チェックむンの手続きをしおいるず、ペヌロッパ系らしき女性が「ラむオンの目撃情報は入っおいたせんか」ずハツラツず飛ぶような声で入っおきた。
この堎の空気ずは正反察だ。埅たされおむラ぀いおいるのか誰も反応しない䞭、倫が圌女に話しかけに行った。

手続きを枈たせお私も加わりに行くず、なんず日本語で話しおいる
ちょっず蚳が分からずにいるず、その女性が「私は東京に7幎䜏んでいたした」ず流暢な日本語で説明し出した。
゚クアドルから来たず蚀う圌女は息子達を芋お、もしかしたらず久しぶりに日本語を話しおみたくなったらしい。

息子達にどのくらい日本語が出来るのか聞きながら「私の息子はもちろん゚クアドル人なんだけど、日本語ができたお陰で䞖界銀行で働いおいるの。あなた達も日本語を頑匵りなさいよ」ず激励しおいる。
おぉ、頌んでもいないのにめちゃくちゃ有難いお蚀葉もっず蚀っおくれず内心倧喜びの私。
私の日本語での問いかけにも、ほがスむスドむツ語で返す息子達。こうやっお赀の他人が突然、日本語の倧切さを語っおくれお嬉しかった。
息子達も䜕かを感じるきっかけになっおくれたらいいけれど 

思いがけない出䌚いに感謝し、圌女には詳しくラむオンの目撃堎所を䌝え、お互いにこの埌の旅が良いものずなるように祈願しお別れた。


さぁ、早く郚屋ぞ向かおう
レセプションでは鍵を枡されただけで、䜕凊にあるか䜕も蚀われおいない。自力で探せずいう事らしい。
ここオカりク゚ペの売りは氎堎が隣接しおいお、やっお来る野生動物を24時間、間近に芋る事ができる。氎堎の手前にシャレヌがゆったりず䞊ぶ゚リアがあり、通路を挟んで埌ろにはキャンプ゚リアが広がっおいる。

呚りには同じ様に鍵を持っお蟺りをキョロキョロしながら郚屋を探しおいる人達がいる。
氎堎に぀られお前の方のシャレヌをのぞき蟌む私に、「もっず氎堎から離れた埌ろの方を探した方がいいんじゃない」ず蚀う倫。
うぅん、そうだよねず思いながら振り返った目の前に私達の郚屋番号が曞いたシャレヌがあった。

なんず最前列、棟ある内のど真ん䞭

興奮しながら郚屋に入っお階に䞊がる。そう、最前列のシャレヌは階建おになっおいお、ベランダから氎堎を芋䞋ろす事ができる。なんお莅沢


郚屋からの景色

倕食たでの束の間、掗濯物をランドリヌサヌビスに出したり、寒くなる前にシャワヌを济びたり、ベランダに出お動物を眺めたり 
お腹を䞋すずいうアフリカの掗瀌を受けた次男以倖は思い思いに時間を過ごし、平和な時間が流れおいった。


毎日が新鮮でワクワクした日々。
この時はただ、埌に蚪れるピンチなんお぀ゆ知らず、楜しい毎日が埅っおいるず信じお疑わなかった 


倧奜きなナミビアを思いながら曞いおいたす。スキ♡やフォロヌをしおもらえるず、ずおも励みになりたすありがずうございたす

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか