iDeCo活用で老後に少しの安心を!
前回のnote【備えあれば憂いなし!?働くとお金を考えよう】では、働く上でのやりがいとお金の関係について書きました。
さて今回は、みなさん、なんとなく気になっていて、言葉だけは知っている『iDeCo』についてです。
実は少し前から、『iDeCo』について教えてください、と言われることが増えました。
やっぱり将来のお金について気になっているんですよね。
【で、何??】
iDeCoとは
① 『個人型確定拠出年金』と言われる商品で、掛け金を自分で運用しながら積み立て、原則60歳以降に受け取る仕組みです。
② 掛け金は月5,000円から1,000単位で選ぶことができます。
③ 運用できる商品は『投資信託』や『定期預金』などです
以下、簡単ですが、図にまとめてみました。
【みつはし的経験に基づく、良いと思うポイント】
ここで私が良いと思っているポイントをひとつ。それは
『原則60歳』以降に受け取れることで、積立への強制力が発動される
ということです。
【お金はあるけど、ないんです】
かれこれ10数年前になりますが、私は銀行員をしていました。
みなさんがイメージする、いわゆる窓口の人です。
当時、ネットバンキングも普及していましたが、まだやっていない方も大勢いました。
勤務していた店舗は法人のお客様が多かったのですが、お昼休みには個人のお客様もご来店くださいました。
そんな日々の中、ふとある現象に気づいたんです。
同じお客様が、定期預金や積立預金を下ろしに来る。
しかも一定の間隔を置いて・・・。
どういうことかと思い、それとなく聞いていきました。
すると、みなさん口を揃えて同じことを言うのです。
『お金を貯めなくちゃ、と思って貯金するんだけど、欲しいものが出てきて結局おろしちゃうんです。』
そう、皆さんの心の中に天使👼と悪魔👿がいて、定期的にせめぎ合っていたんです。
天使👼
『将来のためにも、お金貯めた方がいいよね~。今、少し余裕あるし、
貯金に回そう♪』
しばくすると(人によってその周期はまちまちです)
悪魔👿
『最近貯金ばっかりで買い物してないじゃん!前から気になってた、
あれ、欲しいんだよね。少しは貯まったし、買っちゃおうっと♪』
そしてご来店、せっかく貯めたものをおろしていかれます。
そういう方は往々にして、気軽に下ろせるネットバンキングはしていません。たとえ、ネットバンキングをお勧めしても、
お客様『だってあんなに気軽に下ろせたら、貯まらないじゃないですかぁ』
みつはし『???・・・。』
そして結局、窓口に来てしまうんです。結果的に同じことですよね。
そういう方には投資信託などもお勧めしたのですが、
気軽におろせないのが嫌だし、投資は怖いというんです。
心の中の意味不明な【投資は怖いブロック】を外すのは、簡単ではありません。なにせ、耳をふさぎます。
私は営業職ではないので、ノルマもありませんでした。
それを前提に、あくまでもそういうやり方もあるよ、というお話しだけするのです。
その当時から、私は必要のない人に、金融商品を勧めることはしていませんでしたし、その辺りはみなさん信用してくださいました。
なので、一旦は聞いてくださいます。
でも、聞き流します。
『そうですよね~、考えなきゃいけませんよね~。』と言いながら、
『でも、できません』と言うんです。
いま思い返すと、現実に直面しなければならない怖さ、自分の欲求の赴くままにできなくなるかもしれない、そんな恐怖から、できませんとおっしゃっていた方が多かったのかな、と思います。
そして心理学なども学んだ今なら、そんな深層心理も理解できますが、
当時の私には、みんな同じことを言うな~、意志が弱いのかな~、と思うくらいでした。
そして、このように貯めることができないお客様は、貯金をほぼ諦めます。
次の給料までに余ったお金を貯金に回せばいいや、と考えてしまうんです。
でも余らない。だって無計画に使っているから。
そして負のスパイラルにはまってしまう・・・。
【耳がいたい😨と思った、そんなあなたこそ!】
私のnoteのテーマと言っていいくらい、頻繁に書かざるを得ない言葉
『人生100年時代』。本当に避けて通れないテーマです。
今の心がけが、将来の自分を少しでも笑顔にします。
強制力を発動させて、少しづつでもいいから貯めていきませんか?
ちりも積もれば小さい山くらいにはなりますよ。
【過去への感謝をできる自分になってほしい】
このコロナで皆さんの人生観は大きな変化を遂げています。
パラダイムシフトが起きているのです。
今を真剣に生きるからこそ、未来に繋がっていく。
未来が少しでも明るいものになっていくと思います。
日々ご相談にのっていても、今を生きていることに感謝を述べる方が増えました。真剣に人生を考えると、感謝の気持ちがより強くなるんだと感慨深いです。
未来の自分が過去の自分に感謝する。
そんなやり取りがあっても良いと思います。
未来の自分へのプレゼントとして、『iDeCo』を初めてみるのはどうでしょうか?