AIのべりすとで遊んでみた

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本日は、一昨年から現在にかけてニコニコの例のアレを賑やかし続けているAIのべりすとで遊んでみました。

KT0006年、ネオ豊臣の総帥、小早川秀秋は江戸連邦政府に宣戦布告を行った。ネオ豊臣は宣戦の後直ちに足軽6000人野軍を動かし、豊洲へのコロニー落としを画策した。対する江戸連邦政府の足軽は8000、艦隊は6隻である。これはネオ豊臣にとって圧倒的に不利な戦いであった。しかし、結果は違った。ネオ豊臣はコロニーを江戸連邦軍の艦隊のど真ん中へ落としたのだ。その数は200機。そして、落下したコロニーから放たれた砲撃により、コロニーは大破し、中からは400機のモビルスーツが現れた。「うわぁあああああ!!!」
悲鳴を上げながら、ネオ豊臣軍の足軽が吹き飛ぶ。
「怯むな!迎え撃て!」
隊長らしき男が叫ぶと、ネオ豊臣軍は体勢を整え始めた。
「何だあいつら……!?」
「連邦の新型か?」
「いや、あれは……」
ネオ豊臣軍が混乱していると、1体のモビルスーツが前に出た。それは赤い装甲を持つ機体で、背中には巨大な剣を背負っていた。
「貴様らは誰だ?何故我を攻撃する?」
赤い機体のコクピットにいるパイロットがネオ豊臣軍に問う。
「我々はネオ豊臣軍!!この地球を支配する者なり!!!」
「そうか……。では死ね」
赤い機体は背負っていた大剣を抜き、ネオ豊臣軍に斬りかかった。
「ぐあぁっ!」
斬られたネオ豊臣兵の体は真っ二つになった。
「ひぃいいいっ!」
恐怖を感じたネオ豊臣兵は一目散に逃げようとした。だが、
「逃さんぞ」
赤い機体はビームライフルを取り出し、逃げるネオ豊臣兵を撃ち抜いた。
「ぎゃあっ!」
撃ち抜かれたネオ豊臣兵が倒れると、赤い機体は次の標的に向かっていった。
一方、ネオ豊臣艦隊も負けてはいない。
「敵の新型に続けぇえー!!!」
ネオ豊臣艦隊が赤い機体に続いて突撃すると、味方が次々と死んでいく。
「くそぉおおお!!!」
ネオ豊臣軍の足軽達は必死に抵抗するが、敵わない。
戦況を見た小早川秀秋は撤退を命じた。「退け!退くんだ!!」
ネオ豊臣軍は退却していった。こうして、ネオ豊臣によるコロニー落とし作戦は失敗に終わった。
――――――
ネオ豊臣は本拠地である。大阪城に帰った。大阪城には小早川秀秋の腹心である真田幸村がネオ豊臣に反旗を翻していた。
「秀吉公の世継ぎは健在だったのですね。」
ネオ豊臣を本来継ぐべき豊臣秀頼は関ケ原戦役で戦死していたことになっていた。しかし、それは小早川秀秋の嘘だったのである。「当然です。私は父上の後継者として恥じぬよう努めています。」
「ならば何故私達を殺しにかかるのです?」
「お前達が私達の邪魔をするからだ。」
「邪魔などしておりません。貴方が勝手なことをしているだけです。」
「黙れといっている。」
話を終えると真田幸村は控えさせていた足軽2000で小早川秀秋の軍に戦闘を仕掛けた。
しかし、ネオ豊臣の兵の前には歯が立たず全滅した。
「おのれ……」
真田幸村は悔しさを募らせるばかりだった。
―――
ネオ豊臣総帥、小早川秀秋の居城である大坂城は今危機に直面している。
「うぅ……」
大坂城の地下牢に閉じ込められているのはネオ豊臣の姫、茶々である。
「助けてください……誰か……」
彼女はネオ豊臣を統べるはずの女だったが、今は囚われの身となっている。
そこに忍び寄る影があった。その正体は真田幸村の部下であった。
「ん……?なんだあれは」
茶々は真田幸村のコロニーレーザーで焼かれた。「あぁああああ!!!」
大坂の町は火の海に包まれた。
「うわぁああああああ!!」
ネオ豊臣の足軽達は逃げ惑った。
――
ネオ豊臣の本部である大坂城の天守閣にはネオ豊臣の幹部が集まっていた。
「なんということだ……」
「ネオ豊臣の威信に関わる事態だぞ」
幹部たちは動揺を隠せない。
「皆のもの、落ち着くのだ」
声を上げたのはネオ豊臣の総帥、小早川秀秋だ。
「まずは情報収集だ。町の様子を探るのだ」
秀秋の指示通り、ネオ豊臣の偵察部隊が町に放たれた。
――
ネオ豊臣の偵察部隊は大坂城から少し離れたところに江戸連邦政府の大隊が来ているのを発見した。江戸連邦政府は大阪城の混乱を察知し攻め込もうとしていた。ネオ豊臣の偵察部隊の隊長が報告する。「江戸連邦の大隊を発見しました。」
「よし、これより攻撃を開始する!」
――
ネオ豊臣の偵察部隊と江戸の大隊との戦闘が始まった。
ネオ豊臣の偵察部隊にネオ豊臣の足軽8000人が加わったことで、戦力差は2倍になっていた。しかし、江戸連邦政府がオランダから取り寄せたカノン砲が放たれると天守閣の幹部たちが集う司令室に直撃した。「な、何事だ!?」
「大変です!ネオ豊臣の基地が壊滅しました!」
「馬鹿な、こんなことが……」
「どうしますか?ネオ豊臣はこの有り様ですよ?」
「くっ、撤退だ!!退却せよー!!!」
ネオ豊臣は小早川秀秋も含めた幹部たち全員が死亡したことで崩壊した。
ネオ豊臣崩壊より10年後、ネオ豊臣残党である真田幸村とネオ豊臣の生き残りである茶々の子供、豊臣秀頼がネオ豊臣再建のため動き出していた。ネオ豊臣復興を掲げる彼らはネオ豊臣の亡霊と呼ばれていた。
ネオ豊臣が壊滅した日、新しい戦争を呼ぶ火種は静かに燻っていた。

AIのべりすと

 関ヶ原の戦いとグリプス戦役以後の話を織り交ぜたような設定にしましたが見事にAIのべりすとは書き上げてくださいました。しかし、AIを誘導するのは結構難解でした。というのもAIは死んだはずの人間をなんの説明もなしに蘇らせます。そのため、登場人物が亡くなったら速やかにその登場人物の話題を切り捨てる必要がありました。これも含めて面白かったです。

AIのべりすとといえば、一昨年辺りからニコニコ動画で「AI拓也」なる1ジャンルを気づいたことで有名です。これは例のアレの新たな流行とも終焉の始まりとも言われていました。私はもうMADは生まれない例のアレも終焉可と思いましたが、昨年より毎日例のアレMADを投稿してくださる方がいたため例のアレというジャンルは復興したと思います。この危機を乗り越えたからこそ、私も「AI拓也」というジャンルに向き合ってみようという思いになれました。全てのニコニコクリエイターの方に感謝を申し上げたいです。


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