ア・バオア・クー攻略戦
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さて、今週はYou Tubeのガンダムチャンネルで機動戦士ガンダム42話が配信されましたね。最終回手前ということで一年戦争も最後のア・バオア・クー攻略戦、シャアとアムロの因縁にもひとまず決着がつけられようとしています。
この最終局面でよく言われるのがキシリア・ザビがギレン・ザビを殺害したためにジオンが負けたというものです。確かに地球連邦軍の1/3をソーラレイで殲滅しましたので、ア・バオア・クー攻略戦は厳しいものと見られていました。しかし、作戦指揮中の指揮を取っていたギレンをキシリアが父の仇といって殺害、指揮系統が5分間凍結したために、形勢が逆転しジオンが負けたといった具合です。
タラレバになりますが、改めて見るとギレン暗殺がなかったとしてもア・バオア・クー攻略戦は成功していたと思います。理由としては、ア・バオア・クーの守備はドロス艦隊だよりだったたことと、ジオンのモビルスーツ部隊は人員不足で学徒動員を行っていたために素人ばかりだったことです。
そのため、ドロス艦隊が堕ちた時点で地球連邦軍の勝利は確実だと思います。しかし、キシリアがギレンを殺害したことで戦争の集結が早まったのは確かだと思います。指揮系統の乱れによる防御力の低下は連邦側のホワイトベース隊でも実感できるほどでしたからね。
しかし、ギレンが殺害されるシーンは見ものです。突然の出来事に呆然とする兵士たちと、この間に落とされるドロス艦隊、砲撃のためか天井にヒビが入る指揮室。この間に形勢が逆転したのを描写するのに最低限で最大の効率だと思います。こう考えるとキシリアの行いがジオン軍の敗北を呼び込んだとも思えますね。しかし、ジオン軍は遅かれ早かれ負けているでしょう。