霊障も強いやつがいい

みなさん、こんにちはたちかわです。

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 みなさんは洒落にならない怖い話ではどのような話が好きですか?私は最近、同じ霊障にとりつかれる夢を何回か見ていて、そういえば昔洒落怖を読んでいたなと思い出しました。
 洒落怖の霊障もやはり強いほうが面白いですね。例えば、「昔、田舎で起こった出来事」では廃墟に行った語り手の近親から、友人、関係のない地域の住民まで取り殺しましたから、その規模の大きさが好きです。自己責任系の流れも組んだ話ですが、釣り宣言されてるので読んでも大丈夫だと思います。
 しかし、「一つの村が消えた話をする」は村一つ消えてるだけ合って規模も犠牲者も多いですが、作中で語り手が女の子と花札してはっちゃけたりと意味の分からない着色が多いのが気になります。その点では惜しい作品と言えます。
 強くて規模の大きな洒落怖を作る場合日本の歴史、または地方の伝承を絡めた作品作りがいいと思いますね。「リョウメンスクナ」は日本書紀の怪物と日本の災害の歴史を取り入れていて良かったです。
 「海からやってくるモノ」はもろに海難法師ですね。これも強くていいいと思います。
 触れた者、近づいた者、禁忌を起こした者、その者だけでなく近くにいた人、親しい人、全てを取り殺さんとする霊障には少年漫画の敵役のような清々しさを感じます。ホラーも強くてすごいヤツが出るといいという話でした。

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