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CL愛知2023 ベスト16 恐怖のクレッフィナンスLO
こんにちは、こんばんは。
noteではご無沙汰のkumeです。
CL横浜準優勝後は色んな方にもお声掛け頂き、ある程度認知頂く立場になりつつあるのを実感しています。
その後CL京都ではDAY2進出で優先権を獲得出来ました。
今回、CL愛知でエクストラレギュレーションのオープンリーグに出場し、ベスト16で終わってしまったものの、確実に爪痕は残せたと思っているクレッフィソーナンスLOについてまとめさせていただきます。
YouTubeにも解説UPしています
【ポケカ/エクストラ】CL愛知ベスト16 クレッフィナンスLO解説動画
■現状の環境について
ぶっちゃけ以下の3強だと考えていました。
・レジドラゴダストダス
・ドラゴンルギアVSTAR
・黒馬バドレックスVMAX
あとはいるとすれば以下を想定していました。
・パルキアVSTAR
・LO系統(stall、mill等)
時系列的な振り返りをしていきます。
パラダイムトリガーが発売されてから、レジドラゴVSTARとダストダスを組み合わせたデッキがPTCGOでの大会等で結果を残して、大流行と同時に、メタの対象として着目され始めました。
そこから、黒馬バドレックスは以下の採用率が増していきました
・シンオウ神殿
・かがやくムゲンダイナ
・ザオボー
・オーロット&ヨノワールGX
その代わり採用率や枚数が減少したのが以下になります。
・サイレントラボ
・アローラベトベトン
・冒険家の発見、バトルVIPパス等
レジドラゴVSTARは先攻を取って優位に進めるデッキのため、黒馬バドレックスも先攻を取るようにプレイも構築も変化していきました。
かがやくムゲンダイナは、先攻でのアドバンテージが特に強いカードです。
それに伴い、冒険家の発見が不要気味になりました。
また、お家芸でもあるNとナイトウォッチャーorペイルムーンGXについても、レジドラゴVSTAR相手だと、サイレントラボよりもシンオウ神殿の方が詰め性能が高いため、サイレントラボの枚数を減らしてでも採用される傾向が強くなりました。
アローラベトベトンも同様の理由で、環境的にあまり強く刺さりにくくなったというところが言えると思います。
そしてその1,2週間後くらいに活躍してきたのが、パルキアVSTARです。
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キリンリキを搭載して、レジドラゴVSTARに対しても安易に勝たせない意思を感じられます。
実際、レジドラゴVSTARはトラッシュにいるドラゴンタイプのポケモン達(通称:技マシン)をロストおくりされると、結構困ります。
ただ、練度の高い人は要所で必要な技マシンをトラッシュに適宜送るようなプレイングを行うのもあり、1回のロストおくりだけであれば特に問題ないことも事実ではあります。
CL愛知の約2週間前の段階で以下のnoteが出ました。
ルギアVSTARにダブルドラゴンエネルギーと各種ドラゴンタイプのポケモンを組み合わせた型です。
こちらは今回の優勝デッキ含めて大多数を占めたデッキなのである程度割愛しますが、
ガブリアスV、ガブリアス&ギラティナGX、アーゴヨン&アクジキングGXの技を使って、各種環境にいるデッキに対してのプランニングへの回答を持っている、非常に強力なデッキとなります。
■CL愛知前の調整
私はエクストラバトルの日でもずっとレジドラゴダストダスを愛用していました。
自主大会でも優勝したり、その強さは本物でTier1であることにも疑いなかったです。
また、ミラー戦においては一種の答えを見出していたので、そちらについては動画でまとめてUPしました。
こちらに関しては、有識者からするとかなりの本質情報だったらしく、なぜCL前に流したのかともよく言われました。
実際のところ、深い理由はあまり特別にないです。
YouTubeを始めたものの、ネタ探しに困った時に、たまにはレジドラゴばっか使ってるからこうやったらめっちゃ勝てるよみたいな感じで紹介したら結構反響良かったので、その後に「あれ、これやっちまったかな」と思ったのが正直なところになります()
事実、CL愛知前日の段階でも、結局レジドラゴじゃね?って気持ちにはなっていて、ドラゴンルギアVSTARも候補ではあったのですが、相手の前ナンスに対してうまくサイレントラボを展開出来る自信もなかったり、サイド落ち等怖いのもあって、絶望的な状況でした。
なのであの動画を出したことで世の中のレジドラゴダストダスの練度があがってしまい、自分の首を絞める結果になりそうだと割と思っていました。
また、本当は1,2週間かけて、全部を見れるようなLOデッキを作ろうと、stallやヤミラミLOもどきのようなものも開発しようとしましたが、
結局あいつのせいで全部壊されました。
あいつって何かわかりますか?
そうです、みんな大好き
マリィちゃんです。
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stallは基本的にダイゴの決断やトロピカルビーチ等、番終了効果がおまけにつく代わりに強力なドローやサーチ効果のトレーナーを駆使することで、試合をコントロールしていきます。
それらの返しにマリィを打つだけでまあまあ崩壊します。
信じられないかもしれませんがマジでまあまあ崩壊します。
レジドラゴに関しては、マリィ&ディストーションで結構やられます。
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一度は復旧してもサーチャーでまたマリィ使われがちなので、相手を苦しめて勝つはずのstall側が結構苦しみます。
また、黒馬バドレックスに対しては、アローラベトベトン等を縛って勝ったり、チルタリス(パラソル付き)を立てることで詰ませたりしますが、結局これもマリィとオーロット&ヨノワールGXのナイトウォッチャーによるババ抜きで苦しみます。
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てことは、stall作っても満足に全環境見るのって無理じゃねーって結論になりました。
CL愛知前日にしてぶっちゃけ以下を悟りました。
レジドラゴ、ルギア祭りで、事故らずちゃんと相手よりうまく回して戦えた方が勝つCLになりそう。
あとはここに黒馬バドレックスが漁夫の利をしてくるのか、喰われるのか。そんなCLだろうなと想定しました。
そんな時、ヤケクソでパーツを集めた紙束が今回のデッキの原点になりました。
この時前日の夜10時です。
■クレッフィナンスLO爆誕
はっきり言ってかなり陰湿なデッキが誕生しました。
練習してた同室の人達もキモいキモいと褒め言葉を投げてくれました。
簡単に言うとクレッフィとソーナンスで相手の動きを止めつつ、ひたすらエネ破壊をします。
相手が止まったら山破壊をします。
終わりです。
ポケモンカードは誕生してから基本的なルールがほぼ変わってないです。
そのうちの1つに1ターンに1枚エネルギーをポケモンにつけられるというルールがあります。
2枚以上つけられたとしたら、特性の効果か技の効果、溶接工等のトレーナーの効果のどれかになります。
なので、特性を止めてエネを割るということは当たり前に考えると、強い技を一切使えなくなるということを意味します。
レジドラゴVSTARやルギアVSTARもエネルギーは最低2枚は必要です。
トレーナーの効果を使えば1ターンに2枚以上エネを破壊することも可能なので、ゲーム破壊は思いの外出来てしまうのも事実なのです。
至ってシンプルなアイディアですが、今まであまりこのような形が無かったのは恐らく以下理由だと思っています。
・ソーナンススタートするのが運に左右される
・ソーナンス単にすると種切れ負けする
・黒馬バドレックスに勝てない
上2つはなんか急に登場した意味不明なポケモンで解消されました。
そうです。
クレッフィです。
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クソ鍵と言われるはゲームの中だけかと思っていましたがカードでもそのポジションを担ってくれるそうです。
また、黒馬バドレックスに勝てないは致命的でした。
ソーナンスもクレッフィも共通してるのは超タイプの進化ポケモンの特性は止められません。
なのでエネ加速もほいほいされますし、基本エネ主体なのでまあ妨害が追いつかないですよね。
さらにはナイトウォッチャーババ抜きもあるので無理ゲーです。
ただ、割り切ってしまうと黒馬バドレックス以外のマッチングでいけたらもはや良くないか?と思えてきたのでレシピも割り切りました。
実際、当日の予選で勝てたのは
ドラゴンルギアVSTAR×2
レジドラゴダストダス×3
ドガスクロバット×1
アマージョ×1
負けたのはトナメ含めてドラゴンルギアVSTAR×2です。
敗因の1つはやばいサイド落ち、もう1つは初手が微妙かつ、お相手の引きが強かったのが正直なところです。
先程あげたようなマッチングを踏まなかったのは幸運でした。
個人的にはもっとレジドラゴと当たると想定していたのでそこは予想外でした。
なので、今回の構築はこんな感じの内容となっています。
・黒馬バドレックスVMAXには勝てません
・一般的なLOにも勝てません
・ウルガモスVにも勝てません
そんなこんなですが、クレイジーなデッキ気になる方は以下よりご参考下さい。
ちなみにトロピカルビーチは2枚採用しましたが、無くても代用できるのでそちらについても中で触れておきます。
■デッキレシピ解説
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https://www.pokemon-card.com/deck/confirm.html/deckID/RpMpEM-dq356w-yyyXyp
キモいですね。
非常にキモいし私なら当たりたくないです。
このデッキの特徴は必ずソーナンスかクレッフィでスタート出来るところです。
相手の初動を制限出来ます。
ルギア相手であればナンス前の方がいいのはありますが、初動においてはデデンネGXやカプ・テテフGXの特性に依存しがちなので、クレッフィ前でも十分に力を発揮してくれます。
アッセンブルスターでアーケオスを展開されるのはある意味仕方ないのでそこからどうするかはプランニングで語ります。
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