高専から修士まで行って就職した
ねぎまぐろです。
今年の3月、無事に修士を卒業して就職しました。
そうこうしているうちにもう年末ですね。色々ありましたが全体的には良い年だったかなぁと思います。
特にいっぱい振り返りを書こうというわけではないんですが、数年前はだいぶ進路に悩んだなあというのを思い出したので少しだけ書きます。
当時は気分が悪くなるほど悩んで決めたことだったので、結果的にどうなったのかというのを当時の自分に手短に伝えるつもりで書いておこうと思います。
自分、高専から大学に進学するのはさほど悩まなかったんですよね。
まあ進学先くらいは悩みましたけど、大学に行くということについてはなんとなく妥当な気がしていたので特に悩みませんでした。
高専って卒業しても学位がもらえるわけじゃなくて、準学士とかいう謎の称号はもらえるんですけど、学歴としては短大卒扱いになってしまうのでね。
なので就職のことを考えると+2年大学に行くのは全くやぶさかではなかったです。
ところが、うちの高専の先生はこんなことを言っていたんですよね。
「大学に行くなら修士まで行ったほうが良いよ」
なるほど。このときは修士のことはよく分かっていませんでしたが、短大卒→学士→修士の順で年収は上がっていくのでそうなのかとは思いました。
それから未来大に編入学して1年経ったころ、次の進路を決める必要が出てきました。選択肢としては2つで、就職するか修士に進学するかなわけですが、修士に推薦で申し込んだ後急に心配になってしまいました。
その内容としては、概ね以下のようなものです
学部卒の人にプログラミングや働くということ全般のスキルで置いていかれそうで怖い
高専卒で働き始めた人に比べると4年も遅れを取ることになる
修士を卒業できるのか心配
もし就職に失敗したら年齢的にやり直せる猶予があるのか
等々です。まあ今となっては推薦申し込んだ後に悩むなとも思うのですが、当時としてはかなり深刻に思えていたので仕方ないですね。
個人的には、院進学したい理由は高専の先生からのアドバイスがあったからということと、学生で居られる時間が増える(自分の好きな技術を突き詰められる)ということくらいしか動機がなかったのが不安の大きな原因の1つだったかなと思っています。対して、エンジニアは経験がとても重要という価値観を持っていたのでそこも心配でした。特に学業について前向きな理由がないのに院進するよりも、就職して経験を積んだほうが良いのでは?とかなり頭を悩ませていた記憶があります。
余談ですが、大学に編入してからというものオンライン授業やインターン応募、プロジェクト学習※、そして落単ギリギリの応用数学IIにゴリゴリと精神を削られていたので結構しんどかったです(落とすと入学早々留年が確定だったので)。
※念の為補足すると、プロジェクト学習はたしかに締切やPOなど結構大変だった記憶がありますが、編入後から今まで続いている人間関係を作ってくれたのでとても感謝していますし良い経験だったなと思っています。
まあどうにかこうにか院進したわけですが、結果的には良かったなと思っています。以下が主な理由です。
思惑通り学生の時間を伸ばせて楽しかった
周りの友達も院進したので交流の時間を増やせてよかった
それなりに頑張ったらちゃんと卒業できた
エンジニアと言っても一口ではないので、そもそも同期と仕事ぶりやスキルを比較しようということにはあんまりならない
修士だとインターンや面接に通りやすい(気がする)
逆に就職後は学歴とか気にされない。周りの年齢もよくわからん
就職は成功したので大丈夫だった
結果論ですがまあ、やってみれば何とかなるというところだったのかなと思います。悩んでた時期は院進についていろいろネットで調べていましたが、理系は修士厳しいという噂もあって無限に怯えていました。ただ、結果的に未来大においてはそんなに心配しなくても大丈夫でした。指導教員含めて周りの先生も良い人が大半だったので。
なので、大丈夫だったよということだけは今年のうちに書いておこうかなと思いました。
院進して研究をしたいという気持ちが強くあるわけでなくても、院進学してよかったなぁと思うことはたくさんありました。なので、もし悩んでいる人が居たら一例として参考にしてみてください。
まだ書き足したり編集するかもしれないですが、一旦はここまでにしておこうと思います。
それではみなさん、よいお年を。