こんぴら様の狛犬様
狛犬様がやってきた!
雑草が生い茂り、ここが神社であることすら分からない状態だった2008年から再起を遂げ13年の時を経て、2021年7月25日狛犬が寄贈されました。
今回の記事は、出仕巫女のひとりであります風間目線で記載させていただいております^^
それは本当に不思議なご縁と絶妙なタイミングで成立した出来事で。
「何か必要なモノある?」
「狛犬が居たらいいな!」
知り合って間もない友人のお連れ様をお宮にご案内した際、意図せずただただ純粋に出た会話でした。
「多分出来るよ!」
そのお連れ様はなんと石材のお仕事をされていて、たまたま行き先のない狛犬が一対居たそうで、それから僅か3ヶ月後、本当に狛犬様を寄贈してくれました。
全てシナリオ通り
「次の日曜空いてる?」
日頃喫茶店を営業している私は、日曜に体が空くことはほぼありません。
それどころか指定された日は学生たちが夏休みに入る最初の連休。
例年だったら人手不足な時ですが、この日に限ってはバイトに入れる人が多く、私は助っ人で居るくらいのポジション。
しかも、雑草が生い茂っていた状態だったところを、友達数人が早朝に草刈りしてくれていて綺麗サッパリ。
極めつけは、土が減っていて凹凸が酷く車を乗り入れると車体のお腹を擦ってしまう程だった境内とハイキングコースとの段差を市役所に相談していたところ、埋め立て作業をしてくれたばかり。
それはまるで金刀比羅様が「狛犬がくる」と分かってての采配の様でした^^/
見えないネットワークが組まれたかのように、めくるめく忙しさに流れながらも短い時間のなかご縁のあった方たちにお知らせすることが出来まして。
皆さんに見守られながら、無事武州青梅金刀比羅神社に狛犬一対が設置されました。
昔の金刀比羅宮には羽団扇を掲げた狛犬さんが居たそうですが、復興した時その狛犬さんは居なくなっていたそうです。
狛犬様のご紹介
皆の念願だった狛犬様をご紹介します!
足元で鞠を転がし、階段から上がってきて鳥居をくぐる参拝者を見定めます。
続きまして、相方さん
青梅の町並みを見渡しながら、足元で子供を守っています。
どちらの狛犬様もそれぞれのご自身の役割を担っているお姿が凜々しく、しかし、どことなく可愛らしい金刀比羅様の新しい家族です。
念願だった狛犬様の設置を関係者で見守り、宮司をお願いしております住吉神社神主様にもおいでいただき、御祈祷くださいました。
今後ずっと残っていくであろうお宮のシンボル狛犬様の設置の歴史的瞬間に立ち会えたことは、本当に有り難い出来事でした。
寄贈いただいた方をはじめ、関係者の方々に厚く御礼申し上げます。
仲間入りしてから約2年。
狛犬様、これからもどうぞヨロシクね!