相手を変えようとする愚かさ
思想の違いから対立している人たちがいます。私もその討議に入り、意見を求められます。どちらも自分は正しいことをしていると思っています。だからなかなか相手の言葉が耳から入らない。
「前回、あちらの意見を受け、ここまで譲ったのに・・・・」「今まで何度も意見を言ったのに、なかなか変わらない。まだまだ足りない。」そんな思いを口にしたり、態度に出したりと状況は平行線のままです。
その討議に加わりながら、私はふと思うのです。
「他人と過去は変わらない。変えられるのは自分か未来」
そして、「自分が変わらないのに相手を変えるために使うエネルギーがもったいないな。」
ある人から教わったのですが、相手は自分を映す鏡であり、何かを気付かせるためにわざとデビル(障害)となってくれていると。
討議をする2つのグループを見ていて、発言の内容は違うが同じ傾向があることに気づきました。
そして、いつしか自分たちの意見を通すことが目的になり、意地をはっているように思えます。そして、この討論をどう治めるのか? これが私に与えられたハードルであり、逃げずに対応することで私が変わる。いや、対応しながら私が変わっていける。
そう思いながら対応するとストレスも少しだけ軽減できます。