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NISAと日本のお金の行方

皆さん、
おはこんばんにちは!
kumazoです!

先日、
日経新聞の記事より
『物価上昇でも現預金志向』
『NISA恒久化表明、「資産倍増」の柱に』

という2つの記事が掲載されていたので、
解説したします。


記事の概要は、

2022年6月末時点での家計の金融資産は2007兆円だった。
そのうちの54.9%が現金・預金を占めており、
米国・ユーロ圏より高い数値となっている。
そんな中、岸田首相がニューヨーク証券取引所で講演をし、
「NISAの恒久化が必要」と表明。
年末までには制度設計が決まる見通しである。

とのこと。

失われた30年を取り返すべく
岸田首相は「資産所得倍増プラン」と銘打って
制度改正に取り組んでいる。

先の記事で述べた通り、
家計の金融資産は2007兆円もあり、
その約半分が現金・預金となっている。
約1000兆円の金融資産を、
欧州(34%)の現金・預金まで割合を減らすとしたら、
約400兆円は株や投資信託に流れることになる。

2022年までの一般NISAと積み立てNISAの累計総額は、
20兆円程度(日本証券業協会より)であるので、
400兆となれば現在の20倍にもなる。

この莫大な資産がどの市場に流入するのか?
という疑問が出てくる。

日本人としては日本に投資をしたいと考えつつも、
多分そうはならない。

NISAで購入できる投資信託の中で、
一般的に安定感高く間違いなくお勧めに挙がるのは、
オールカントリーかもしくは、全米、米国S&Pである。

オールカントリーは加重平均型が一般的なので、
米国株に約56%の割合で投資される。

結果として、
日本の現金はNISAによって、
アメリカに投資される
ということになる。

アメリカ市場は、
GAFAMに代表される世界トップの企業があり、
この企業の成長とともに、
世界の資金を集めてきた。

今後もその流れが続くかどうかはわからないが、
当分はその流れが続くであろうと考える人が多いと思う。

当分は、
日本のNISAの資金はアメリカの株を買うということになりそうである。

そうなると、
米国株を買うためにドル買いになる。
これも円安ドル高に動く要因となる。

日本がNISAの解約が始まる20年後ぐらいまでは、
NISAによる影響で円安に動く可能性がある。

よって、以前に投稿した円安の記事も併せて、
NISAによる影響も相まって長期目線でみても円安方向に動くと考えられる。

以前の投稿↓

少し話はそれたが、
アメリカの企業に頑張ってもらい、
アメリカからの恩恵を受けて生きていくのか、
それとも日本の企業にもう一度頑張ってもらいたいとの”願い”から
日本に投資するのか。

多分前者になるのだろうな~と考えつつ、
今後もNISAの制度改正の内容を注視していきたい。

引き続き
家計に役立つ情報を投稿していきますので、
参考程度に読んでいただければ幸いです。

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