【三半規管が鬼】バターマーマレード3ヶ月連続フライングレビュー「二人だけのムード」編
こんにちは!
アキレスと亀のともきです!
なんと!ジョイミュー東北組のバタママことバターマーマレードが3ヶ月連続リリースを敢行すると!すごない?すごない!?
そしてそんな大事な3曲をフライングでレビューしちゃおうぜ!という最高の企画がこの3ヶ月連続フライングレビューなのだ!まんまじゃんとか言わないの!
こんな機会をいただき光栄でございます。バタママの皆さんありがとう!
とはいえあたしゃ怖いのよ。だってあの人たち絶対僕より日本語上手じゃん。語彙が広辞苑とコロコロコミックくらい違うのよ。
どうにかこの楽曲たちがより楽しみになるような記事に仕上げていきますのでどうぞお付き合いください。
ということで今回は3ヶ月連続リリース記念すべき一曲目!
「二人だけのムード」
について独断と偏見でフライングレビューしていきます!がんばれコロコロ!!
どんな曲なのよ
Baの蜂谷くんが作詞作曲を担当した「二人だけのムード」
トレーラー版を聞いてくれた方ならなんとなく察しているかもしれませんが、ミディアムテンポが心地よい脱力感ある一曲になっています!
僕は一足お先にフルで聞かせていただいてるのですがもうね、自分が映画の主人公になったかのような気分です。自分の部屋でこの記事を書いているのですが、今着てるユニクロのスウェットとか寝ぐせのまんまの髪とかもなんかあえてそうしているような気がしてきました。そうに違いない!!
イントロからドリーミーなエレピと緩めのカッティングが心地よい。
シティポップとかのおしゃれな雰囲気は残しつつ、どこか昭和歌謡とかそういうレトロさも香っています。バランス感。
そしてなんといってもこの曲のトピックはキーボードTiffaさんもボーカルを取っていることでしょ!バタママ初かな?カバー動画とかでは見てたけども!
あの脱力感あるボーカルは癖になる!曲にもすごくあってる。安達さんの甘くて艶のあるボーカルとコントラストが効いててナイスです。
なんてさっきから脱力とか緩いとかばっかり言ってるからダルっとした曲なのかとお思いのそこのアナタ!そんなことないんスよ!?
確かに曲全体としては緩くて穏やかな空気が流れているけど、全体のグルーブはちゃんとあって締めるとこはきっちりしまってる。これはさすがのリズム隊です。
この曲の感想を喋るとき、「へぇ・・・全体は緩めなのにグルーブがしっかりしてるんだね・・・いいじゃん。」みたいなこと言うとたぶん通ぶれます。おすすめです。(ちなみにベースの蜂谷くんはアキレスと亀ってバンドでもサポートしてるらしいよ!?!?)
この緩さとタイトさのバランスが最高なので、穏やかな曲調なのに耳にぐいぐい入ってきます。バランスが天才。三半規管の鬼。
ちりばめられる歌詞からも音像からも、夏の海辺。しかも白っぽいフィルターのかかった映画のワンシーンのような街並みがイメージできます。
ちょっとけだるげで、でも美しい風景。僕は夏も海も嫌いなんだけどこの曲は海辺で聞きたい。
歌詞をつまみ食いしてみよう
さぁここからは歌詞を見てみましょう。広辞苑VSコロコロコミック世紀の対決です。
トレーラーにもなっているサビの歌詞
君と出会えたシーズンは四季にないや
好きな季節の問いに詰まる
光に包まれた 二人だけのムード
とわに伸びてゆく畦道 青く塗った鳥居
もうね。文学なんよ。言葉一つ一つが美しい。
一行目から「君と出会えたシーズンは四季にないや」ですよ。シビレるぅ!
すごく気になるフレーズ。いろんな受け取り方ができるけど
・出会ったのが昔のこと過ぎていつだか覚えていない(幼馴染パターン)
・出会ったことの衝撃で他を忘れてしまった(脳内が春になったパターン)
・春とか夏とかは関係ねぇ。俺にとってあの瞬間は「君と出会えた瞬間」それ以外のことなんて全く意味がないのさ(イタリア人)
うーん・・・ほかにもいろいろいけそうだけど、そもそもここまでの歌詞をみても男女っていう描写も実はなくて、ツインボーカルに引っ張られている説もあるな・・・同性の幼馴染とかって考えても味わい深い。いとをかし。
だから好きな季節を聞かれてもすぐには答えられない。君と出会えた季節をこたえたいのに。ん~愛だね。
そして青く塗った鳥居。これも気になる。
人によって解釈はいろいろだと思うけれど、僕は海とか池とかそういう青い水面に映りこんだ鳥居が浮かんだね。畦道とかも合わさって。子供のころの原風景ってカンジ。
あせたジーンズに白いTシャツ
起き抜けの髪が風に揺れる
光に包まれた 二人だけのムード
”波の数だけ抱きしめて”
それでも夏は終わる
さっきまでのサビは安達さんがメインボーカルだったのがここでTiffaさんにスイッチ。二人だけのムードっていうフレーズも相まってやっぱり恋人同士の話かもなぁと。
ほんでさ。この人たちはいつかやると思って警戒してたのよ。だからすぐ調べた。この”波の数だけ抱きしめて”ってやつ。これ映画のタイトルなのね。
僕は観たことがないのですが、あらすじを見てみると海辺の町の青春ストーリーって感じで観てみたくなる。
こういう引用ほんと上手よね。おしゃれ。やってみたい。
そして最後のそれでも夏は終わる
このタイトルで小説が書けそうである。唐突なそれでも。
”波の数だけ抱きしめて”がひと夏のお話であり、二人だけのムードが感じられたのもこの夏の話である。
そんなかけがえない青春の夏は終わってほしくないけど、でも終わってしまうのが青春がきれいな所以なわけで。
だから当事者の気持ちを置き去りにそれでも夏は終わる。
この一言があるから、全体的に穏やかでけだるげな曲調なのにひとさじの切なさが感じられるのですね・・・うつくし。
鳥肌と宿題
さて、そんなサビが終わって間奏が入る。でそのあとまた歌に戻るんですが、そこが個人的一番の鳥肌ポイント!
ボーカルが戻ってくるところで「ある仕掛け」が施されているんです。
これはもうね、聞いてもらえばわかる類のもの。
でもそれが映画感が増すし、波の数だけ抱きしめてもひろっているような気がしてほんとに作りこみがすごい・・・ってなるんですよ。
そしてね、リリースまで間もないですがその部分からちょいと宿題。
とりとめのない毎日を送ろう
溢れるほどの愛は
〇〇〇〇〇〇〇〇
この伏字に当てはまる言葉、考えてみてください。
さっき引用がすごく上手って言いましたが、ここもそれです。
大人気のとあるアーティストの楽曲名が当てはまります。
ヒントは「とりとめのない毎日を送ろう」という歌詞の雰囲気。
8文字の曲名。これも名曲です。
答え合わせはサブスク解禁の5/1に!!
優しくけだるくちょっぴり切ない。これからの季節にぴったりの楽曲になっていますのでリリースをお楽しみに!!
トレーラーまだ見てない方はぜひ↓から!
見て貰えました!?MVの撮影編集もメンバー4人でやってるって言うんだからもう脱帽です…MVも来週公開との事でリリースが待ちきれない!
めっちゃいい曲なので絶対チェック!!!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!バイバイ!!