【これは浪漫だわ】パレットパレッツ「浪漫ビスカリア」で1.3倍イマジナリールフィが叫びだすnote
こんにちは!
アキレスと亀のともきです!
今回はEnjoy Music vol.3に参加しているナイスなロックバンド
パレットパレッツ「浪漫ビスカリア」
について
私は確かにここに存在している
私は確かにここで生きて歩んできた
自分の意志で奮い立て
の3つのキーワードで勝手に深読みしていきます!レッツパレパレ!
私は確かにここに存在している
大阪を拠点に活動しているガールズロックバンドパレットパレッツ。
僕は男子顔負けみたいな枕詞は好きではないのですが、少なくとも女だから…みたいなことを本気で言ってる男たちの大半はパレパレを聞いたら裸足で逃げ出すくらい骨太なロックサウンドを聞かせてくれます。
そんな彼女たちに推し曲あります?と聞く機会がありまして、間髪入れずに返ってきたのが今回ご紹介の「浪漫ビスカリア」でした。そりゃあかっこいいに決まってらい!と聞いてみたら拳を握り締めすぎて右手がブラックホールになるかと思ったので、ここで共有して皆様の右手をブラックホールにしていこうと思う次第でございます。楽曲も歌詞もアツアツなのよ。優勝。
ちょいと歌詞を見ていきましょうよ!
あれが好き、これは嫌いのような
自分の意志がまるでなくなって
自分への批判も 称賛の声すらも
目の前壁にぶつかり床へ砕け散る
こんな歌いだしから始まるこの楽曲。割とどん底からのスタート。
自分の意志がなくなって周りの声も届かない。目の前の壁にぶつかるという言葉に若干はっはーんと思う私です。周りの声も届かなくなるような壁を作ったのはいったい誰なんだろうね?みたいな。
変えたてのネイル染めた髪すらも
好きだった曲もまるで雑音のようで
私はどこだ?自分はどこへ?
見る世界すべて真っ白無感情なままの今の自分に
続く歌詞も厳しい精神状態が続いています。
ネイル変えたらやっぱりテンション上がるものなんじゃないのかい女性諸君?僕は髪染めたらたぶんしばらくウキウキですよ。
ともかく自分自身すらわからなくなってしまうような、何を見ても感情が動かなくなってしまうようなそんな状態。
ちょっと話は変わりますが、ビスカリアってなんだかご存じでしょうか?僕は知りませんでしたが花の名前のようですね。
見た目は繊細だけどとても丈夫な植物なんだそうです。この楽曲のテーマとしてとってもぴったりだと思います。
でね、このビスカリアが咲くのは春なんだってさ。一面真っ白の厳しい冬を耐えて、そして美しい花を咲かせます。
歌詞にもそんな言葉があります。見る世界すべて真っ白。あとはどういうことかわかるね?そういうことさ。
感傷的になり 泣き狂い暴れ散らせば
鏡の自分と目が合い気づいた
血走り目 青あざ 震える手が語る
私は確かにここに存在している
さぁ。ロックバンドらしい雪解けの気配ですよ!
鏡でボロボロになった自分を目にして、確かにここに存在していることを再認識します。
自分のためにもがいた傷をみて、自分が自分をここに連れてきたことに気づくのですよ。もったいぶっても仕方ない!サビよサビ!!
このまま終わってたまるかと拳を掲げれば
微かに残った希望で 錆びつく鎖を打ち砕いて
自分の胸深く宿る この熱い思いが
導く先に間違いはないさ 傷だらけの足でも必ず奮い立てる
拳を掲げて自分を縛っていた鎖を打ち砕く。うーんいいねぇ…ロックバンドだねぇ…
錆びつく鎖という言葉からはずっと昔から縛られていたことと、その呪縛はもろくなっていたことがうかがえます。
そしてそれを打ち砕くエネルギーは胸に宿る熱い思いで、アクションは拳を掲げること。もうねこれは浪漫よ。僕は浪漫という言葉にめっぽう弱いのです。
そして熱い思いが導く先へ傷ついた足で歩いていく決意を固めます。激アツ展開だ。
私は確かにここで生きて歩んできた
続きの歌詞も見てみたいと思います。
ほんの少しだけ休ませて…
ほんの少しだけ解放して…
逃げるためじゃなく貫き通す為に
少しの間 忘れていたいだけ
決意をしたものの少し休みたくなってしまう。そりゃ無理もないです。体中ボロボロなんだから。
少しの間だけ忘れてしまいたくなる。またちょっとの弱音。でもこっからなのよ。
ぼーっと世界を眺めているけれど
頬を伝う涙に気づかされた
好きなもの 好きな人 大切なこと
私は確かに ここで生き歩んできた
忘れたくなってぼーっと世界を眺めているとハタと気づきます。
さっきまでなにも届かなかった言葉がや音楽が仲間が!あと美容師さんとかネイリストさんとかが!!いつも支えてくれていたことに!!!そうやってここまで歩いてきたんだ!!!
このあたりで僕の中のイマジナリールフィが「仲間がいるよ!!!!!!」と泣きだしました。
自分自身を取り戻してボロボロの体で立ちあがり、仲間や好きなものに支えられていたことを思い出したらもうあとはラスボス倒すだけなのよ。これはなんかもはや少年マンガ。浪漫。アニメ化はいつだろう。
自分の意志で奮い立て
さぁここまでくればあとは大団円のラストシーン!最後のサビの歌詞を見ていきたいと思います!
このまま終わってたまるかと拳を掲げれば
微かに残った希望で 錆びつく鎖をぶち破って
幾重の葛藤乗り越えた この熱い思いが
導く先に間違いはないさ 傷だらけの足でも必ず奮い立てる
自分の意志で奮い立て
状況が厳しいことには結局変わりない。希望は微かにしか残っていない。それでも鎖をぶち破りに行きます。
何度も葛藤して、それでも乗り越えてここまで進んできた自分と大事なものたち。それを導いてきた思い。総動員で進んでいく
自分の意志で奮い立てって言葉は歌詞のストーリーから飛び出して強烈なメッセージのように響きます。
進むのは確固たる自分の意志。自分の意志と熱い思いがあればたとえ希望が微かでも進んでいける。というか希望が微かでも進んでいけるのはそれが自分の意志だから。ともいえるかな?ほんと映画化はいつですか?
ということで紹介してきましたパレットパレッツ「浪漫ビスカリア」をお聞きください。拳握ってどうぞ。
拳掲げていこうぜ!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!バイバイ!