【言いがオシャ】EMNWG vol.2リリース記念!椎井音夢「あなたを待つ夏夜」で1.3倍『君の膵臓を食べたいとか読んでみようかな…』ってなるnote
こんにちは!
アキレスと亀のともきです!
今回はEMNWG vol.2 Chapter #3に収録されている
椎井音夢「あなたを待つ夏夜」
について
どんな曲なのよ?
目に映る景色が溢れないように
最初からわかってた
の3つのキーワードで勝手に深読みしていきます!今回は何井音夢!?!?
どんな曲なのよ?
アコギ弾き語りのイメージが強い椎井音夢さん。音源だとオケありのダイナミックなサウンドだったりもするのですが、今回はどちらとも一線を画す仕上がりに。
ブイブイ言ってるシンセベース。アコギの印象的なフレーズなどなど1つ1つの音の個性は強いのですが、音数としては最小限。独特の浮遊感というか軽さみたいなものを醸しています。
フックが効いていながらも落ち着いた音像のせいか、音夢さんの声もいつもより大人びて聞こえるような気がします。
この必要最小限の音だけどひとつひとつがめちゃめちゃ強い感じ。これはもうアベンジャーズと言っても過言ではない。キャプテンしーねむ。
ごちゃごちゃ着飾る必要はないわ。アタシはTシャツとジーンズだけで最高なのよ!みたいな潔さを感じる。実際決まってる。着飾らな井音夢。
目に映る景色が溢れないように
ということで歌詞の方にお話を移していきましょう!
最初からわかってた 運命みたいに
あなたと出会えた あの夏の始まり
こうなることが運命だと最初からわかってた。
夏の始まりに出会ったあなたと恋に落ちます。
この時点では誰一人として、あんな結末が待っているとは知る由もなかったのである…
2人で歩いた いつもの帰り道
あなたが横にいる それが幸せで
失くさないように その手を握りしめたことも
いつかは忘れちゃうのかな
震える胸 冷めていく手
本音と少しの優しい嘘が混ざる 愛を知ったんだ
ここまでではハッピーな歌とも取れるし、切ない歌とも取れそうです。
いつかは忘れちゃうのかなという言葉も不穏ではありますが、当たり前になっていってしまうみたいな意味と捉えれば幸せは幸せ。
だけどちょっと不安なのは震える胸と冷めていく手なんですよね。
恋の真っ只中だったとするならば胸は震えてもおてては冷めていかない気がするんですよ。
本音に少しの優しい嘘が混じるのは別れ話なのか?最後まで傷つけないように嘘をつく優しさに愛を感じているのでしょうか?
若干の謎は残っていますが次の歌詞を見てみましょう。
ずっとここであなたを待つよ 心繋ぐ夏夜
この目に映る景色が 溢れないように
どんな朝が来ても ちゃんと 掬い上げるよ
きっと あの夏抱き寄せながら
最初からわかってた
あなたを待つよ心繋ぐ夏夜っていう韻踏んじゃう感じオシャレ。
この目に映る景色が溢れないように。瞳に映り込んだ景色が溢れるのは涙を流す時ですよね。こんな表現もあるのか…と感心しちゃう。
なんにしろ出会った夏に縋って涙を流しそうになってしまっていることがわかりました。これはハッピーではない気がするな…
でも待つよと言っているわけだから一時的に離れてしまうだけ?留学とか?でもそんな感じでもないっていうのがこの先明らかになっていきます…
最初からわかってた
さて切なみが増していく歌詞を見ていきましょう
あなたと見ていた ハッピーエンドの
映画は今では 少し寂しくて
くだらない話で 笑い合ったこと全部
何度も忘れちゃうのかな
何度も忘れちゃうって言葉が印象的です。
何度も忘れちゃうということはつまり何度も思い出してしまうということでもあるのでしょう。言い換えがオシャレ。
こんなにも綺麗だったと
終わらない暑さの中で 知った
ねぇ今すぐ 会いたいな
終わらない暑さ。近年温暖化の影響で夏が長くなっている気がします。たまったもんじゃないですが多分そういう問題じゃないです。
あの夏をずっと引きずっているからこそ、その夏がずっと終わらないわけです。エンドレスエイト。
そしてねぇ今すぐ会いたいなですよ。なんかもう相手の方亡くなったんちゃうかって、優しい嘘をついたのはもうすぐ死んでしまうからなんじゃないかとさえ思ってしまうのは本屋さん併設のカフェで記事を書いているからでしょうか?
ずっとここであなたを待つよ 心繋ぐ夏夜
この目に映る景色が 透明なまま
どんな朝が来ても 絶対 変わらないから
今日も あの夏抱き寄せている
今度は目に映る景色が透明です。目に映っていないと考えるとどういうことか。景色が映り込まないのは辺りが暗い時。つまり夜ですよ。今もまだあの夏夜にいるんです。
そして先程のサビにも出てきたどんな朝が来てもという言葉、これはあの夏夜が明けるということ。このモヤモヤに結論が出た時。気持ちに整理をつける時かもしれません。そんな時が来ても想いは変わらない。
これからだって誤魔化すように 生きてはいけるけど
僕の世界にいなかったようには 生きてはいけそうにないよ
ここで衝撃の事実。主人公は男性(僕っ娘の可能性も微レ存)
誤魔化してまるで何もなかったように生きていくことはなんとかできる。でもあなたと出会ったことを完全に忘れて生きていくことは絶対にできない。それだけ大きな存在だったわけです。
ずっとここであなたを待つよ 心繋ぐ夏夜
この目に映る景色が 溢れないように
どんな朝が来ても ちゃんと 掬い上げるよ
きっと あの夏抱き寄せながら
最初からわかってた
最初からわかってた 当たり前のように
クライマックスの歌詞です。
曲の入りと終わりがともに最初からわかってたという言葉になていることに震えます。
最初っていつなの?そりゃあ出会ったあの夏でしょう。
じゃあ何がわかってたの?お別れになってしまうこと?それよりこんなに自分の中で大きな存在になることがわかっていた。の方がドラマチックな気がする。あくまで私の二次創作なのでドラマチックに一票!
このコンピ、どうしてこんなに切ない曲が集まっているのだろうか。これからの季節にぴったりかもしれないけど。失恋してないのに失恋ソングきいて切なくなるのが趣味の僕としては最高だけれど。
ということで椎井音夢「あなたを待つ夏夜」は下記のリンクから
https://nex-tone.link/A00091954
今回紹介していない楽曲も名曲ばかりです。ぜひ!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!バイバイ!