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【文学的マスロックの完成形】arne「hailsham」で1.3倍推しを大切にしたくなるnote
こんにちは!
アキレスと亀のともきです!
さて!いよいよコンピレーションアルバム
「Enjoy Music New Wave Generations vol.1」
の配信が開始されました!!祝!どんどんパフパフ!!
めでたいねぇ!
ということで今回からはともきnote伝説の大人気企画(!?)
1.3倍〇〇シリーズ復活です!!
要するに
各楽曲のテーマや歌詞や背景をともきが独断と偏見で好き勝手に解説しちゃうゾ★
というとんでもねぇ企画内容となっております。
もちろん正解ではない笑
でも少しでもEMNWGコンピを楽しんでもらえる内容にしていくのでついてきてね!!
というわけで今回は!コンピ1曲目を飾るウルトラマスロックバンド
arneの「hailsham」
について独断と偏見で勝手に深読みしていくでござるよ!!いざ行かん!!
サウンドの進化について
この音源を聴いて最初に思うこと
サウンドがドかっこいい!!
何このギター!エモ!語彙なくなるわ。と思いました。
流石の保本クオリティ。
マスロックならではな変拍子の緊張感漂うフレーズに、静かなのにこの後の嵐を予感させるクリーンなギター。脱力感がクセになるツインボーカル。とんでもねぇ上物をがっしりと支えるベース。そしてタイトで鮮やかなドラム。
タイトで鮮やかなドラム?
あれれぇ?おかしいぞ〜?(茶番の始まり)
arneってドラムが正規メンバーにいないんじゃなかったっけぇ〜?
そう!このサポートドラムさん!
クレジットを読んでお気づきの方もいることでしょう!
シナリオアートのクミコさんなんです!ぎょえぇ〜!!
実はアキ亀はarneのレックの翌日がレコーディング日だったのですが、その時に保本さんから「ちょっと聴いてみる?」と聞かせていただいたんです。ぶっ飛びました。ドラムの中川がずっとうわーうわーって言ってました。流石の実力。
でもそれに萎縮せず、むしろ伸び伸びとした音を出しているarne!かっこよくない?
個人的にはギターソロのファズサウンドがめちゃめちゃ気持ち良くて好きです。
イヤフォンで聞いた時、キタキタキタァ!!!と叫びました。ごめんなさい叫んだは嘘です。つぶやきました。かっけぇ。
いずれ未来を臨んでよ
さて、ここからはhailshamの歌詞について深読みしていこうと思うわけです。
文学的で宗教的。
難解な言葉が並びますが、僕が気になったフレーズは
いずれ未来を臨んでよ
ただ 僕はいないから
という部分
臨んでよ。望んでではなく臨んで。ふむ。ストーリーと共に考えていきます!
曲中にこんなフレーズが登場します。
絵画を売る 金額はなくてもよかった
十数え 全てを還した
主人公は売れない画家なのでしょうか…?
続いてサビの歌詞。ここにヒントが!
理を説く声は 聞き倦んだ
精一杯暴かれないように 呼吸をする
木漏れ日の中 いずれ未来を臨んでよ
ただ 僕はいないから
理を説く声ってどんな声?親の声?先生の声?
いや、神様の声だと思うんです。
早く神様の声を聞きたかった。聞き倦んだということは今まさに聞いているようにも取れます。
暴かれないように呼吸をする。神様に隠し事がばれないように?
それとも目の前にいる人に今まさに神様の近くに向かっていることを悟られないように?
神様の元へ行く=死だとするならばどちらとも取れる文章ですよね。
少し前に戻りますが
絵画を売る 金額はなくても良かった
というフレーズ
自分の死期を悟っているみたいじゃないですか?
つまり主人公は死期が差し迫った画家
ということになります。
サビに戻って問題のフレーズ
木漏れ日の中 いずれ未来を臨んでよ
ただ 僕はいないから
いずれ未来を臨んでよ。
君は生きねばならん。ってやつです。
僕がいなくなっても君は未来を見てくれ。と
「hailsham」は看取る人に遺す歌。という捉え方ができるのではないでしょうか?
考察したい歌詞はたくさんなのですがこのままでは特大長編になってしまうので最後に一つ。ラストの一文
もう 赦しは乞えない
私を離しはしないでよ
赦しは乞えない。赦しを乞えないほどの大罪を犯したのか?いや、そうじゃない気がします。
私は宗教関係詳しくないので解釈が違っていたら申し訳ないのですが、キリスト教で言う赦しは現世で乞うものではないでしょうか?
生きている間に罪を告白し、赦しを乞う。晴れて許されれば天国に登っていく。と言うようなイメージです。
それでは愛する人を残して先に逝ってしまう罪はどこで赦して貰えばいいのか…私にはわかりません。
ついに最期を迎え「私を離しはしないでよ」
肉体的に離さないことはおそらく難しいでしょう。
記憶と作品が遺るものです。それをずっと忘れないでと。ある種の呪いのようなフレーズでもあります。それも「罪」の一つかもしれませんが…
特に画家は死後に評価されることが多いイメージはあります。
後世に残って行くものはもちろん素晴らしい。
でもね、本人がその世界にいてくれたらって思うよね。
ミュージシャンなんてもっとだよ!
ただでさえコロナで活動休止や解散なんてニュースも多くなっている世の中ですから。
幸いなことにarneはちゃんと元気にこの世にいます(会ったことないけど多分実在します)推しは推せるうちに推して推して推しまくろう。
それが自分のためであり、推される側の最後の後悔を減らす手段でもあると思うんです。なんだこの締め。
何にも知らない感じで書いていましたが、カズオイシグロさんの「私を離さないで」がテーマとしてあるようですね。
偉そうに書いてるのちょっと恥ずかし笑
映画化もされているようですし、読んでから聞いたら震えるんだろうなぁ…ノーベル文学賞作家…
僕は恥ずかしながら未読なのです。今記事を書いているのはドトール。隣は本屋さん。
そう言うことです。
ともきが楽しみにしていたことは?
さて私が以前の記事でarneについて
開放感のさらなるパワーアップ
を楽しみにしている。なんて偉そうに書いていました。この辺がどうだったのか?
圧倒的パワーアップを遂げましたよね!
変拍子の緊張感が続く楽曲がサビにたどり着いた瞬間!四拍子のメロディがドバーッと雪崩のように押し寄せてくる!この気持ちよさ!
さらに追い討ちをかけるように轟音ギターソロ!
こんなの気持ちよくないはずがないよね!
ライブで見られるのが楽しみすぎる!拳掲げて楽しみましょう!
怒涛のジョイミュー活動の中でも自分たちの活動も止めず、新曲やMVを出し続けた彼らです。
フェスでのパフォーマンスはもちろんのこと、その後の活動にも目が離せないアーティストの1組ですよ!!
そんなarne「hailsham」も収録されているコンピレーションアルバム
Enjoy Music New Wave Generations vol.1
は現在大好評配信中!!絶対チェックしてくださいね!!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!バイバイ!!
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